身の丈:7尺5寸(約2.27m)、目方:42貫(約157.5kg)、生育環境:平均気温13℃前後、平均湿度80%
概要
『仮面ライダー響鬼』三十八之巻「敗れる音撃」、三十九之巻「始まる君」から初登場する等身大の魔化魍の一種。
ワニと蛇と蝙蝠を掛け合せたかのような爬虫類的な外見をしており、人間の体液を餌とし、捕まえた獲物を口から吐き出す強力な糸で縛り上げて住処としている洞窟に吊し上げるという性質を持つ。
なお、伝承では呼子、呼子鳥、山小僧などといった呼称で伝わっており、魔化魍ヤマビコに近い存在と考えられてきた。
強靭な瞬発力で獲物に襲い掛かり、鋭い爪を使った斬撃と口から放つ伸縮自在の長い舌を使って敵を圧殺する
また、劇中に登場した個体は洋館の男女によって強化改造を施され、以前にスーパー童子とスーパー姫が奪取したアームドセイバーを解析したデータを元に、音撃を阻むスピーカーの様な形をした隔壁音波装置を取り付けられており、ここから破壊超音波を放って攻撃できるほか、音撃を阻む音波を放出してあらゆる清めの音による攻撃を無効化することができる。さらにこの音波は鬼たちの攻撃を防ぐバリアの様に展開したり響鬼とアームドセイバーの同調を阻んで装甲響鬼への変身を妨害する効果も持つ。
劇中ではこの能力をいかんなく発揮して鬼たちの攻撃を尽く無力化したばかりか、殆ど無敗を誇って来た響鬼を完膚なきまで叩きのめすという快挙を達成した強敵であったが、川原での決戦時に隔壁音波が水面に伝わっている様子から音波の周期を明日夢に見抜かれ、明日夢の指摘を受けた響鬼に一瞬の隙をつかれ隔壁音波を破壊されてしまい大幅に弱体化。
最後は装甲響鬼への変身を許した響鬼に為す術も無く圧倒され止めに一撃で放たれた『鬼神覚声』を受け爆散消滅した。
なお、のちに“オロチ現象”によって別個体が出現しているが、上記の個体同様に隔壁音波を発生させる事は出来ない模様。
余談
モチーフとなった妖怪は山彦(または山彦と同じ性質を持った妖怪)の鳥取県での名称である呼子。