概要
アイドルマスターシンデレラガールズにおける、アナスタシア(アーニャ)と神崎蘭子のカップリング。
両者ともクール属性で銀髪という共通点があり、現在さまざまなメディアを通して交流が描かれている。
総選挙を経てのつながり
第2回シンデレラガール選抜総選挙では、蘭子が1位、アーニャが2位という快挙を成し遂げた。
特にアーニャにとっては初の総選挙であり、登場してから日が浅いにもかかわらず驚異的な人気を誇ることを証明する結果となった。
そして2位という順位は、奇しくも第1回シンデレラガール選抜総選挙における蘭子の順位でもあった。
これがきっかけでアーニャにもボイスが付与され、総選挙上位5名によるユニット曲『輝く世界の魔法』をともに歌うこととなった。
その後の交流
「CINDERELLA MASTER 024 アナスタシア」のドラマパート「目指せ!シンデレラNo.1」において、アーニャが蘭子から日本語を教わり(何故よりによって)「闇に飲まれよ」を伝授されていたことが発覚。
ソロデビューCD内において、他のアイドルについての言及があったのは城ヶ崎姉妹を除けばアーニャが初のケースである。
その後アーニャは劇場208話においても「闇に飲まれよ」を使用している。
他にも蘭子から教わった日本語として、劇場259話では「宵闇の極星よ!」という迷言を残した。
さらに「スターライトステージ」で見ることのできる1コマ劇場アナスタシア編では、ロシア語と蘭子語が悪魔合体してもはやわけのわからない言語を話している。
コミカライズ「アイドルマスターシンデレラガールズあんさんぶる!」においては、逆に蘭子がアーニャの話すロシア語の響きに惹かれ、復唱する様子が見られた(ただし発音の正誤はお察し)。
後にアイドルトークが実装された際、この2人も対象の組み合わせとなっており、フロントメンバーに一緒に入れることによって2人の交流を見ることができる。
アニメでの交流
TVアニメでは両者ともシンデレラプロジェクトの一員としてレギュラー入りを果たしている。
また、2人とも方向こそ真逆だが地方出身という設定を反映し、同じ女子寮で暮らしているという設定が追加された。
双方とも日本語(標準語)によるコミュニケーションに難を抱えることで通じ合うのか、仲の良い描写が見られる。
OP「Star!!」の映像内でも、蘭子のやみのまポーズをアーニャが次いで真似するという微笑ましいワンシーンがある。まさか伏線だったとは…
2人はそれぞれラブライカ、ローゼンブルクエンゲルという別々のユニットでデビューすることになるが、第12話ではアーニャのパートナーである新田美波の提案で、合宿のスペシャルプログラム中、蘭子はラブライカと同じチームとして活動することに。
もともとユニットパートナーがいなかったために仲間と歩幅を合わせる感覚がつかめない蘭子を、アーニャは美波とともにフォローし、蘭子が思わず周囲に素の口調を漏らした際もアーニャがそれを後押しし、本当の意味で蘭子がシンデレラプロジェクトのメンバーと心を通わせる助けとなった。
そして来たる第13話でのサマーフェスにおいて、美波が突如高熱を出して倒れた際、ラブライカのステージにおける代役に立候補したのは他ならぬ蘭子だった。
もとより強い信頼で結ばれたアーニャはこれを笑顔で承諾、かくしてアーニャと蘭子は全メディアにおいて初めてデュオユニットとしてステージに立つこととなった。
最初は決意の固い表情を見せていた2人だったが、りかみりあのくすぐりを受けて緊張がほぐれ、仲間たちの励ましやアシストを受けて笑顔を見せてステージに臨んだ。
そして病床の美波の不安を払拭するように、見事なコンビネーションでステージを成功させた。
この時のステージ曲『Memories』は、実際にアーニャと蘭子が歌うスペシャルバージョンとして1コーラスで流れた。このバージョンは10月7日発売の「ANIMATION PROJECT 2nd season 04」に収録される。
また、この代打ユニットはPの間で「ラブランコ」と呼ばれ親しまれている。
実はフェス終了後に放送された「マジックアワー」において、女子寮でアーニャの自主練習に蘭子が付き合っていたことがアーニャの口から語られており、先のスペシャルステージもその経験と努力が功を奏した形となった。
2nd Seasonでは「シンデレラの舞踏会 -Power of Smile-」に向けて、この2人もこれまでよりさらに前進を求められることとなる。
第16話NO MAKEは、この2人を中心に展開された。他のアイドルと比べクール寄りのキャラである2人は、自分たちのイメージから舞踏会のコンセプトである「笑顔」を引き出せるのかという不安を共有していた。しかし、三村かな子が差し入れで持ってきたシュークリームをほおばっている時には自然な笑顔になっており、プロデューサーからもその笑顔の力を認められた。
第20話では、さらなる前進のため苦手なホラー路線にあえて踏み込んだ蘭子をアーニャが褒めたのに対し、蘭子は苦手の克服以上に挑戦することの楽しさを感じていることを述べた。この時蘭子は知らなかったが、アーニャはプロジェクトクローネのメンバー候補として抜擢されており、未知の世界への不安を感じていた彼女にとって蘭子の言葉はプロジェクト参加へと心を動かすきっかけの1つとなった。
1st Seasonでは蘭子を後押ししていたアーニャが、逆に蘭子に後押しされる形となったといえる。
そして迫るオータムフェスにあたっては、これまでラブライカとして活動していたアーニャはプロジェクトクローネの枠でソロでの参加、逆にこれまでソロで活動していた蘭子は新たにローゼンブルクアルプトラウムというデュオユニットを組んでの参加という、まるで狙ったかの如く対照的な形でそれぞれ新たな体制での活動に取り組むこととなった。