フラクチャー
ふらくちゃー
同名のキャラクターは複数登場しているが、当記事では2015年のアニメ『トランスフォーマーアドベンチャー』に登場するキャラクターについて述べる。
『アドベンチャー』での概要だぜぃ
CV:ケビン・ポラック/吹:勝杏里
ディセプティコン直属の賞金稼ぎ。登場当初と再登場時でビークルモードのデザインが変わっており、初登場の第十二話ではスピーダーバイクを思わせるセイバートロンビークル、再登場時は地球のバイクへ変形している。
商売敵で同じく賞金稼ぎのドリフトが正々堂々とした戦いを好むのに対し、フラクチャーは目的達成の為なら手段を選ばない卑劣漢であり、初登場の第12話からして「更生は望めない」「腐った奴」など散々な言われ様であった。策を弄する戦闘スタイルや、逃走に紛れて蠅型監視カメラを仕込んでおく抜け目のなさにも狡賢い性格の一端が表れている。
両手から展開するリストブレードを武器とし、背中にも巨大な棍棒を装備。また両肩に相棒のマイクロン「エアレイザー」と「ダイブボム」を搭載しており、ミサイルのように射出する機能がある。これら多彩な仕込み武器と、様々な罠を張り巡らして搦め手から敵を翻弄する戦術を得意とする。
無断でスペースブリッジを使用しサイドスワイプとストロングアームを誘拐した罪で賞金首になってしまったバンブルビーを捕まえるために地球へ飛来。
同じ目的で飛来したドリフトと争っていたところへバンブルビー達がドリフトへ加勢したことで一時撤退するが、撤退時に仕込んでおいた蠅型監視カメラを利用してオートボット基地ことスクラップ場を襲撃、デニーたちを人質に取る。賞金が手に入れば人質を解放すると提案するがバンブルビーが突っぱねたため交渉は決裂する。
激闘の末、ジェットストームとスリップストリームに人質と宇宙船を奪われてしまい追い詰められたものの、閃光弾で目晦ましを喰らわせて逃走した。
その後経緯は不明だがスチールジョー率いるディセプティコン軍団に加わっており、その際ビークルモードも地球のバイクへと変更している。第12話での初戦ではあっさり倒したはずのサイドスワイプから不意を突かれて敗北し、部下のマイクロン共々捕えられてしまうが、スチールジョーによってその後再び逃走している。
部下のマイクロンからは「ボス」と呼ばれており、フラクチャーが窮地に陥るや有利な戦局を放り出して助けに走ってもらえるくらいには慕われている模様。
日本語版での語尾は「~だぜい」であるが、今のところ、「にゃー」と言ったりはしていない。
前述の通り二種類のビークルモードを持っており、セイバートロンモードの姿はマイクロン発射機能のあるディプロイヤー、アースモードはワンステップチェンジャーとして玩具も二種類発売されている。
そのスタイリッシュな風貌から、放映前の時点から人気の高いキャラクターの一人だった。