仮面ライダースーパー1
かめんらいだーすーぱーわん
概要
仮面ライダーシリーズ第7作目の作品である。
対象年齢が若干高めに設定されていた前作のスカイライダーと打って変わって、本作は、子供も受け入れやすい「メカニカルなデザイン」と「拳法で闘う」といった要素が盛り込まれている。
あらすじ
ある日、アメリカの研究所で一人の改造人間・コードネーム「スーパー1」が誕生した。名は沖一也、宇宙開発への夢に情熱を燃やす若き研究者である彼は、自ら志願して惑星開発用改造人間になったのだ。しかしその科学技術を暗黒国家「ドグマ王国」に付け狙われ、所属する研究所を壊滅されてしまう。ただ一人生き残った一也は任意での変身ができなくなってしまった。しかし赤心少林拳を学んで見事に自分で変身する技術を身に付ける。今ここに正義の戦士「仮面ライダースーパー1」が誕生した。彼は心身を鍛え上げドグマと戦う事を決意するのだった!!
登場人物
沖一也/仮面ライダースーパー1
本作の主人公。アメリカ国際宇宙開発研究所・所属の科学者。幼い頃に両親を失ったが、ヘンリー博士に引き取られて育てられた。惑星開発用改造人間『スーパー1』に志願し、 改造手術を受けた。正義感溢れる青年であり、人のためなら危険をも乗り越える。赤心小林拳の使い手である。
ちなみに、これまでの様に敵組織による強制や重傷を負っての生命維持目的では無く、ライダーシリーズ初の”平和目的の為、自らの意思で改造手術に志願した”主人公である。漫画版では右腕が切断され機械に置き換えられているシーンも描かれている。
仮面ライダースーパー1
平和利用の目的で改造された唯一の仮面ライダー。最初の頃は外部のコンピューターからの変身コマンドで変身していたため、沖一也の所属する研究所が破壊されてしまってからしばらくの間は変身できなくなってしまった。だが、彼は後に秘拳・赤心少林拳の修行を積み、赤心少林拳から得た呼吸法と拳法の発勁をベースにしたポーズで変身できるようになったのである。
ファイブハンドと呼ばれる惑星開発用ツールを武器としており、それと合わせて赤心少林拳の技を駆使した必殺技を得意としている。
デザインのモチーフはスズメバチ。
変身の際にはトラックのクラクションのような音が鳴り響く。
ベルトにあるスイッチを押し、「チェンジ、○○○ハンド!!」 の掛け声瞬間換装される。
五色の形状の違う腕で構成されており、状況に応じて使い分けていく。
- スーパーハンド ―― 変身時に装着している銀色の腕。腕の甲に赤い『V』の紋様が入っており、なぜか紐飾りも付いている。300tものパワーを秘めており、格闘戦に優れている。
- パワーハンド ―― 50tもの物体を持ちあげられる赤い腕。重量運搬用に考案されたもので、ガントレット上の甲板をもつ。最大で500tものパワーを発揮する。
- エレキハンド ―― 3億ボルトもの電圧を発生させる青い腕。手の甲に金色の紋様、腕の甲に黄・赤・オレンジ・青・緑のラインが入っている。「エレキ光線」という必殺技をもち、連射も可能。
- 冷熱ハンド ―― 右手から高熱火炎、左手から冷凍ガスを発射する緑色の腕。右腕は配管がむき出しの構造だが、左腕は対照的に外装に覆われている。
- レーダーハンド ―― 「レーダーアイ」と呼ばれる子機を射出し、周囲10kmを探知可能な金色の腕。手の甲に青い円形のパーツ、腕の甲にレーダーアイがセットされている。レーダーアイは攻撃用ミサイルとしても使用でき、21話で怪人バチンガルにパワー・エレキ・冷熱ハンドを奪われた際に活躍して以降、切り札として要所で活用されている。
スーパー1の関係者
前作スカイライダーからの登場人物であり協力者。普段は「谷モーターショップ」を営んでいるが、「スーパー1」の生みの親・ヘンリー博士からの要請でスーパー1のバックアップをする。一也を実の息子同然に接して見守っている。作中で一也に「仮面ライダー」の名を送ったのも彼である。
小塚政夫
通称「チョロ」。谷モーターショップで働き、一也や源次郎をサポートする。普段はお調子者であるが、昔は有名な大泥棒で、体中の間接を外し狭い場所も潜り込むという特技を持つ。一時はジンドグマにその特技を利用された。
草波ハルミ
谷モーターショップの店員。一也に思いを寄せている。後にスーパー1補佐する「ジュニアライダー隊」の隊長になる。
草波良
ハルミの弟で、ジュニアライダー隊の中心的人物になる。
その他
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