ルシオラ(GS美神)
るしおら
「逃げたわね――――っ!! あのトンチキ!!
あそこまでやって忍んできたのに!!
女に恥をかかせるなんてッ!!
許さ――――――――――ん!!」
人物
アシュタロス編のヒロインにして、全編を通じて横島と明確に両想いになった事が描かれた唯一の人物。
アシュタロスに創造された魔族3姉妹の長女(メフィストもカウントすれば4姉妹の次女)。
(次女のベスパは作中最強クラスの実力を有し、末女のパピリオは一部の大きいお友達に人気が高かった。)
蛍の化身であり、光を操って幻を繰り出し相手を惑わして麻酔する。
ネーミングもラテン語で「蛍」を意味している。エネルギー源は砂糖と水。
メカに精通しており、小動物等に術をかけザコ怪物(モンスター)(ザコでも霊力は美神の30〜50倍以上)に改造する。
髪型はボブカット。姉妹の中では最も落ち着いた雰囲気の容姿・性格でっあたが、恋愛面では情熱的で一途。胸は…ひかえめ……(汗)
彼女達3姉妹は、上司である遮光器土偶型ロボットの土偶羅魔具羅(ドグラマグラ)により寿命を一年に設定され、その分パワーを大きくされていた。
土偶羅魔具羅は同じく椎名作品の長いお別れからスターシステムで起用。
(後に寿命はドクター・カオスの手により解除される)
1000年前、美神の前世であるメフィストに奪われたエネルギー結晶を取り返すべく、その転生体を探す(美神令子の記事参照)。
当初、そのパワーと最新の装備により、美神らゴーストスイーパーを圧倒!(氷室キヌ、伊達雪之丞の記事参照)
さらに小竜姫やワルキューレ達、人界に常駐する神族や魔族正規軍の混成部隊をも壊滅させ、妙神山を破壊する。
しかし、5年前からタイムトラベルしてきた美神の母美神美智恵の老獪な戦術に翻弄され危機に陥る。
その際、美智恵に命じられて潜入調査中であった横島に命を救われ、彼の優しさに惹かれ思いを寄せる。
そして…
『ただ―――今夜はいてくれる?
おまえの―――思い出になりたいから、部屋に行くわ…』
実は…千年前のメフィストの裏切りから、彼女たちの霊体には監視ウイルスが組見込まれており禁忌に触れる行動…
この場合、人間とヤれば、その場で消滅してしまうのであった。
これまでにも横島に惹かれたゲストキャラは存在したのだが…明らかに一線を画し、アシュタロス編の特異性を現しているとも言える。
ともあれ彼女の思いに応えるべく横島は奮起し、実力的に美神を超える程の急成長を果した。
そして南極での決戦後、オカルトGメンの西条の粋なはからい…?で、妹のパピリオと一緒に横島の保護観察のもと美神の事務所で暮らす事になる。
しかし数日後、美神は油断からアシュタロスに捕えられてしまい魂をバラバラにされ、エネルギー結晶を奪われてしまう。
エネルギー結晶は宇宙処理装置(コスモ・プロセッサ)に組み込まれ、アシュタロスの神と魔を逆転させるための天地創造が始まり…
その影響から世界のあちこちで、これまで倒した妖怪や悪魔が再生を始めるのであった。
ルシオラは横島と共に、美神を救うべくアシュタロスに強襲をかける!!
ところが…攻撃の要となるはずだった横島の文珠の能力は、すでに解析されており全く通用しなかった。
一時退却する二人を追撃するベスパ。ルシオラは秘かに横島を逃がし…ベスパと対決する。
『あんたがアシュ様についていこうと決めたように、
私は最後までヨコシマと一緒よ。
女同士、ホレた男の未来を賭けて勝負よ!!』
そして……
様々な物議を醸し出したアシュタロス編。
GS美神の本来の芸風とは一線を画し、他作で言えば…まるで劇場版の様なノリであった。
とは言え…未読の方は、ぜひ一読して頂きたい。感動する事をお約束する。
ただ…最後に一言、一言だけ……立場を忘れて言わせて欲しい!!
あれが横島らしいと言えば、確かにいつもの横島らしい…
加えて、本来ギャグ漫画であるGS美神通常モードへの復帰宣言だったのであろうが……
ファンからの扱い
その悲劇性、ドラマ性、あらゆる面でGS美神と言う作品を語る際には外せないキャラ。
連載後半はインターネット黎明期と言う事も有り、ファンサイトでは如何にして彼女を救うかというSSや、幸せな彼女のイラストが多数見られた。