曖昧さ回避
本項では2について記述する。
概要
『修羅の国編』に登場した国を統べる三人の羅将の一人であり、北斗琉拳の使い手。「命のやり取りこそ最高の愉しみ」という信念を持ち、今までに自分の命を狙ってきた数多くの修羅を葬っている。
過去には群将カイゼルと戦い、拳の影すら見せずに倒したが命は取らなかった。
身の回りに自分の命を狙っている修羅や侍女をそれと知りながらあえて付き従えさせ、常に命のやり取りを愉しんでいた。鬚剃りを任せた修羅からの「あなたはそうやって何人の命を奪ってきたのですか?」という問いに対して「百人から先は数えていない」と言ってのけた。
また「野心無き者には生きる価値が無い」と考えている。そのため、野心なき者と見なした者については、その者の力量が優れていようとも容赦なく葬ってしまう。原作では、闘技場を勝ち残った槍使いの修羅に対し「野心がないのか?だったら生きていてもしかたあるまい」として、一瞬にして殺している。
赤子のケンシロウが修羅の国より船で日本に渡った過去や、同じく羅将の一人であるヒョウの実弟であることも知っており、北斗の血縁を熟知している様子だった。また、ケンシロウの放った奥義「天将奔烈」が、かつてラオウが使用していた技であることも知っていた。
ボロを装ったシャチの画策により、シャチに引き渡されたリンを連れ戻す為に居城に乗り込んできたケンシロウと一対一で戦った。
一進一退の攻防の末、破孔をついて徐々にケンシロウの足の自由を奪い、勝利を確信して止めの残風燕破を繰り出すが、既にケンシロウによって視神経を封じられていたため狙いがそれ、反撃により致命傷を負って敗れた。
死の間際、ケンシロウが赤子の頃にジュウケイによってラオウ・トキと共に修羅の国からリュウケンの元に船で送り出された事を告げ、更にヒョウとケンシロウを戦わせないためにケンシロウに修羅の国から出るよう警告しつつ居城の下を流れる川に落下し、死亡した。
なお、ヒョウやカイオウと異なり北斗宗家との関係などのエピソードは明らかにされていない。そのためか、血の運命に翻弄されることなく最期まで自らの信念を貫き命がけの戦いを楽しんでいた。
容姿
黒髪のオールバックに口髭を蓄えており、マツ毛はやや長め。
モデルはイギリスのロックバンド「QUEEN」のフレディ・マーキュリーと言われている。