出来ちゃった結婚
しょっとがんまりっじ
婚姻関係にない2人が性交渉により子を授かり、それをきっかけとして結婚すること。
概要
英語圏ではshotgun weddingまたはshotgun marriage、すなわち散弾銃結婚式という物騒な名前で呼ばれる。
これは娘に「出来ちゃった…」と言われた父親が、娘を妊娠させた男性に「パパと呼んでくれていいんだぞ。ん?それともこの鉛玉のほうが好みかね?」と散弾銃を突きつけて結婚を迫ったという故事からこう呼ばれている。
※アメリカでは散弾銃は非常に入手しやすいポピュラーな銃というステレオタイプイメージがあり、映画『フルメタル・ジャケット』にも「パパの散弾銃」という言葉が出てくる。
これは息子の父親だが、大体こんな感じである。
性交渉の低年齢化や 十分な避妊教育の不足により、年々増加傾向にあるが、一般的には『順序が逆』だと敬遠されがちである。出来ちゃった結婚が増えている昨今でも、「非常識だ」「計画性がない」「避妊をきちんとしていない、だらしない男女」など批判的な声はいまだに多い。
特に10代で妊娠してしまった場合、学校を中退する、もしくは学校側の圧力によって強制的に自主退学を迫られるなどのケースが多いため、母親本人の教育に大きく影響を及ぼすため問題視されている。
また、成人同士のカップルであっても、予期しない妊娠のため人生設計が狂ったり、出産や新生活のための資金が貯まっておらず経済的に困窮したり、急に退職や産休を申請することになり周囲に迷惑をかけたりなど、不都合が生じる場合が多い。
ウェディング業界では、そういったマイナスイメージを払拭しようとする活動により授かり婚・ダブルハッピー・マママリッジなどという名称が考案されている。それに対し、2ちゃんねるなどネットの一部では「スイーツ(笑)」と皮肉られたり、「ズッ婚バッ婚」などと揶揄される事もある。