概要
山口県の県庁所在地。一応県庁所在地であるものの、県内における経済的な吸引力では港湾都市として栄えた下関市、あるいは重化学工業で栄えた宇部市、周南市、岩国市などに劣る。山口市を外国の首都に例えるならばブラジルのブラジリア、オーストラリアのキャンベラ、旧西ドイツ時代のボンや、アメリカ合衆国のワシントンD.C.のような政治・行政・文化に特化した都市であり、日本国内においてこのように行政に特化した県庁所在地は他府県に存在しない。
日本一田舎な県庁所在地?
山口市は全国の県庁所在地のなかで一番田舎な都市と言われている。普通、県庁所在地はどんなに地味なところ(例:群馬県前橋市、山梨県甲府市、鳥取県鳥取市)でも、小規模ながら明確な繁華街やビル街があるものだが、山口市には明確な繁華街やビル街が存在しない。また、同一市内で比較した場合も、旧来の山口市街地(湯田温泉や山口県庁があるあたり)より旧・小郡町地域のほうが賑わっている。
鉄道
一応、市の代表駅は山口線の山口駅なのだが、市内で一番栄えている駅は旧・小郡町地域にある新山口駅(旧・小郡駅)である。新山口駅には山陽新幹線、山陽本線、山口線、宇部線が乗り入れており、山口県の鉄道の拠点である。