概要
多胞体と言った場合には大抵四次元の図形とされ、一般次元版はポリトープと呼ばれる事が多いとの事だが、対して正多胞体と言った場合は一般次元版を指す事も多く、正ポリトープという表現はなぜかあまり聞かない。
本稿では多胞体とポリトープを区別する立場に従い、正ポリトープという表現を用いる。
四次元版の正ポリトープ
以下の六つがある。
正多胞体 | 正五胞体 | 正八胞体 | 正十六胞体 | 正二十四胞体 | 正百二十胞体 | 正六百胞体 |
---|---|---|---|---|---|---|
構成胞 | 正四面体 | 立方体(正六面体) | 正四面体 | 正八面体 | 正十二面体 | 正四面体 |
頂点数 | 5 | 16 | 8 | 24 | 600 | 120 |
対応する正多面体 | 正四面体 | 立方体 | 正八面体 | 正十二面体 | 正二十面体 | |
シュレーフリ記号 | {3,3,3} | {4,3,3} | {3,3,4} | {3,4,3} | {5,3,3} | {3,3,5} |
正二十四胞体は対応する正多面体が無く、また自己双対である。
一般次元の正ポリトープ
全ての次元に共通する正多胞体は、以下の3種しかない。これらを標準正多胞体(標準正ポリトープ?)と呼ぶ。