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概要編集

超時空戦艦まほろばとは、松本零士のコミック作品。並びにそれに登場する戦艦の名前。

グレートヤマトなどの他作品には、時を経て宇宙戦艦(?)に改造された姿で登場する。

あらすじ編集

貧乏カメラマン大山歳郎はアパートの火災に遭遇し、一人の老人を救出する。その際、老人の頼みで壁に貼られていた戦艦写真を撮影する。それは大和型に似ているが、どこかが違う謎の軍艦だった。

火傷で死を悟った老人は大山に戦艦の正体を語る。かつて、自らは海軍の将校であり、その戦艦の上級乗組員であった事、戦艦は、追い詰められた大日本帝国海軍が戦局挽回の切り札として極秘に進めていた超大和型戦艦(作中では改大和型と表記)の「まほろば型」として、大和型4番艦111号艦を継続して拡大する形で開発した戦艦であると。老人はまほろばに屈辱の歴史はない!偉大なるまほろばは沈むことを拒否した!と言い、現在も存在していると語る。そして、やがて持っていた短刀を大山に託し、絶命する。やがて大山の前に羽黒妖と名乗る謎の美女が出現。大山はまほろばに乗り込むこととなる


戦艦まほろば編集

上記の通り、出自は大日本帝国海軍の軍艦で、大和型戦艦の4番艦であり、超大和型戦艦一番艦として建造された日本最後の超弩級戦艦である。完成は坊ノ岬沖海戦に間に合い、参陣しているが、戦後に書類が破棄されたために、歴史の表舞台から姿を消した。だが、その後も有志の手で改装が繰り返され、90年代に姿を見せた際には宇宙空間の航行能力を手に入れ、更に波動エンジンにパワーアップしたとされる。


作中、及び他作品では大まかに3つのバージョンが確認できる。


第二次大戦時(新造時)編集


かねてより制作されていた3連装51cm砲を5基(全部に3基、後部に2基)搭載。高角砲その他は当時の日本海軍の規格品である。この状態での主砲の咆哮は一度きりだったが、乗組員であった老人はこの時のことを死の間際まで記憶していた。


現代とその後編集

艦底に宇宙戦艦ヤマト第三艦橋の様な物が2つ存在し、エンジン波動エンジンの様な物に換装され、主砲などの武装もレールガンか光線砲に変わっている。潜水能力や飛行能力、はては宇宙に出ている。その後に地球防衛軍の手で機関を波動エンジンに換装され、宇宙戦艦ヤマトを影で支えたとされる。(後付け設定であるが)



関連イラスト編集

アニメ化構想編集

2011年に「Cosmo Super Dreadnought まほろば -超時空戦艦-」なるタイトルでアニメ映画化の構想がある事が発表された。

しかしメカデザインや主要キャラクターのデザイン、2013年公開予定であることが発表されたのみでその後公開予定を過ぎても続報がなく、事実上凍結状態となっている。

ただし漫画キャプテンハーロック~次元航海~に過去の地球の艦として新宇宙戦艦ヤマトのグレートヤマト、大YAMATO零号の七千艦隊旗艦ユーノスと並んで本作のメカとして発表された「まほろば」、エクシード級宇宙戦艦「凌駕」、「空母アストレア」が登場している。

まほろば

アニメ映画版「まほろば」

関連タグ編集

松本零士 宇宙戦艦ヤマト

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