コスモドラグーン
せんしのじゅう
コスモドラグーン、別名戦士の銃は松本零士の作品に登場する架空の兵器である。
この兵器は松本零士作品の内、現在よりも未来の歴史を扱ったSF系作品にかなりの頻度で登場する銃であり、種類としては次元反動銃の一種、あるいは小型波動砲であり、初出は銀河鉄道999である。
なお、この銃は西暦2979年に大山敏郎により試作品も含め5丁(シリアルNo.0~4)が作られたとされる。
銃の詳細
銃の能力や見かけなどを記載する。
作品への登場
この兵器は銀河鉄道999に登場した当初は汎用品扱いの「宇宙戦士の銃」と呼ばれる銃器であり、次元反動銃でもなかったとされるが、作品執筆途中およびテレビ版や映画版などで設定が追加された節があり、トチローが作った4丁しかない特注の銃であることになった。
またニーベルングの指環(ドイツの作曲家、ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナーによる同名の歌劇の設定を用い、スターシステム形式で自分の作ったキャラクタを当てはめた作品)にてもう一丁登場し、それらを登場人物に持たせたこともあり、シリアルナンバーの不一致が発生したりもした(これはおおむね解消されているとされる)。
また、メディアや作品が変わると、新たな設定が付加されたり、今までの設定が変更されていたりすることがあり、設定が知らない間に変更されていたりすることがあるため、注意が必要だったりする(No.0がトチローと一緒に埋まってるとか、No2とNo4のクイーン・エメラルダスの入れ替えとか、メーテルのこの銃の所有とか)。
なお所有者と番号の食い違いなどに関しては作者は「この作品の中では、いくつかの歴史が屈折した世界が存在しているので、それを表現するために、トチローの死因などで違いを描いていきたい」と発言している。
そのほか
- キャプテンハーロックはこの銃を所有していることになっているが、宇宙海賊キャプテンハーロックの時点ではこの銃はまだ作成されていない(作品の設定は西暦2977年)。またこの作品においてはトチローはすでに死亡している。
- 銀河鉄道999のテレビ版の場合、設定は西暦2221年であり、この銃は実はこの銃ではない別の銃となる。