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腸管出血性大腸菌の編集履歴

2015-08-07 21:41:20 バージョン

腸管出血性大腸菌

ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん

人体に有害な細菌の一種。

ベロ毒素を産生する、非常に危険な大腸菌食中毒感染症の原因となる。O157やO111などの種類がある。


感染すると大腸に炎症を起こし(出血性大腸炎)、猛烈な腹痛血便を伴う激しい下痢などの症状があらわれる。悪化すると腎臓血液に重篤な合併症を起こし、死亡することもある。特に乳幼児と高齢者は注意。


治療法としては、輸液点滴輸血抗生物質投与、乳酸菌投与などがある。合併症を起こした場合は人工透析が必要になる。なお、感染症法で3類感染症に指定されているため、患者は隔離入院が必要。


予防のためには、十分な加熱調理(特に牛肉)、念入りな手洗い、水道水やミネラルウォーター以外の生水を飲まない、ネズミゴキブリの駆除が有効。


ちなみにベロ毒素は、細菌性赤痢の病原体である赤痢菌が産生する志賀毒素と類似の猛毒であり、志賀毒素と互角かそれ以上の毒性を持つ。


関連タグ

感染症 食中毒 大腸菌 O157 O111 O-157 もやしもん 生化学

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