CV:小笠原亜里沙
人物
ファーストシーズン
ソレスタルビーイングの出現により、彼らと対等に渡り合うために超人機関技術研究所(以下、超兵機関)から派遣されてきた。
セルゲイ・スミルノフを隊長とし、ガンダムを鹵獲するために新設された部隊・頂武に所属する。当初はまるで機械のように任務に当っていたが、セルゲイや隊員達との交流によって人間らしく変化していった。
1期終了後はセルゲイが身柄を預かり、養子となる話も出ていた。
セカンドシーズン
その能力の高さから、アロウズに徴集された。階級は中尉。23歳。
地球連邦軍の捕虜となっていたアレルヤ・ハプティズムによって、本名がマリー・パーファシーであること、アレルヤとハレルヤの名付け親であったことが判明。
元々は、五感がなく脳量子波でしか会話が出来なかった。アレルヤとの出会いは、その脳量子波に惹かれてやって来たことから。
そのため、超兵機関が後天的に人格を上書きし、それによって五感を取り戻した。(詳しくは後述)
アレルヤとの接触で『マリー・パーファシーとしての記憶』が蘇り、セルゲイの了承を得て、彼と生きるために共にソレスタルビーイングへと赴いた。
因みに記憶を取り戻した彼女は、マリーでありながら、ピーリスの時の記憶も持ち続けているため、実の父のように慕っていた上司であり、養子となる話も出ていたセルゲイに対し、『ソーマ』として「貴方の娘になりたかった」と語り、別れた。
戦闘中行方不明という事もあり、このことはアロウズでは、殉職とされた。
その後暫くはプトレマイオス2内での雑事を熟していたが、ブレイクピラー事件でセルゲイが息子である筈のアンドレイ・スミルノフに討たれた瞬間を見てしまったことでショックを受け、再び、ソーマとしての人格が表に出現、敵を討つためにGNアーチャーに乗って出撃するように。
24話ではトランザムバーストによって、マリーとしての人格が表面化すると共にアンドレイにセルゲイの本当の気持ちを悟し、本来の優しさを取り戻し、無益な復讐を止めた。
2期終了後は、アレルヤと共に巡礼の旅に出た。
劇場版「A wakening of the Trailblazer」
脳量子波を放つイノベイターになりうる因子を持つ人を襲うELSにアレルヤと一緒に狙われていた。因みに本作では、ハレルヤに「ピーリス!」と呼びかけられた際に、ソーマとしての人格が少しだけ表面化している描写がある。
パイロットとしての技能
パイロットとしての能力は高く、ティエレンタオツーで幾度となくガンダムを追い詰め、GN-Xではセルゲイとの連携でガンダムキュリオスを倒した。
またその際は、肉体強化に加え、脳改造により脳量子波を使うことが出来るため、超兵同士で起こる脳量子波の干渉により、アレルヤ自身も苦しめた。
セカンドシーズンでは、専用のアヘッドが与えられ、やはりアリオスガンダムと戦闘を繰り広げた。
ソレスタルビーイングに加わってからは、アレルヤとセルゲイが『戦わせない』ことを誓い合ったため、戦闘に出る機会はなくなったが、セルゲイの死を切っ掛けに再び表現したソーマはGNアーチャーに乗り、アンドレイへの復讐に躍起になった。
劇場版では、複座型であるガンダムハルートにアレルヤと共に搭乗、ELSと戦った。
二つの人格
ソーマの本来の人格である『マリー・パーファシー』は超兵機関で超兵として開発されたデザインベイビーだったが、五感がなく、動くことも出来ない状態だったため、新たな人格を上書きすることで五感と意識を取り戻した。その時に新たに与えられた名前がソーマ・ピーリスである。
2期に入ってマリーの人格が復活したものの、ソーマの人格はマリーの人格と「融合」したのか、それともアレルヤのように「共存」しているのかという部分で議論を呼んだ。
監督などによれば「封印されていたマリーだったころの記憶が蘇った」という感じらしく、終盤で二人の口調が混じったような口調で話していたこともあり、「融合」なのではないかといわれている。
余談だが、その状態をファンの間では『ソーマリー』(ソーマ+マリー)と呼称している。
マリー・パーファシー
厳格な性格で厳しい口調のソーマとは正反対に穏やかで柔和な口調で話す。
超兵機関にてアレルヤとハレルヤに名前を与えた張本人。
アレルヤとは互いに初めて心を通わせた相手同士であり、大切な存在として想っている。
2人の関係を問われた際には揃って赤面する姿も見せた。