概要
王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴの所属するドンキホーテ海賊団の使用人兼殺し屋で、煙草を吹かすメイド服の美しい女性。
「ベビー5」という呼び名はドンキホーテファミリーのコードネームであり、本名は別に存在する(現時点ではその本名については不明)。
ドンキホーテ海賊団壊滅後、八宝水軍に加わった。
プロフィール
能力
悪魔の実 | ブキブキの実 |
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解説 | 体のあらゆる部位を武器に変身させられる |
種類 | 超人(パラミシア)系 |
”武器変貌(ブキモルフォーゼ)”という技を使い、体の各部もしくは全てを様々な武器に変形させて操る「全身武器人間」。
銃器や刀剣、ミサイルなど「武器」であれば種類を問わず、刀剣に変身して仲間の武器となったり、自らの意思を持ったミサイルとなって敵を追い回したりと応用の幅や戦術は非常に広い。
能力を使わず、自前のガトリングガンや刀剣を武器として使用することもあるが、彼女の能力を考えるとあまり意味のある装備とは思えない。ちなみにガトリングガンは後述の性格から騙されて購入したものである。
技
基本的に全て”武器変貌”であるが、どんな武器に変身するかはその時による。変身する武器によって後に続く技名が異なる。
剣女(エスパーダ・ガール)
上半身全体を刀身とした巨大な曲刀に変身する。
この姿で自分自身が戦うのではなく、仲間に自分を持たせて武器として使ってもらうための姿である。
ミサイル女(ガール)
自らの体をミサイルに変身させて相手に特攻、爆発して自分諸共に粉砕する。
ベビー5本人の明確な意思を持っているため、逃げる相手も決して逃がさない。爆発後の体は破片となってしまうが、すぐに集合して元の姿に戻る。
拳銃女(レボルベル・ガール)
上半身を拳銃に変身させ、弾丸を発射する。
連射も可能で、弾丸は着弾と同時に爆発を起こす。
片足を銃に変化させる亜流技”拳銃脚(レボルベルレッグ)”も存在する。
鎌女(シックル・ガール)
足を大きな鎌の刃に、腕を長い鎖に変身させる。
より正確に言えば「鎌」というより「鎖鎌」である。両手足を同時に変身させるため、自力で動くことが難しくなってしまうが、仲間に振り回してもらえば広範囲を薙ぎ払う強力な武器となる。その刃はフランキー将軍の腕を突き破るほど鋭い。
性格
異常なまでに頼まれても断らない性格で、どんな容姿の醜い男性に言い寄られても「自分を必要としている」と感じてすぐ恋人にしてしまう他、その婚約者や仲間からの借金の要望や物のおねだりにもすぐに応えてしまう(その結果、現在借金が9800万ベリーもある)ため、ドフラミンゴは婚約者ができると金目当てで言い寄るその婚約者達を町ごと消し去っている(現在8人殺している)。しかし、自分の恋人を何度も殺している事になるので、その恨みからドフラミンゴを殺そうとする事もあった。また、新聞の勧誘を断り切れずに50社も取ってしまうなど、その断れなさはもはやメンヘラの域に達していると言える。
この性格は幼少期に母親から「必要のない人間」と言われ、口減らしのために山の中に捨てられた過去から形成されたものである。
活躍
初登場はドンキホーテ海賊団の本拠地ドレスローザで、婚約者を殺された恨みから王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴを殺そうとして失敗した。
次の登場は世界政府が立ち入り禁止している島パンクハザードで、モンキー・D・ルフィによって倒された元世界政府科学者でドフラミンゴの協力者でもあるシーザー・クラウンを回収する任務のため、バッファローと共に島にやって来たが、そこで麦わらの一味のフランキーが操縦するフランキー将軍との戦いに苦戦し、最後はトラファルガー・ローや残りの一味などの加勢により圧倒的不利となり、シーザーを連れてバッファローと共にドレスローザに逃げ帰ろうとしたところをナミの発生させた雷撃によって打ち落とされた。その後、バッファロー共々ローの能力により首が胴体から切り離されてイカダに乗せられ、ドフラミンゴをおびき寄せる目印に使われた。しかし、ドフラミンゴと合流するとすぐにドフラミンゴに連れられてパンクハザードに向かい、胴体と合体した上で拠点であるドレスローザに帰還した。
その後はローの尋問に立ち会ったり、ピーカが処刑しようとしていた部下を代わりに始末したりした。その後、サイと交戦している最中に彼に「必要とされている」と勘違いし、サイから冗談で「じゃあ死んでくれ」と言われたことでその場で自決しようとするも、サイに止められる。さらにラオGがベビー5の命すら捨てようとする献身性を「便利な女」呼ばわりしたことに怒ったサイが「勝ったら俺が妻に貰う」とプロポーズに近い言葉を告げられ、直後にサイがラオGを瞬殺したことで婚約する。同時に戦意を失ったためか、そのまま戦線離脱した。
ドフラミンゴ敗北後ファミリーから脱退し、幹部では唯一海軍に捕縛されることなくドレスローザから脱出し、麦わら大船団結成の宴にも参加していた。