概要
仮面ライダーBLACKRX / 南光太郎が、怪魔界で出会った学者・ワールド博士に託された設計図から作り上げた通称「光の車」。「重装騎マシン」とも呼ばれる。
当初は起動しなかったが、かつてゴルゴムのクジラ怪人がBLACKの命を救った「聖なる海の洞窟」に運ばれ、生命のエキスを得て起動し、自分の意志を持ちライダーと会話もできるスーパーマシンとなった。
アクロバッターと同じく明確な意思を持ち、RXをサポートする。おまけにRXが呼べばどこからでも駆け付けるという超お利口さん仕様。
地上だけでなく水上・水中・地中も疾走し、地球と怪魔界を行き来する能力をも有する。また、映画「仮面ライダー世界に駆ける」では過去にタイムスリップしBLACKへと退化した光太郎を救うためにRXと共に時間逆行している。
車体前部にグランチャーというアゴ、車体上部にパイルエッジという鋸状の突起を備え、地中を進む際の掘削機や、戦闘時の武器として活用し、ライディングアローと呼ばれる体当たり技も有する。
なお前作に登場したバイク ロードセクターのパーツが使われていると噂されているが、ロードセクターは製作者へと返却されたというのが公式設定となっている。しかし、ライドロンにRSコンピューターを組み込んだ描写もある。
ベース車両はRX-7のFC3S型(は、間違いで初代SA22C型が正解)。RXだけに。
最高出力2000馬力・最高速度1500㎞/h(マッハ1.2!)という狂ったようなスペックであり、全ライダーマシンの中でもガジェットパーツなしでは最速を誇る(ガジェット付で最速なのは仮面ライダーキバの愛機ブロンブースターの1550km/h)。
余談
登場当初『「ライダー」なのに車に乗っていいのか?』と物議を醸したが、主にライドロンは戦場からの離脱などサポートに用いられており、あくまでアクションの主体はバイクである。
そして、2014年秋……新たに登場する仮面ライダーが車をメインに運転するということで、ライダー初の自動車であるライドロンも話題となっていた。
そして登場した車はライドロンとよく似た名前だった。
その後公開されたスーパーヒーロー大戦GPではライダーグランプリに飛び入り参加。魔進チェイサーの妨害を受けていた仮面ライダードライブを助ける活躍をし、無事(?)後輩車であるトライドロンとの共演を果たした。
なお、撮影に使用された車両が現存していないため、今作のライドロンはフルCGで描写された。