概要
鳥取県において1987年10月14日にJR西日本から転換された若桜線(郡家駅~若桜駅間、延長19.2km)を運営する第三セクター鉄道会社である。2008年に若桜駅を始めとした線内各種施設が一括して登録有形文化財となった。2009年からは線路・駅施設などを地元自治体に譲渡し、運営形態を上下分離方式に変更した。
ちなみに若桜鉄道には隼さくらという萌えキャラが存在する。
保有車両
WT-3000形:開業時からいる気動車。もともと「WT-2500形」を名乗っていたがエンジン載せ替えを実施し改番。2017年度以降は再改造され水戸岡鋭治氏によるデザインに変更される。
WT-3300形:ステンレス製の気動車が1両在籍。
C12:蒸気機関車。167号機が若桜駅構内で保存されている。圧縮空気による構内走行可能。一時期塗装をピンク色にしていた。
DD16:ディーゼル機関車。7号機がC12の補機として在籍。
ヨ8000形:ヨ8627号車が車掌車として在籍。
ト1形:貨車。長野電鉄にいたト6号が移籍。
若桜線の見た夢
かつて国鉄はこの路線を八鹿まで延ばす計画を持っていた。しかし国鉄解体によって幻と消えてしまった。
地元側では宍粟市経由で播磨新宮まで延ばすよう要望もあった。(参考)
一方、日高町有力者は当路線を江原まで延ばし、出石鉄道と接続し、さらに出石鉄道を加悦鉄道とつなげる構想を打ち出し、鈴木商店から但馬軽便鉄道の免許を譲り受け一部を建設したが実現せず未成線となってしまった。
関連タグ
第三セクター 鉄道 気動車 ドーンデザイン研究所水戸岡鋭治デザイン
JR因美線:相互直通運転を実施。