バーコードバトラー
ばーこーどばとらー
概要
エポック社より発売された『コンビニウォーズ バーコードバトラー』に始まる電子ゲーム機シリーズ。公式略称は「バトラー」または「BB」。
コンピュータ操作の敵と戦うRPG風のストーリーモードと、2人対戦モードが搭載されている。
コンビニウォーズ バーコードバトラー
1991年に発売された。白いゲーム機本体と、ストーリーモード用のカードがセットになっている。
市販されている商品のバーコードの情報データを、HP(生命力)・ST(攻撃力)・DF(守備力)という戦闘データに読み変え、戦士キャラクターとして戦わせる事ができる。
行動コマンドは「攻撃」と「回復」の2種類のみ。回復自体は何度でも行えるが、回復量はランダムである。
また付属カードの他、「カードソフト」と銘打った拡張用カードセットも3種類別売りされた。
小学館の児童誌『コロコロコミック』では発売当初から紹介されていたが、特集記事が組まれるなど本格的に扱われるようになったのは翌1992年からで、同誌連載マンガのキャラクターのバーコードカード(『ドラえもん』『ドッジ弾平』『おぼっちゃまくん』『熱血硬派くにおくん』『ストリートファイターII』)も付録として付けられるようになった。
コンビニウォーズ バーコードバトラーII 時空を超えた戦士達
『I』の翌年夏に発売された発展型。本体の形状は『I』とほぼ同一だが、カラーリングは黒に変わっている。
各パラメータの上限がアップしたほか、キャラクターに「職業」の概念が追加され、武器と防具を使用できる替りに魔法を使えない「戦士」と、その逆の「魔法使い」に二分化されるようになった。
またこの『II』は拡張端子が存在し、ファミコンやスーパーファミコンで連動するソフトが発売された。
更にSFC用ソフトである『スーパーマリオワールド』『ゼルダの伝説』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』を元にしたカードソフトも発売されている。
バーコードワールド
1992年末に発売。『II』と連動する唯一のファミコンソフトで、サン電子との協力で開発された。
本ソフト独自のストーリーモードも収録されている。
またサンソフトのファミコンソフト『へべれけ』『超惑星戦士メタファイト』『ギミック!』『デッドゾーン』『マドゥーラの翼』の各主人公のバーコードカードも同梱されていた。
ストーリーモード『コンビニウォーズ』
『I』『II』『II2』には、「バーコード星雲」という世界を舞台に悪と戦う一連のストーリーが用意されていたが、現行機が『イレブン』へ移行した事もあり、未完に終わっている。
なお同モードに登場するキャラクター達は、実在の商品をモチーフにデザインされている。
男性キャラは基本的にSDガンダムの様な二等身のロボット(機械生命体?)然とした姿だが、女性キャラは人間の様な姿(耳はエルフ耳)として描かれていた。
所謂擬人化(擬女化)のハシリと言えるが、名前はともかく外見に関しては、元の商品を思わせるキャラはあまりいない。
なお『II』のキャラクター達は『バーコードワールド』『NEO』にも流用されている。
関連項目
- バーコードファイター - 『コロコロコミック』で連載された販促マンガ。小学生である主人公達がバーチャルマシンを使って対戦を行う。『II』『II2』用のカードソフト化も行われた。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 単行本第80巻で『I』が扱われている。但し「値段の高い商品の方が強い」と読者に誤解を与える内容になっているが。
- モンスターファーム - 「身近なものからキャラクターを生み出す」という点が類似している。
関連タグ
子記事
- 麻シャンヌ - ストーリーモードの敵キャラの1人。