概要
「歴史の本文」とも称される、世界各地に置かれた石碑。
決して砕けず、割れず、解けない硬石に記された超古代文字による歴史文であり、オハラの考古学者を除き解読できる者はいない。
世界政府は超古代文字解読を行っていた研究者たちの抹殺を急いでおり、オハラはそれが原因でバスターコールを受けて島ごと滅亡に追いやられた。このため、オハラの学者たちの長・クローバー博士はポーネグリフには世界政府が決して明かそうとしない「空白の100年間」(大海賊時代到来の900~800年ほど前)の記録が刻まれているのではないかと推測している。
このポーネグリフを作ったのはワノ国の石工の一族・光月一族とされている。
真の歴史の本文(リオポーネグリフ)
ポーネグリフはそれ単体では単なる歴史碑文であり、大きく分けると
- 歴史を記した石
- 1の在処を記した石
の二つに大別される。
オハラ最後の生き残りであるニコ・ロビンによれば、この「歴史を記した」方のいくつかのポーネグリフに記された記述を繋げて読むことで、一つの物語が完成するとされている。これが「真の歴史の本文」(リオ・ポーネグリフ)であり、ロビンの師であるクローバー博士の研究によると、世界政府の元となった者たちにとって何らかの不利益になると推測される「超古代王国」の真相が記されているらしい。
勿論、ポーネグリフは一辺が4~5mもある巨岩であるため、それそのものの回収は難しい。よって真の歴史の本文を解き明かす際には、紙や布で移し(魚拓をイメージすると良い)を取るのが一般的である。
ロードポーネグリフ
ゾウ編で明かされた、偉大なる航路の最果て「ラフテル」の場所が記されたポーネグリフ。赤い色をしているのが特徴で、全世界に4つしかない。
ロードポーネグリフにはラフテルの在処の鍵となる地点(それぞれ別の4か所)が記されており、それを繋げた交点にラフテルは所在する、とされている。直交しているとは限らないため3つではなく4つ揃えなければその場所は分からないようだ。
なお、ゾウで暮らすミンク族は光月一族の古くからの兄弟分であり、このロードポーネグリフも彼らの手により大事に守られてきた。
護り手
ネフェルタリ・コブラ
アラバスタ王国現国王。アラバスタ地下神殿に眠る古代兵器「プルトン」の在処を記した碑文を護っており、プルトン強奪とアラバスタ王位簒奪を目論むクロコダイルにそれを狙われた。しかし助手を務めていたニコ・ロビンがウソの解読をして「プルトンの在処など記されていない」と発言したため、最終的にプルトンの在処はロビンの頭の中とアラバスタに永遠に封印されることとなる。
シャンディア
遥か大昔、黄金境シャンドラで暮らしていた人々の末裔。400年前に空島に島ごと吹き飛ばされた後もスカイピアの神兵や海賊たちから守り継いでいたが、海賊王ゴールド・ロジャー及びロビンによりその目的は果たされる結果となった。
超古代兵器ポセイドンの在処を残しており、後に意外な形でそれは姿を現すこととなる。
ネプチューン
魚人島リュウグウ王国現国王。
「ジョイボーイ」なる存在が記された碑文を護り継いできた。
ミンク族
ゾウに棲む獣人種族。ロードポーネグリフの一つを所有しており、彼らの口から光月一族の存在が語られた。