メープルシロップとは、甘味料の一種である。
解説
サトウカエデの樹液から生成された甘味料。
原産は、サトウカエデが多数自生するカナダやアメリカ北東部が中心。
サトウカエデの幹から採取した樹液を過熱し、一定の濃さまで濃縮して完成する。
40lの樹液から1lほどと、一定の分量を得るには中々の手間がかかる。
すっきりとした爽やかな甘みが特徴で、菓子やスイーツのソース、また砂糖や蜂蜜の代用としても使用される。
おそらく多くの人は、パンケーキ(ホットケーキ)にかけるソースとして想起すると思われる。
実は蜂蜜に負けず劣らずの万能調味料でもあり、砂糖の代用とすることで料理の旨味やセンスの幅が大きく伸びるという。
蜂蜜との違い
蜂蜜とは見た目こそよく似ているものの、その内部成分はかなり違っている。
具体的には100gでのカロリー比はメープルシロップが1/5ほど低く、さらに栄養価としてカリウム・カルシウム・マグネシウムを多分に含んでいる。さらに血糖値の上昇も蜂蜜の1/2ほどと、砂糖を過度に摂取しがちな現代人には嬉しい側面が多い。
しかし、だからと言ってメープルシロップが蜂蜜に優るという訳でもなく、蜂蜜にはローヤルゼリーを始めとした滋養強壮成分が多く、また自然医療の観点からは人の手を加えていない蜂蜜のほうが健康的であるという意見もある。