球磨型
くまがた
史実
No | 艦名 | 工廠 | 起工 | 進水 | 竣工 | 戦没 |
一番艦 | 球磨 | 佐世保 | 1918/08/29 | 1919/07/14 | 1920/08/31 | 1944/01/11 |
二番艦 | 多摩 | 三菱長崎 | 1918/08/10 | 1920/02/10 | 1921/01/29 | 1944/10/25 |
三番艦 | 北上 | 佐世保 | 1919/09/01 | 1920/07/03 | 1921/04/15 | 1946/10(解体) |
四番艦 | 大井 | 神戸川崎 | 1919/11/24 | 1920/07/15 | 1921/10/03 | 1944/07/19 |
五番艦 | 木曾 | 三菱長崎 | 1919/06/10 | 1920/12/14 | 1921/05/04 | 1944/11/13 |
『八六艦隊建造計画』に則り建造された5500t級軽巡洋艦。5隻が建造された。
アメリカのオマハ級軽巡洋艦を意識しつつ天龍型の艦形を大型化、駆逐艦に合わせた高速性能を発揮できるように設計されている。また、「木曾」のみは竣工時から陸上機を収容できるように格納庫と滑走台が設置されていたが、実用性に乏しかったため後に撤去された(「球磨」と「多摩」には、後に「呉式2号射出機」が設置され、水上偵察機の運用が可能になった)。
太平洋戦争前に全艦が近代化改修を受け、加えて「北上」と「大井」は、当時計画されていた特別夜戦部隊の要となるために魚雷発射管を左右各舷4連装5基20門を装備した重雷装巡洋艦(重雷装艦・雷巡とも)に改装されている(計画では「木曾」にも同様の改装が行われる予定だった)。ただし、この大改造むなしく真珠湾攻撃以降の戦闘は空母が主役となった事で重雷装艦の出番はなくなり、また、改修時に排水量が7000t近くまで増加し速力が低下したため、戦中は専ら北方警備や兵員輸送任務などに従事した。
戦争末期には北上はアレを積む為の改造を受ける(ただし実戦投入まではされなかった模様)。同艦は終戦まで残存し、工作艦として従事したのち解体された。
艦隊これくしょんの球磨型
語尾が特徴的だったり、スーパーだったり、腹黒だったり、イケメンだったりと、色物揃いの軽巡の中でも特に色物が多い。
「中途半端」と言われ性能があまり注目されない軽巡の中で、例外的に飛び抜けて実力が高いキャラが多く集まっている事でも知られている。
北上と大井は重雷装巡洋艦に改装されたという史実に倣い、ゲーム中でもそれが再現されている。
具体的には、他の3人と担当のイラストレーターとキャラクターボイス・図鑑のナンバリングなどが異なっている他、作中の台詞でも2人のみ別枠であることが強調されている。
そのため、当初はこの2人が球磨型という事を知らない人が多く、pixivに投稿されるイラストにも球磨・多摩・木曾の3人が一緒なのに北上・大井がいない、または逆のパターンが散見された。
やがて北上と大井が球磨型である事がユーザー間に浸透すると、5人揃ったイラストが増え始めた。
また、if改装で雷巡へと変貌した木曾改二の実装で、北上・大井と合わせた雷巡三人組がセットになった作品も増えている。
ただし、見た目の統一性を重視したいシチュエーションではあえて他を描かない場合もある。
ちなみに、球磨型から川内型までは「5500t旧軽巡洋艦」という一括りで扱われ、ほぼ同型艦といっても差し支えない。
そのため、北上と大井が球磨型であることを知っていても意識しない軍事マニアも多い。
一番艦・球磨
栗毛色の髪とアホ毛、そして語尾の「クマー」が特徴的な長女。最近では超個性派の妹を束ねる姉として注目されている。
史実では、特に高性能だったり異例の武勲を挙げたりしたわけではないが、なぜか各ステータスが軽巡トップクラス。
三番艦・北上
ゆる~い喋り方が特徴のとにかくマイペースな三女。Lv10で改造すると史実通り重雷装巡洋艦となり、「スーパー北上さま」を自称するようになる。史実での経緯もあり、アレの搭載は真剣に拒否している。
レベル50で改二に改造可能。
World of Warships参戦
球磨型軽巡洋艦は、一番艦球磨がKumaとして参戦している。優秀な砲撃力と雷撃戦力を持ち、ベテランから愛される艦となっている。なお、紙装甲は史実通りで、低い対空火力も史実通りとなっている。
かつては、北上がKitakamiとして参戦していたが、バランス調整のため消去されてしまった。