夏休みのある日
零くんは、店の手伝いをしていました
一日中 おもちゃにかこまれていたせいか
その夜、スゴイ夢をみました。
それは
ふとんをひきちぎり
のたうちまわるほど………
楽しい夢だったのです
概要
「チトタリン王国」とは、「3年奇面組」の「ちょっとSFシリーズ」に登場した架空の王国であり、一堂零が、中学3年生の夏休み(4度目)の終わり頃に見た夢のお話の舞台である。
あらすじ
チトタリン王国防衛基地「イチオウ・ベース」に緊急出動体勢が敷かれ、
海軍部隊「イロオトコ」
地軍部隊「バン」
陸軍部隊「オメ」
空軍部隊「ウデ」
そして、ハズレ部隊「キメン」が、
セッサ司令の指揮のもと、二人を救出する為に、不毛地帯5963(ゴクローサン)へと向かった。
そこには、チエ王女とミス・ユイを人質として監禁したロボット要塞「オリコーデス1(ワン)」と、
オリコー軍の指揮官、ムゾウ・ホネキシが待ち構えていたのであった。
………と書くと、とってもカッコよく見えるのだが、
ぶっちゃけ、
単なるSFギャグマンガ
であるので、あまり変に期待しないように(笑)
ちなみに詳しい内容は「3年奇面組」旧ジャンプコミックス4巻(マンガ図書館Z)をお読み下さい。
本編との相違点
基本的にチトタリン王国の面々は、本編以上に「パー」となっている。
どのくらい「パー」かというと、
チエ王女とミス・ユイが人質となっているにも関わらず、各部隊搭乗マシンの最大級武器を敵に向かって乱射するほどのパーぶりである。
コンピューターに自軍と敵軍の立場と戦力を全てインプットしたハズレ部隊「キメン」のダイチャンの方が、よっぽど賢く見えるほどである。
そしてその中でも、チエ王女とセッサ司令は、ミス・ユイとミス・イカリと、主副が逆転した為か、
(本編ではキャラの立ち位置が、ミス・ユイ:河川唯とミス・イカリ:伊狩増代が主(ヒロインと奇面組担任)、
チエ王女:宇留千絵とセッサ司令:石砂拓真が副(ヒロインの親友と伊狩の相手役)である)
二人共に、呆れるほど激し過ぎるくらいにボケ役担当となっている。
二次創作の話
なお、そのSFチックな世界観が好みなファンも多く、
何故この話をアニメ版の劇場版にしなかったのか?
と、残念がるファンもいる。
(もっとも、アニメ版奇面組のコンセプトはあくまで「現実世界の夢物語」なので、アニメ制作者の意図とは異なる番外編シリーズは全部アニメ化されなかった。)
その為か、「奇面組シリーズ」のパラレルワールドの一つとして「チトタリン王国」を舞台とした二次創作が作られるようになった。