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古代進の編集履歴2016/12/06 12:21:52 版
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古代進

こだいすすむ

『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの主人公。ヤマトの戦闘班長として活躍し、後に艦長代理を託され、若いながらも航海を乗り切る。『ヤマトⅢ』で正式にヤマト艦長として就任するものの、『完結編』では出した損害を責任を取り辞任している。森雪と結婚した後に娘を儲ける。17年を描いた『復活篇』では、地球を離れ貨物船船長をしていたが、地球の危機に駆け付け再びヤマト艦長になった。

CV / 俳優

概要

宇宙戦艦ヤマトシリーズ

「目標…!彗星中心核!

 ………

 落ちつけ、落ちつくんだっ!

 地球の…地球の人類の運命は…

 この一発にかかっているんだっ!」

 

 年齢は18歳。熱血漢な性格で、航海中に島大介と対立する事もしばしばあった。攻撃的な意見具申も頻繁で、ガミラス艦を見つけると直ぐに「叩こう」と言い出す。もっとも、彼は家族をガミラスの攻撃で失っており、最後の肉親である兄・古代守もまた、ガミラスとの冥王星海戦で戦死(実は生存していたが)したことが、その敵愾心に拍車を掛けている。

 幼い頃は争い事の嫌いな平和主義者であったが、上記の理由で一転、攻撃的で熱血漢な性格に変貌してしまった。また正義感が強く、自分の考えを簡単に曲げない頑固者でもあり、自身の元教官だった土方竜に対しても節を曲げる事すらなかった。

 この不屈の正義感によってトラブルを起こすことも珍しくはない。とりわけ最大のトラブルとも言えるのが、ボラー連邦の首相・ベムラーゼとの会見の場でのこと(この件は双方ともに色々と問題点が多いので、どちらの責任が重大であるかは簡単に決められるものではない)。ヤマトが迷惑を被った事を理由に、囚人達の罪を軽減するよう願い出たばかりか、解放を強行すると言い張ったのである。ぶっちゃけ軍事大国に喧嘩を売ったにも等しいもので、しまいにはベムラーゼも持論を持ちだして収集がつかなくなり、地球とボラー連邦が事実上の敵対関係に移行してしまったのである。

 一方で、ヤマトの艦長としてはまずまずといったところ。18歳にして指揮を執っていることを鑑みれば立派に責任を果たしているとも言え、空母部隊を指揮してガトランティス機動部隊を殲滅するという功績も立てている。

 しかし、時として無茶な命令も出しており、『完結編』では救助行動にあたるつもりが逆に被害にあってしまうケースもあった。先手を取られるケースも多く、執拗に攻撃してきたデスラーは別としても、ボラー連邦相手には先制攻撃を許す場面がよく見られる。『完結編』でもディンギル帝国の艦隊から奇襲を受けて敗北を喫した。

 森雪とは、航海仲間も公認しているカップルになる。どちらもベッタリ故に喧嘩することも特になく、時期は先延ばしにされたものの『完結編』後に結婚。一人娘の古代美雪を儲ける。

 『完結編』では、平和に馴染めず家庭を半ば放置して、宇宙での勤務を3年ばかりしていた。それが原因で娘との関係は折り合いが悪い(流石に古代自身も、その責任を感じてはいた)。行方不明になった雪のこともあり、自らが移民船団の護衛を出てヤマト艦長に就く。

宇宙戦艦ヤマト2199

 神奈川県三浦市出身。2177年7月7日生まれ。20歳。一等宙尉。第7航宙団空間戦術科所属から、宇宙戦艦ヤマトの戦術長に抜擢され就任。元々は兄の古代守が就くはずの役職だったが、彼が冥王星海戦で戦死した事を受けて、艦長・沖田が能力に問題なしと認めて抜擢した。当初は自分に敵性があるのかを疑問に感じ辞退も考えていたが、沖田から受けた言葉を胸に戦術長を務める事を決意する。

 熱血漢であったオリジナル版とは対照的に、冷静かつ落ち着いた性格に変更されている。特にメルダ・ディッツの一件においては、共に協力し合った事を理由に捕虜として扱う事に反対している他、憎しみに捕われてはならない旨を会議で発言している。古代自身もガミラスによって家族が失われているだけあって、その冷静な判断力が見て取れる一面であった。

 ただし、熱血漢の要素は完全に消されたわけでなく、他者の意見に真っ向から対立することもあるしばしば見受けられた。とりわけメルダ・ディッツの捕虜問題に際しては、新見薫真田志郎との意見のぶつかり合いが多かった。また次元潜航艦との戦闘でも、新見との意見が対立しており、真田に諫められている。

 時として独断専行をすることもあり、次元潜航艦との戦闘では自分の判断を信じて無断で偵察機を発艦させている(結果として、古代の選択の方が優位に進められたのは事実である)。また七色星団では、森雪が拉致された事に逆上して戦闘機を発艦させている(これが命令違反なのかは詳しい経緯は描かれていないので不明である)。だが、このような例を除いて、他に旧作のような命令違反や独断行動に至ることは無かった。

 森雪とは、出会った当初からエンケラドゥスまではギクシャクとした関係であったものの、ガミロイド兵から彼女を救った一件を機に徐々に進展。とはいえ、幾度か彼女からの好意が寄せられながらもそれに気づけない朴念仁ぶりも見せており、山本玲からもしばしば寄せられた好意には結局気づけず終いであった。物語終盤では、一度死んだ雪に「好きだ」と告白し、コスモリバースによって蘇生を果たした彼女とようやく恋人関係になった。

宇宙戦艦ヤマト2202

 地球に帰還後、森雪と婚約。3年後、地球が復興する傍ら、古代は地球・ガミラス混成艦隊で形成される地球防衛軍・辺境警備第38任務部隊にて、駆逐艦『ゆうなぎ』艦長として勤務する。スターシャの想いとは裏腹に、軍拡の道へ進む地球の姿にやりきれない思いを持つ。

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