バーコードファイター
ばーこーどふぁいたー
児童漫画誌『月刊コロコロコミック』で連載されていた小野敏洋の作品で、玩具『バーコードバトラー』を題材にしたホビー漫画である。
その緻密なロボット描写と、個性的なキャラクターにより人気を博した。
2016年、コロコロアニキ第7号にて「禁断のまんが」として復活!
虎堂烈(こどう れつ)
11歳の少年。本作のヒロインであり親友の有栖川桜の誘いでバーコードファイターとなる。
熱血バカ。ゲームを題材とした作品の主人公のはずなのに、波動拳はもとよりスーパー頭突きさえ出せないと言われている程に手先が不器用だった(後に特訓により、少なくとも操作精度に関しては克服)
虎堂洋子(ヨーコ)と虎堂早紀(サキ)という名の双子の妹がふたりいる。
なお、特徴的な髪の毛のカラーリングはどうやら遺伝のようである。
ダッシュビートルシリーズ
主人公機であり、巨大なツノが特徴の『カブトムシ』をモチーフにした機体。
序盤は防御力に定評のある機体として活躍。ダッシュビートルⅡ以降は、烈自身の成長と共にスピードを長所として魔法も格闘もこなせる万能機として活躍した。
必殺技は胸部カノン砲「ビートルフォトプロトン」、「マックスフォトプロトン(ビートルⅠ後期型、バトラーⅡ仕様)」、トレードマークの角による斬撃「スラッシャー」や「キャタラクトスラッシャー」、圧縮空気を敵機体に打ち込み、内部から破壊する「ボルテックスバースト(ダッシュビートルⅡ、ビートルアトラス以降)」、巨大な天球儀を召喚し、敵へ叩きつける魔法「ファルネーゼアポカリプス(ビートルアトラス以降)」等多数。
乗り換え順
ダッシュビートル→ダッシュビートルⅡ→ダッシュビートルⅡタイプD“ビートルアトラス”→ビートルアトラス バージョンⅡ
・ダッシュビートル(Ⅰ)
序盤は小型の機体でありながら高い守備力に定評のある機体として活躍
バリエーションに剣豪ビートル、ダッシュビートル後期型、ダッシュビートル最後期型、ダッシュビートルIバトラーII仕様が存在する。
・ダッシュビートルII
GDのバージョンアップに伴い機体を新装。
基本は“戦士”だが追加バーコードによるバリエーションが豊富に存在。
ビートルアクテオン(魔法使い)、ビートルギデオン(魔法使い)、ダッシュビートルII A-3装備(水中仕様)、ビートルネプチューン(水中仕様)、ハイパービートル(アンディーンとの融合)、ビートルヘルクレス(9倍力)、ダッシュビートルII A-5装備(重火器装備)、ビートルケンタウルス(スピード強化)、カイザービートル(スタッグビートルとの合体)
・ダッシュビートルIIタイプD ビートルアトラス
GDのバージョンアップに伴い機体を“聖戦士”へと新装。
後に「ビートルアトラス バージョン2」へ改装。必殺技は「ファルネーゼ・アポカリプス」。
有栖川桜(ありすがわ さくら)
本作のヒロイン。該当記事を参照→有栖川桜。
・アンディーン/ラ・シルフィード/シルフィード・セラフ
GDでは珍しい人型の機体。2体は同じ機体をベースにした水中仕様/陸戦仕様。
掛須巧(かけす たくみ)
金持ちで気取り屋。財力に物を言わせて珍しいバーコードを集める。
序盤こそライバルキャラクターだったが、終盤にはすっかりやられ役として定着してしまった。それでも一応、大会で上位に食い込む程度の実力はある。
桜に好意を寄せているが、最後までその秘密を知らず、物語終盤では「将来結婚したい」とまで言い切り、その秘密が原因で葛藤を繰り広げていた阿鳥改を関心させる(なお、阿鳥改は掛須が桜の秘密を知らないことを知らなかった)。
イヤミなキャラの例に漏れず、「穣司」という素直な弟が1人いる。
スティーブ・セコイア
陽気なアメリカ人。奇妙な関西弁(?)で場を和ます。愛称は「すちーぶ」。
初登場時は、当時はまだライバルキャラ筆頭だった掛須を秒殺する等の活躍を見せたが、全国大会以降は今一つパッとしなかった。
なお、後述の桜の秘密を知ったとき、一番引きずっていたのは彼だったりする。
キャプテンUSA
・キャプテンU・S・A
小動物の様なメインマシン(基本機体)「ピルグリム」と、サポートユニット(サポートロボ)「メイフラワー」が合体することで完成される機体。
後に単体の機体「USA・ザ・グレート」に新装。
一度だけ桜の機体と合体し「マイティUSA」となった事がある。
必殺技は、強力なストレートパンチの「トマホークペンタゴン」、
4つの巨石を操って攻撃する「ラッシュモアプレジデンツ」、「ソルトレイクシーガル」等。
バトラー仕様では海外仕様のハウスコードを使用して合体を可能とするのを特色としていたが、普通に合体がされるようになったり、バトラー2仕様に至っては合体がどのバーコードでも可能となったこともあって特徴が消えてしまった。
薬師寺蘇鉄(やくしじ そてつ)
仏像マニアの大柄な中学生。常に仏頂面を崩さない。
初登場時は、ゲームドームを占拠した不良中学生だったが、烈との対戦を経て仲間になる。
ほぼメインキャラの一角ではあったが、なぜか「桜を救え!」編には登場しなかった。
阿鳥改(あとり かい)
関西人で短気な性格。
桜を「オカマ」呼ばわりしたため、烈の激昂に触れて勝負することになる。
ゲームドーム大阪店で半年間チャンプの座を守っており、試合自体はアクシデントにより無効試合となったものの、序盤は圧倒するなど特訓後の烈と同等の実力を持っている。
桜を男と知りつつ思いを寄せる(先述の「オカマ」発言も桜を侮蔑したものではなく、「オカマに惚れてしまったのか」という自らの人を見る目を疑う発言だったり、それを聞いて桜に謝罪するように詰め寄った烈に対して「オカマにオカマと言って何が悪い」という自己正当化の発言である)。
最終話でバイオバーコードの影響から桜を目覚めさせるために言い放った「ワイ、男のさくらちゃんが好きなんや!」は漫画史に残る名台詞。
御沙吾 真(みさご しん)
GD筒井ヶ浜店の中学生チャンプ。桜を賭けて勝負を行い烈を追い詰めるが、桜の操るキャラと合体した烈に惜敗する。後に桜の性別が明るみに出て、後悔するハメに
樹雷三兄弟
長男・竜牙、次男・渓、末妹・翼(りゅうが、けい、つばさ)の三兄妹。
苗字は「じゅらい」と読む。
ゲームドーム吉祥寺店ではそこそこ名の知れたファイターだったが、草鴫にバイオバーコードの力で竜牙の声を奪われ、その声を取り返す為に烈達を襲う。
ちなみに翼はスティーブに一撃で負けてから好意を持つようになる。
宮垣俊二
全国大会ベスト4。
鉄道マニアで日本国内の路線は、ほぼ制覇したらしい。鉄道の時刻表が愛読書。
ゲームドームエクスプレスで眠りこけていた掛須を勝手に連れ出し、彼の目的地であった大阪を通り過ぎ、博多から山陰本線、奥羽本線を経由し本州最南端まで旅した。
権田原夏樹
ごんだわら なつき。ゲームドームの従業員。
カードの登録や試合のナビゲーションを務める。
ニーズホッグに洗脳された烈の妄想の中では、バニースーツ姿で現われた。
苗字にコンプレックスがあるらしく、登場してからしばらくの間は下の名前のみで呼ばれていた。通称「なつきねーちゃん」。
ちなみに登録を行う立場から必殺技といった各機体の詳細を知っているが立場上それを明かすことはない。
バーコードエンペラー ニーズホッグ
嘲笑する虐殺者。古代バーコード文明の生み出した人格プログラム。
人間をバイオバーコード化して取り込む力を持つ。
全ての人間を取り込み、洗脳、支配する事が目的。
その内側には古代バーコード文明人のデータが保存されている。
オリジナルはゲームドームのネットワーク内に規制する形で介入していたが、烈達の活躍により消滅。令法によりバイオバーコードを利用して奪ったデータで人格を持たないコピーの生成に成功している。
洗脳装置の組み込まれたゲームソフトに捕らわれた桜を助け出す為、烈達がファンタジーゲームの世界を冒険するという内容。
捕らえられた桜は、回を追うごとに際どくなっていくボンデージ衣装を着せられる。
- 28話前半:胸を著しく強調したレザーコルセット
- 28話後半:レザーボンデージ姿で鎖に繋がれている
- 29話:尻が丸見えになる様にくりぬかれたタイトスカート姿で四つんばいになっている
- 30話:尻には細いベルトを食い込まされ、両腕を天井から吊るされた鎖で縛られている
コロコロアニキ7号に掲載。烈、スチーブと共に女装してアイドルゲームのコンテストに参加し、かつての読者にふたたびいらぬ性癖を植え付けた。
同誌に掲載されたインタビューによると、上連雀三平名義で描かれた『アナ・・・【検閲】』は、烈と桜が結ばれなかった世界を描いた本編の後日談であり、復活バーコードファイター編は烈と桜が結ばれた別の世界を描いたものである事が述べられている。
「もっと続きが読みたいと思った方は、ぜひ編集部にご連絡ください!よりかっこいい烈、よりカワイイ桜、よりたぎるオチンチンが登場する、新たな冒険をお届けします!!」との事。
キャラクター(人物)
岳、夏樹
改、彩、桜、烈、スティーブ、翼、蘇鉄、渓、竜牙、巧
烈のダッシュビートル
改のスタッグビートル
スティーブのキャプテンUSA
桜のシルフィード・セラフ
彩のリングスター
蘇鉄のヤプラバラージャ
真のフィッシャーキング
巧のKT-1
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