概要
クレしん映画第7作。1999年に東宝系で公開された。同時上映は『クレヨンしんちゃん メイド・イン・埼玉』。
ロボット出現に混乱する人々の様子や政府の対応をリアルに皮肉った描写がされ、敵・味方・自衛隊の武器や兵器も現実に存在するものが多く登場している。ちなみに当時の総理大臣も登場する。
ゴジラ映画のパロディが多く含まれ、劇中に流れる「ゴジラ」や「怪獣大戦争」のテーマソングは東宝ゆえにできたもの。
またぶりぶりざえもん役の塩沢兼人と原作者の臼井儀人の最後の出演作でもある。
あらすじ
ふたば幼稚園の先生たちが秩父の温泉に慰安旅行に行ったが、そこで巨大ロボットを目撃。
その数日後、しんのすけは路上で倒れていた「丹波」と名乗るおじさんを助け、彼の「お風呂に入りたい」という求めに応じて野原家のお風呂を貸してあげたが、気がつけば彼はいつの間にか消えてしまう。
さらにその数日後、野原一家は警官を装った何者かに連れ去られてしまう。野原一家は謎の場所で気がつき、その場にいた者達は自らを「温泉Gメン」と名乗る。リーダー「草津」が率いる彼らは日本の温泉を守る政府直属の秘密組織で、Dr.アカマミレが率いる風呂嫌いのテロ組織「YUZAME」による「地球温泉化計画」を阻止するため、不思議な力を秘めた温泉「金の魂の湯」を探していたが、それが野原宅の地下にあると判明した。
しかし、YUZAMEは先手を取って温泉Gメンの基地を襲撃。脱出してYUZAMEのアジトを探った野原一家は捕まり、「不健康ランド」で拷問を受けて「金の魂の湯」の情報を聞き出す。巨大ロボットを繰り出したYUZAMEは野原家がある春日部に向け進撃し、自衛隊も蹴散らし、人々は大混乱。
敵に敗れた野原一家は我が家を守り、YUZAMEの計画を阻止するために立ち上がる。
関連項目
電撃!ブタのヒヅメ大作戦←前作 次作→嵐を呼ぶジャングル