概要
マルクト帝国軍第三師団の師団長で、優秀な軍人を輩出し続けてきたカーティス家の養子。旧姓はバルフォア。
階級は大佐だが、将軍職に相応しい実力と功績を持つ。
ネフリー・オズボーンの兄。六神将の死神ディストやマルクトの皇帝ピオニーとは幼馴染。
冷静沈着で頭が切れ、パーティの頭脳的な役割をこなす。ただし確信が持てないことについては言葉を濁す傾向があり、事態の悪化を招くこともある。
他者には敬語と穏やかな物腰で接するが、その言動は掴みどころがなく、辛辣な皮肉屋。自分の嫌味によって周囲から買う反感さえも、本人は楽しんでいる。
能力の非凡さから「皇帝の懐刀」と呼ばれる一方、戦場で骸を漁るなどの噂から「死霊使い」(ネクロマンサー)の異名を持ち、科学者や軍人の間ではその名を知らぬ者はいないほどの有名人。
六神将に匹敵する実力の持ち主だが、黒獅子ラルゴに「封印術」を掛けられ、実戦初心者のルークと同程度まで弱体化させられた。
譜眼の制御装置として特殊な眼鏡を掛けているが、実際の視力は高い。普段は「コンタミネーション現象」を利用し、右腕の表層部分に微粒子状にした槍を融合させて収めている。
彼が普段来ている軍服は、ベルトのバックルがパックマンの形をしている。
元ネタは韓流スターの代名詞であり、アビスが発売当時は絶大な人気があった微笑みの貴公子ことペ・ヨンジュンとも一部で言われている(らしい)。
過去
幼少期から譜術に関する才能に溢れ、8歳で譜眼の技術、9歳で複製譜術「フォミクリー」の理論を開発。
そのため、故郷ケテルブルクでは譜業技術に長けた幼馴染のサフィール(後のディスト)と並んで「譜術のバルフォア博士」として有名だった。
その一方で生死についての認識や興味が薄く、新しい譜術を考案しては実験と称して街の外の魔物を殺し回るなど異常な精神性を垣間見せ、妹ネフリーから恐れられていた。
才能に溢れるがゆえ、大人を含めて周囲の人間全てを見下す冷血な少年だった。彼の教師であった女性ゲルダ・ネビリムに対してだけはある程度心を許していたが、それは彼が唯一扱えない第七音素を扱うことのできる身近な人間だったから、というだけである。
フォミクリーは、壊れた妹の人形から新しいものを複製するのに利用したのが最初。
ある時、慢心から素養のない第七音素の譜術を使おうとし、その暴発事故でネビリムを死亡させてしまう。
死なせてしまった彼女を新たに作り出そうとしたのがフォミクリーを人間に利用した最初の例で、結果は失敗。
理性の欠如したレプリカネビリムを生み出してしまった。
その後完全な彼女の再生を目標にフォミクリーの研究を続けるが、ピオニーの説得により放棄。
以後、心を入れ替え生体レプリカを禁忌とする。現在では、「可能なら生まれたばかりの自分を殺しにいきたい」などと口にするほど過去の自分の行いを悔いている。
アクゼリュス崩壊のことも自分の責任が大きいことを自覚しており、故にルークが一人だけ責任から目を背けようとしていたことにも、静かながらも激しい憤りを見せた。
このことに関して、一部のファンからはヴァン以上の元凶として罵声を浴びせられているが、上記のことから本人もそれに関しては自覚を持っており、だからこそ過去の自分の行いを後悔している。(自分がフォミクリーを発案しなければ、この作品で起きた事件の大半が無かったことにできたかもしれないため)
戦闘
第七音素の素養こそないものの、目に施された「譜眼」から大量の音素を取り込んで、闇属性を除く5属性の譜術を操る強力な譜術士。攻撃系の中級~上級術を自力習得する。
※ただし、秘奥義である「ミスティック・ケージ」が闇属性であるため、実質全6属性を使うことが出来る。
更にイベントをこなすことによって高威力の禁術を3つ習得できる。
他にも、卓越した槍術の使い手でもあるため遠近両方を任せられる。
ただし、どちらの場合でも片手はポケットの中。
挙句の果てに、物の押し引きも片手で行う。
…真面目にやろうよジェイドさん。
他作品での出演
『ビバ☆テイルズオブ』ではゼロス・ワイルダーと共に司会を務めている。
『テイルズオブハーツ』には援護攻撃という形でゲスト出演。『テイルズオブバーサス』では新帝国ニーズホッグの大佐としてユグドラシルバトルに出場。
『テイルズオブヴァールハイト』では闘技場のSPランク最終戦に登場する。
『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2』のクエスト「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」ではゼロス・ワイルダーと共にゲームを乗っ取ろうとする。
『テイルズオブゼスティリア』ではエクストラダンジョンにて、ソフィと共にゲスト出演。戦闘では原作で覚えなかった術や秘奥義も使用してくる。
『ケロロRPG』では、クルル曹長がジェイドの技を覚え、彼の台詞をそのまま使う。
これは、声優が共通しているため。
関連イラスト
関連タグ
テイルズオブジアビス TOA ジェイド ネフリー ピオニー ディスト
ルーク・フォン・ファブレ ティア・グランツ ガイ・セシル ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア アニス・タトリン 鮮血のアッシュ ブウサギ