「血を流す事を恐れてはいけない。臆病が必要な時もあるが、蛮勇を手放すな」
「ここまでだ。君の魂は大地へと還る……安らぎを得たまえ」
プロフィール
"魔術師"であるが魔術協会とは全く関わりがなく、むしろ"魔術使い"に近い。
概要
『Fate/Grand order』に登場するキャスターのサーヴァント。レアリティは☆3。
メインシナリオでは、第五章「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」にて登場。ケルトとアメリカ合衆国のどちらにも属さないアウトローを率いた。
ある程度のサーヴァント達が揃ったところで、主人公達を含む味方をラーマ治療の為にシータがいるアルカトラズに行く班と戦況打破の為にメイヴを暗殺する班に分け、自身はメイヴ暗殺班を率いた。
しかし、聖杯で底上げされていたクー・フーリン・オルタの力やアルジュナという想定外の戦力を前に暗殺は失敗、ロビンフッドは逃がせたものの他のメンバー共々返り討ちにされてしまった。
だがメイヴに殺害される寸前、人理焼却の本質をカルデア側以上に知っていることを仄めかしていた。
なお、第五章のシナリオクリア報酬でもある。
真名
ジェロニモは北米大陸における先住民族の一つ、アパッチ族の戦士である。
元々はアパッチ語で「欠伸をする人」という意味合いの、のんびりした名前であった彼の人生が一変したのは、二十歳のときである。
妻子をメキシコ兵に惨殺された彼は、演説をぶち上げると『戦士』としてメキシコ軍へ報復を行った。
恐慌を来したメキシコ兵たちが彼のことを「ジェロニモだ!」(聖ジェローム、獅子のように戦うことで名を馳せた聖人)と叫んで以降、彼の名はジェロニモへと変わった。
彼の名声がもっとも高まったのは、三度目の降伏直前の戦いだろう。自軍の数倍の兵士を相手に、ジェロニモは単身で司令官の暗殺に挑み、それを果たした。なお、その際に司令官は「アパッチ族の皆殺し」を訓示していたという。
ジェロニモは決して野蛮で残忍なだけの人間ではなかった。冷静であり、慎重。降伏も辞さないが、誇りは決して捨てない。
ジェロニモと彼が率いる三十五人のアパッチ族を捕らえるために、アメリカ政府は五千人もの兵士を動員した。
なお、ジェロニモという名はあだ名であり本来なら真名ではないのだが、死人の名前を言う事は出来ないというアパッチの教えへの配慮と彼本人への敬意として本名は伏せ、ジェロニモを真名としている。
人物
理知的であり、非常に淡々とした口調で喋る。
秩序だった考えを持ち、どんな状況でも冷静な立ち位置を守る。マスターに対しても礼儀正しく接するであろう。
ただし、一旦本気で怒らせると手のつけようがない。赤い悪魔とも呼称され、あらゆる兵士に恐れられたのは伊達ではないのだ。
第五章『イ・プルーリバス・ウナム』では曲者揃いのメンバーの中で数少ない常識人として振る舞う。
能力
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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C | D | B | B+ | C | B |
保有スキル
血塗れの悪魔(B) | キャスターにあるまじき武勇伝を誇る。弓、槍、ナイフなどどれを取っても熟練の腕前。近接戦闘力に大きなボーナス。優れた戦士であり、何より復讐の念に燃えていた彼は槍が折れ矢が尽きても、自身と相手の血で真っ赤になりながら、ナイフ一つでメキシコ兵と戦い抜いたという。 |
---|---|
シャーマニズム(B) | |
守護の獣(B) | |
陣地作成(B) | 「魔術師」のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地な陣地「工房」を作成可能。 |
道具作成(C) | 「魔術師」のクラス特性。魔力を帯びた器具を作成可能。 |
宝具
大地を創りし者(ツァゴ・デジ・ナレヤ)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~30
- 最大捕捉:100人
アパッチ族に伝わる巨大な《コヨーテ》を召喚する。
召喚されるなり、彼に煙草を奪われた《太陽》が彼を追いかけ始め、結果的に広範囲に渡って強烈な陽光によるダメージを与える。
と同時に、守護者であるコヨーテによって味方側の力を増幅させる。
「精霊よ、太陽よ。今ひととき、我に力を貸し与えたまえ! その大いなる悪戯を……『大地を創りし者ツァゴ・デジ・ナレヤ』!」
関連イラスト
関連タグ
Fate/Grandorder サーヴァント キャスター(Fate)
アサシン(Fate)/バーサーカー(Fate):ジェロニモのシャーマン時代の逸話はさほど有名ではなく、一般にはメキシコ軍に歪められたこちらのイメージを想像する人が多い。
ビリー・ザ・キッド(Fate):第五章でレジスタンスに所属する。彼も本名が真名になっていないサーヴァント。ただしこちらはあだ名が有名過ぎるためと真逆である。