「漣(さざなみ)」とは
細波とも書く。「ささなみ」とも。
細やかな波。または人の感情の揺らめく様を指したりもする。
ちなみに、漣を音読みすると「レン」になるが、戦後政策では常用外漢字の一つと定められており、日本人名として戸籍に使用できるようになったのは実に21世紀になってからだったりする。
そんな中、パワポケ12の浅井漣は漣を使った貴重なキャラである。
艦隊これくしょんの「漣」
艦名 | 漣 |
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図鑑No | 69 |
艦級 | 綾波型九番艦 |
艦種 | 駆逐艦 |
CV | 早坂梢 |
イラスト | drew |
綾波型駆逐艦「漣」です、ご主人さま。こう書いて、さざなみと読みます。
初期艦選択画面での説明
漣(さざなみ)は、ちょっと変わり者の艦娘。
根は真面目で実力もあるが、
風変りな言動と行動で人を惑わす。
本当はちゃんとお話ししたいと思っている。
ゲーム開始時に選択できる艦娘の一人。ピンクのツインテールと一緒に居るウサギが特徴。
能力的には他の駆逐艦娘たちと似たり寄ったりで、これといった強みも無く、すぐに軽巡洋艦や重巡洋艦に取って代わられるが、それが登場するまでは旗艦としてお世話になる。
艦娘の中では珍しくプレイヤーを「ご主人様」と呼ぶ。
その呼び方から献身的な性格を想像するかもしれない……が、
実際はこんな感じ。
普段の口調は「キタコレ!」「メシウマ!」「なんも言えねぇ」などネットスラングをとりまぜたかなりアクの強いものである。しかもセクハラが過ぎる「ご主人様」に対しては、「調子に乗るとブッ飛ばしますよ?」などと言いだす始末。
ただし、自身のドック入りの際にメシウマ言う辺り、使い方はあまり理解していないようである。だがそれがいい。
そんな一見してイロモノにも見えてしまう彼女だが、
キャラクター紹介によれば根は真面目であり、本心では提督とちゃんとお話したがっているようである。
轟沈時やケッコンカッコカリ時のセリフから考えると、いつもの風変わりな言動も実は彼女なりの提督に対する照れ隠しなのかもしれない。
戦闘に関しても非常に真面目で、いつもはふざけているがやるときはやる、という性格のようだ。
特に夜戦突入時のセリフは非常にかっこ良く、このギャップも彼女の魅力といえる。
また中破・大破時は上着のセーラー服がほとんど跡形もなく吹き飛び、スカートも辛うじて腰から落ちずに残っているだけでいちごパンツが丸見えになるという、全艦娘を通しても屈指の脱げっぷりを披露する。
缶バッジをつけているが、これは史実で暁型に搭載される新型缶(ボイラー)の試験を行ったことに由来するものと思われる。
また暁型といえば竣工時は暁と第十駆逐隊を編成しており、実は暁との付き合いは第六駆逐隊の三隻よりも長かったりする。
2014年12月12日のアップデートでは、何と期間限定でクリスマス仕様の新規イラストが実装された。
未改造でも見れるのが嬉しいところ。
レアリティ詐欺
一応、レアリティはコモンのはずだが、ドロップを狙おうとするとなかなか出てこない。
1-1を周回してドロップ率1/1000というデータが挙がるなど「レアリティ詐欺」とさえ言われている。
一応考えられる理由として、
①建造で狙うのが困難(コモン駆逐艦全般に言えることだが)
③最近の検証で1-1ではボスA勝利でしかドロップしないことが判明した(ボス前には羅針盤があり、運が悪いといつまで経っても辿り着けない)
上記の条件に全て該当するのは漣しかいないので、コモン駆逐艦で最もレアというのは強ち間違いではないといえる。
ただし1-1ボスA勝利を狙うことは比較的簡単であり、また新規実装された1-5では海域全域でドロップすることが確認されているので、キラ付けや潜水艦狩りのついでで気長に探せばいつかは手に入るだろう。
※ただし、一説では白露の方が手に入り難いと言われている。
史実の漣
史実の漣は、竣工当時は特Ⅱ型の狭霧(未実装)、特Ⅲ型の暁と第十駆逐隊を編成していた。
また特Ⅲ型に搭載された新型缶(ボイラー)の試験も漣が担当していた。
1939年11月に第十駆逐隊は解隊され、その際に同じ特Ⅱ型改の朧・曙・潮と第七駆逐隊を編成した。
大東亜戦争(太平洋戦争)では、開戦早々潮と共にミッドウェー砲撃に出かけている。
史上初の空母戦となった珊瑚海海戦では祥鳳の護衛に従事。
その後は主な海戦には参加せず、後方で鼠輸送や護衛にあたった。
1944年1月14日、米潜アルバコアの雷撃を受け戦没。
生存者89名は姉妹艦の曙に救助された。
先代の漣
先代の漣は、日本海軍初の駆逐艦である雷型駆逐艦の1隻として建造され、日露戦争にて活躍した。
日本海海戦の終盤では、敵駆逐艦の1隻「ベドーヴイ」を捕捉・拿捕したが同艦には敵将、ロジェストヴェンスキー中将が座乗(負傷して本来の旗艦から移乗していた)しており、偶然ながら敵最高司令官を捕虜にすると言う大金星を挙げていたりする。
現代の「さざなみ」
当代の「さざなみ」(3代目)(三菱重工業長崎造船所で2002年4月3日に起工し、2003年8月29日に進水、2005年2月16日に就役した。たかなみ型護衛艦の4番艦。
海外派遣の任務が多い。
2006年6月から11月、、補給艦「ましゅう」と共にインド洋に派遣。
2008年6月、日中防衛交流の一環として中国・湛江に訪問、四日間滞在。
(戦後初の日本艦艇の訪中)
2009年・2011年・2013年、ソマリア沖の海賊対策のため派遣。
(2009年・2013年は護衛艦「さみだれ」と、2011年は護衛艦「いかづち」と任務に就いた。)