概要
ロシアが生んだすんごい奴。
………のはずだったんだけど、肝心の推力偏向ノズルは問題が発生して取り外されてしまいました。
Su-30MKI(フランカーH)にエンジン毎ノズルを取られたり、生みの親のスホーイ(スホイ)設計局にSu-35扱いされたり、この機の特徴だった推力偏向ノズルと改良されたアビオニクスは初代Su-35や、Su-33UB、Su-30、Su-27といった他のフランカーファミリーに搭載可能となり、Su-27の後継の主力戦闘機となるはずであったが、PAK-FAや二代目Su-35が次世代主力戦闘機として開発され、特徴的な部分は他のフランカーが改修で得たために立場的には実験機となる。
そのためか、製造数は2機(うち1機は喪失、残る1機はSu-35に戻された)のみに留まった。
むしろ形式番号を改めるまでもないと判断されただけで同一仕様のアビオニクスや推力偏向ノズルを持つ機体はきっちり採用されたというわけで、ナンバーの似ているアイツとは少し立場が違う。
非公式愛称はターミネーター、ロシア語ではテルミナートル(チェルミナートル)。
NATOコードネームはフランカーE2。
だけどみんなはスーパーフランカーと呼ぶ。
ゲーム等での扱い
『エースコンバット3』ではパッケージを飾るという大役を獲得し、作中でも前半はヒロインである紘瀬玲名(レナ)の専用機、後半からはSARFの主力として位置づけられる主役級の扱いを得ている。なお、レナ専用機はオプトニューロンという技術に対応した専用機でこのため、レナは作戦に応じた乗り換えが困難となっている。
『エースコンバット04』では、主人公「メビウス1」の搭乗するF-22のライバル黄色中隊の専用機として登場。
後の作品でも機体カラーの一つとして前述の黄色中隊仕様が度々登場している。
『エースコンバットZERO』ではゲルプ(ドイツ語で黄)隊の搭乗機としても登場するが、実際にもSu-27が行った後方へのミサイル発射や、物語の区切りとなるステージへの登場を果たしているにもかかわらず、よく似た塗装の黄色中隊仕様と混同されたりとイマイチ影が薄い。
ちなみにこのゲーム内ではSu-27がフランカー、35がスーパーフランカー、37がターミネーター(チェルミナートル)と呼ばれている。ただしエースコンバット3におけるSu-37の名前はスーパーフランカーでSu-37をベースとした架空の機体である。
また、『マクロス7』のVF-11や『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』のスタースクリームなど可変ロボットの「モチーフ」にされる事もあるが、「そのもの」に変形するロボットはワキ役的な位置づけのサンダークラッカー(『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』)ぐらいである。