大星淡

おおほしあわい

大星淡とは、『咲-Saki-』及び『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』の登場キャラクター。

プロフィール

西東京代表の白糸台高校の1年生で、同校麻雀部１軍「チーム虎姫」の大将を務める。

春季大会までは大将の座はエースである宮永照が務めていたが、1年生にしてその座を任せられたという事から、その後継者として注目されている。

南日ヶ窪中学校出身で、本作にしては珍しい(おそらく)ごく普通の女子高生。

派手な金髪ロングで使っているシャンプーはサロンS・I・Dのオリジナル。永水女子の神代小蒔の「二度寝」の際、その変化に気付いた人物の一人でもある。

阿知賀編では細身の女の子として描かれていたが、本編で再登場した際には別人かと思うほどの立派なおもちをお持ちなキャラクターに変貌を遂げている。

苦戦している弘世菫の癖探しにもあまり協力せず、副将の亦野誠子が点数を大幅に削られても危機感が無いなど、明るいというよりは少々楽天家で、自身の実力を「高校100年生だよ」と言うアホの子な面を持つ。

また、先鋒戦を終えた照に「おかえりテルー」と返すなど、先輩相手でもほぼタメ口で会話している。

全国２回戦までは本気を出さずとも相手を蹂躙してきた実力者ではあるが、それだけに自信過剰で自身を見出した照以外の相手を見下している面があり、「倍満くらいくれてやる」「楽しみが増えるっていいよね」といった発言からもその事が伺える。

こうした性格と「渋谷尭深に獲得点で負けたくない」という理由から西東京大会決勝で１度だけ本気を見せていたことが仇となり、準決勝では終盤高鴨穏乃によって完封され、２位通過に甘んじることになった。

アニメ本編の最終回の予告映像にて一瞬登場。背後に宇宙らしきものを浮かべていた。阿知賀編の漫画・アニメでも髪を揺らし、星空を背景に背負っていた。モチーフは宇宙かそれとも名前と同じ星か。

※咲は嶺上の花・衣は海底の月が何かとフィーチャーされている。

彼女の能力の一つは、他家の配牌を悪化させて5～6向聴にするもの。
この能力を破るには新道寺白水哩・鶴田姫子ペアの「リザベーション」や渋谷尭深の「収穫の時期（ハーベストタイム）」の様な『配牌をコントロール出来る』系統の能力か、根本的に能力を封じる様な能力しかないと思われる。菫の話からすると、照ですらこの能力からは逃れられない様である。
阿知賀編ポータブルではこの能力は常時発動しており、配牌で刻子もしくは槓子が含まれやすい咲も配牌時に刻子すら出るのが厳しくなっている。
…と思ったら、姫子に突破された。

そしてもう一つの能力はこのダブルリーチである。言うまでもなく配牌コントロール系能力であり、彼女がダブルリーチをした後、山牌が最後の角に差し掛かる直前に暗カンを掛け、その直後に和了すると暗カンした牌がカン裏として全て乗る。
宮永照によるとこれを破れるのは全国に１０人ぐらいしか居ないとのこと。
角が重要な要素らしく、亦野誠子は山に切れ目を入れた後、円状に並べなおすという反則技で破ったことがある。
槓をするという点では、宮永咲の能力と共通点があるが…？
ちなみに阿知賀編ポータブルでは自分が2位以下の時に絶対安全圏と同時に発動する。

このように多彩な能力を併せ持つ彼女だが、いざ能力者同士の対決になると支配力で押し負けてしまうこともあるようだ。

ポータブルではこれら全ての能力が同じアルゴリズムでシナジーをとれるよう強化されている。

余談だが、咲-Saki-には天照大神の名を持つキャラクターが登場する。

^衣・照・小蒔は「牌に愛された子」と呼ばれており、相応の実力を兼ね備えている。憶測の域を出ないが、当初は淡をラスボスに仕立てる筈だった面影が残る。

また、その名前『淡』からは宮永姉妹のキーパーソンになりそうなあの娘を連想させる節がある。