『クイーン・エメラルダス』は松本零士のマンガ及びそのアニメ化作品。週刊少年マガジンで連載された。
顔にハーロックと同様の傷跡があるのが特長である。
この顔の傷は、嘗てサイレンの女神と戦った時に付けられたものである。(※)
小さな髑髏の髪飾りが有名だが、これは宇宙海賊になってから付けるようになったものではなく、惑星ラーメタルに母親であるラー・アンドロメダ・プロメシュームや、双子の妹であるメーテルとともに住んでいた少女時代(当時15歳)には既に付けられている。
初めてアニメ化の企画が立ち上がったのは1982年頃、『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』『1000年女王』『わが青春のアルカディア』と、当時松本零士原作アニメを路線として敷いていた東映動画(現・東映アニメーション)により、1983年夏休みに公開予定の劇場アニメ映画として企画される。しかし『アルカディア』の興行収入の不振やその続編となるテレビシリーズ『無限軌道SSX』が放映される頃には松本アニメブームが終息していたこともあり、この企画は実現しなかった。それから16年後となる1998年にOLM制作のOVAとしてアニメ化が実現した。
※顔についた傷については設定が入り乱れており、どれが正式な設定なのか判然としない。
- 惑星ジュラにて悪漢に情けをかけた結果反撃を許し、その戒めとして傷を残した(原作漫画)
- イルミダス帝国により銃殺されかけた時につけられた。(「わが青春のアルカディア」)
- 実は幼少期からあった。(「ニーベルングの指環」)
なお、変装の際などはこの傷は消すことができるらしい。