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くろしお(潜水艦)の編集履歴

2016-05-04 23:56:43 バージョン

くろしお(潜水艦)

くろしお

海上自衛隊が運用している潜水艦。

JR西日本の特急の愛称については「くろしお」を参照。


概要

「くろしお」とは、海上自衛隊の潜水艦名のひとつ。艦名は海自の前身、旧日本海軍陽炎型駆逐艦黒潮」に由来し、これを初代として、現在までに3代の「くろしお」が在籍している。


4代目「くろしお」(SS-596)

現在現役にある4代目「くろしお」は、川崎重工神戸造船所で建造され、2004年3月8日に竣工・就役した、新おやしお型潜水艦の7番艦。

海自の潜水艦は、前級のはるしお型(現在は練習潜水艦となった4代目「あさしお」のみ現役)までは、米軍の実験潜水艦3代目アルバコアを発祥とする涙滴型の船体が用いられていたが、新おやしお型潜水艦ではこれを脱却、より水の抵抗に強い葉巻型の船体を採用した。この葉巻型の船体は、次級でスターリング機関を採用したそうりゅう型潜水艦にも受け継がれている。

現在は同型2番艦の「みちしお」や、後輩にあたる「そうりゅう」「うんりゅう」とともに第1潜水隊群に所属、定係港は呉である。


自衛艦これ風黒潮

【艦これ】らくがきまとめ-その4


過去2代の「くろしお」

「くろしお」はまた、海自として初めて導入された(旧日本海軍から通算すると、旧海軍消滅以来10年ぶりに復活した)潜水艦の名前でもある。


2代目「くろしお」(SS-501)

もともとは米軍のガトー級潜水艦ミンゴで、レイテ沖海戦で旧日本海軍の駆逐艦・玉波を撃破したこともある。

戦後の1955年8月15日にサンディエゴにおいて自衛隊側に引き渡され「くろしお」と命名。1966年までに多数の潜水艦乗員を養成し、「くろしお」から得た技術はその後の潜水艦開発に生かされた。

また、『潜水艦イ-57降伏せず』『太平洋の翼』など、60年代の戦争映画にも、旧海軍の潜水艦役で数多く"出演"している。また小沢さとるの漫画・サブマリン707に登場する主役潜水艦の「SS-707うずしお」のモデルになった。

1970年8月15日付で除籍。米側に返還されたのち、ほどなく佐世保で解体されたという。


3代目「くろしお」(SS-570)

第3次防衛力整備計画に基づく昭和46年度計画潜水艦8085号艦として、川崎重工神戸造船所で1972年7月5日起工、1974年2月22日進水ののち、1974年11月27日に竣工・就役した。建造先の川重神戸はかつて某飢えた狼某対空博士も手掛けた造船所で、初代黒潮とは生まれ故郷が異なるとはいえ同じ関西艦であるという共通点がある。1991年3月20日に特務練習潜水艦に種別変更され、艦籍番号がATSS-8003に変更された。1994年3月1日に除籍。


関連タグ

おやしお:同型1番艦で当代は3代目。現在は練習潜水艦を務める。

黒潮(艦隊これくしょん)


そうりゅう型潜水艦(次級)


親潮(艦隊これくしょん):初代親潮は旧海軍の陽炎型駆逐艦で初代黒潮と同型。

満潮(艦隊これくしょん):現在の「みちしお」は3代目で、初代は旧海軍の朝潮型駆逐艦

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