曖昧さの回避
本来はヘル・アンド・ヘブン、またはヘル・アンド・ヘヴンであり、「・」が抜けている。この項目は不要の誤植項目であるが、長く使われている為現状は原文掲載する。
概要
攻撃を司るブロウクンアームと、防御を司るプトテクトアームを発光させ、「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ…」の呪文と共に両手を組み、その状態でステルスガオーの推進力で敵に突撃を仕掛ける技である。攻撃エネルギーと防御エネルギーを反発させることで、絶大なエネルギーを発揮する。
TVシリーズでは、この両手でゾンダー核を抉り出すために使われており、必然使用頻度も高い。だが、これ自体ギャレオン内部にあったブラックボックスから解析されたものを再現したものであり、最後の呪文が解明できていなかった不完全版で、身体に掛かる負担が大きく、当時サイボーグ体だった獅子王凱にとって、まさに命削りの諸刃の剣で、十数発繰り出しただけで機能停止寸前まで追い詰められた。
後に様々な経緯からゴルディオンハンマーが開発されたことにより、必殺技の座は、ハンマーヘル・アンド・ヘブンに譲られることになるも、ハンマーが使用できない状況下では何度か使用された。
原種大戦終結後には、凱が「エヴォリュダー」へと進化した事と、ガオファイガーの全体的な性能強化の結果、連発さえしなければ問題ないレベルまで安全性が明確となり再び使われるようになる。
但し、使用後のダメージが回復できる様になっただけなので不完全版である事に変わりない。
強力な技である半面、使用の際には大きな隙を作る為、EMトルネードで相手を拘束してからこの技を使用しているが、この拘束でも確実とは言えず、一部のゾンダーロボやメカノイドが反撃に出ているケースも稀にある(EI-15等が該当する)。
基本的に左腕の防御エネルギーを先にオーバーフローさせる事によって中のゾンダー核、あるいはメカノイドの搭乗者を保護するのだが、OVAでは一度だけ攻撃エネルギーを先に展開して使用した事がある(この場合は防御エネルギーによる保護がされない)。
ヘルアンドヘブン・ウィータ
緑の星の指導者カインとその血を受け継ぐ者にしか発動することが出来ないとされる、真のヘル・アンド・ヘヴン。
凱が使用後に多大な反動を受けていたのは、彼がカインとは無関係な存在であったため、不完全なものしか使えなかったのが理由である。
その威力は凱の不完全発動を凌ぎ、実質的な上位技であるゴルディオンハンマーや如何なる強大なエネルギーも相殺し消し去るはずの超竜神のイレイザーヘッドとかち合っても一方的に押し返してしまえる程強力であり、しかも使用後の反動も全くない。
劇中、カインは既に死亡、その息子である天海護もこの技を使えるほど覚醒が進んでおらず、発動可能な者は存在しないはずであった。
しかし、Zマスターの中枢であるマスタープログラムに最後の封印を解かれた護が使用し、浄解消滅させた。この時は拳の先からビーム状のエネルギーを放つというものになっている。
例外としてカインの記憶と能力を受け継いだ『ソール11遊星主』のペイ・ラ・カインが発動可能であり、また、複製されたレプリ護もパスキューマシンのお陰でスターガオガイガー強奪時に使用しており、ゴルディーマーグを消滅させ、超竜神やガオファイガーを大破させているが、傀儡として空虚な使命感しか持たないレプリジンでは本来の威力を発揮仕切れなず、互いの技の撃ち合いでは、『地球を守る』という強固な正義の意志と『勇気』に支えられた凱の不完全varの前に押し負け、敗れ去っている。
ヘル・アンド・ヘブン・アンリミテッド
ジェネシックガオガイガーが使用する技。究極の攻撃機能であり、使用の際にはガジェットツールである専用マニュピレーター保護グローブを装着する。「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」の呪文の後に生命を意味する「ウィータ」を唱えるが、凱はカインの血を引くものではないため、この技も不完全な発動である。
命中と同時に敵体内にエネルギーを送り込み、内部爆発を誘発する技で、通常時をも大きく上回る破壊力を有する。その名の示す通り、ジェネシックオーラによって破壊力が無限に増大するという破壊神の名にふさわしい性質をもつ。ビジュアルにも、右腕と左腕の発光順序が逆になっているという違いが見られる。
その一方で、使用の際には、推進システムなど本体の一部を覆うジェネシックアーマーが消失する。パルパレーパ・プラジュナーとの戦闘時には、一度その隙の部分を突かれ、毒性のケミカルナノマシンを注入されている。
ゴッドアンドデビル
パルパレーパ・プラス及びパルパレーパ・プラジュナーの使用するヘル・アンド・ヘブンに酷似した技。
背中の6つの多目的モジュール「カーベータ」を組み合わせて構成した鉗子型モジュールを両腕の先に装着し、エネルギーを纏って突撃する。構成後のモジュールの見た目はガオガイガーのディメンジョンプライヤーに似ており、先端には攻撃エネルギーと防御エネルギーと思わしき発光体を備えている。
プラジュナー時にはこの鉗子型モジュールの形状もそれに合わせて変化している。
pixivにおいて
この技と似た構図のポーズの画像に、このタグが付けられることが多い。主に「両手を広げたポーズ」「両手を組んだポーズ」などが該当する。
もしかして
イナズマイレブンGOギャラクシーにおけるチーム「ダークエンジェル」の必殺タクティクス。公式ではブランクを入れて「ヘル アンド ヘブン」と書くのが正しいようである。(画面でもそう見える)
味方選手の移動速度UPと同時に相手選手の移動速度をDOWNさせる攻防一体の技。
関連タグ
メドローア……『ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~』に登場する呪文。左右の手にそれぞれ、火と氷の相反する攻撃呪文を展開し、両者を合体させて放つという、類似点の多い必殺技。