概要
電子ゲーム『コンビニウォーズ バーコードバトラーII』(BBII)及びその関連作品に登場する敵キャラクターの1人。
腰まで届く長い髪とエルフ耳が特徴の美女で、水着風の鎧にマントを身に付け、1本の剣を斜めに背負っている。
設定は媒体ごとに異なるが、職業は共通で魔法使いである。またいずれの媒体でも、純粋な生物ともサイボーグ(もしくは機械生命体)とも明言されていない。
もっとも明言されている敵キャラ自体1体しかいないシリーズなのだが。
なおコミカライズ作品『バトラー英雄伝説』『あっぱれ!バトラー隊』には未登場。
ストーリーモード『時空を超えた戦士達』
初出。コンビニ大戦紀のメトロマーケット星(ステージ4のワールド1)に配置されている敵5人の中の1人で、強さは3番目。
剣の名前は「フケトリ剣」で、「逆ナンパ魔術」なる技を使うという設定。
同モードの敵キャラは黒幕によって洗脳された住民だが、彼女の元々の性格がどのようなものなのかは不明である(敵キャラの大半がそうだが)。
この星の敵共通の特徴として、「パルチザンソード」という武器を装備して挑めば有利に戦う事ができる。
なお「抱きしめたくなるキュートなボディ」と紹介されているが、「キュート」という言葉は似合わない大人の女性の容姿である。
カードソフト『コンビニウォーズ外伝 魔封の覇者』
パート1『白魔術王ホカロンダーの陰謀』において、敵キャラの1体としてカード化された。
聖ユウ国を襲撃した悪の魔術師・ホカロンダーの配下の1人。容姿は本体説明書の二色刷り絵を着色したもので、髪の色は青、鎧は白と藍色、マントは赤。
「洗剤一賊」(誤字ではない。BBIIの敵は皆「○○一賊」表記)に属しており、剣の名前はやはりフケトリ剣だが、逆ナンパ魔術に関する記述は無い。
異常なまでの綺麗好きで臭い敵を嫌うという設定になっており、ヒットポイント増加アイテム「ニンニクエキス」を装備すれば有利に戦える。
小学館の児童誌『コロコロコミック』1992年10月号に掲載された記事によれば、顔の前で臭いゲップをされると気絶するとのこと。
強さは敵全21体の中で上から10番目なので、ほぼ中堅どころ。
能力値はバランス型で突出したものを持たないが、主人公の龍神ウーロンリー・聖闘士バーモンドクリフとも内部データ的に相性の悪い相手であるため、ニンニクエキスの装備は必須である。
倒すと主人公達の能力を底上げできる暗号「パスコード」を聞き出す事ができる。このパスコードが無いと以降の戦闘は苦しくなるため、彼女は本作の中ボス的存在と考える事もできる。
なお同商品のカードは3分割されフックトイとして販売もされたが、そちらでは彼女のカードはパート1に封入されていた。
ボードゲーム
ステージ4用の敵カードの1枚として収録された。イラストと能力値は上記の外伝版からの流用。
敵レベルは3。倒せばイベントカードを引く事ができる。
ファミコンソフト『バーコードワールド』
ネオ・ゴッド帝国の配下。シナリオモードのワールド17より量産ザコ敵として登場する。
パラメータは攻撃力が特に高い。戦闘では魔法でこちらの防御力を積極的に下げようとする。
配色はカード版と異なり、髪は藤色、マントは白。また鎧は腹部が露出したビキニアーマー状になっている。
備考
- 小学館から発売されていた『バーコードバトラーII 公式ガイドブック』には、彼女が防御力低下の特殊能力によって鎧を失い全裸の手ブラ姿で絶叫しているという挿絵が掲載されていた。ファミコン版で敵の防御力を下げたがるのは偶然か?
- バーコードバトラーの登場キャラクターの殆どは実在の商品をモチーフにしているが、彼女の具体的なモチーフは不明。「朝シャン」だと商品名ではなく行為名なので、単に「シャンプー」だろうか?
- 『BBII』で同ステージに配置されている敵、ティモテ姫と足の組み方が同一である(向きは左右逆だが)。デザイン的に何か意図があるのか、それとも単に被っただけなのかは不明。
- 『BBI』に、洗剤一族の「アサシャンマン」という男性の敵が登場していたが、彼女との関係は不明。
- アプリ用ゲーム『バーコードバトラーNEO』において、逆ナンパ魔術は特殊能力の1つとして登場した。