概要
異世界「ジューランド」で暮らす住人達。
頭部が動物の形をした獣人の姿で、独自の文明を持ち身体能力が優れている。服装は民族衣装風で、ゆったりとした服を好んで着ている。
人間界の存在自体は把握しているが、長らく「王者の資格」が揃わなくなっている状態が続いたためリンクキューブが開かず、人間界に住民達が行く機会はなかったようである。
ジュウオウジャーのメンバーは風切大和と追加戦士の門藤操以外の4人がジューマンで、人間界では王者の資格の力で人間に擬態している。しかし人間態になっている間も尻尾が出てしまうなど完全に変化するとはいかない模様。
この尻尾にはデスガリアンのような強い殺気を放つ存在を察知すると立つというアンテナ的役割もある(ただし、あくまで殺気に反応しているだけなのでデスガリアンでは無いバングレイを始めとしたまったく別の敵も引っかけてしまうし、逆に殺気を持たぬマシーンであるギフトには反応できなかった)。
また人間態を維持するのにもある程度気を張っている必要があるようで、気を緩めていると獣人に戻ってしまう。
「ジューマンパワー」と呼ぶ彼らの生命エネルギーを持ち、それを源に優れた身体能力・感覚を発揮できる。王者の資格経由で他人への譲渡も可能だが一旦渡してしまったジューマンパワーを戻すことは出来ず、譲渡した側の寿命を縮めてしまう。
第1話で4人は大和に引っ張られる形で地球にやって来るが、デスガリアンにキューブを破壊された上に王者の資格が1個行方不明になったため帰れなくなってしまい、揃って大和が居候している森真理夫宅にお世話になる。その際大和は「一緒に動物学を研究している仲間」と紹介している。
またジューランドには電気や電化製品の部類が無いらしく、アムが掃除機を物珍しそうに見ているシーンがある。だがその一方で立体映像を映し出すブローチをセラが所有しており、地球の科学とは異なる独自の技術が発達しているようである。
また4人は取り残されてしまったとはいえ、地球の生活や文化を学ぼうとする姿勢もちょこちょこ見られる。
とはいえ、23話では操が着てきた浴衣に興味を持って「自分達も着てみたい‼︎」と大和に要求したり、26話では呼ばれてもいない大和の友達の結婚式に「地球の結婚式が知りたい」という口実でちゃっかりおめかししてついて行こうとするなど、少々大和を困らせてしまう言動も多々見られる。ジュ―ランドにはクリスマスという行事がないため、クリスマスを知らないことで、興味を示して、森真理雄おじさんにセーターをプレゼントして買おうとするも、デスガリアンの妨害や彼のカナダ来訪によって、結局渡しそびれてしまう。
ジューマンの事はバレた時は大騒ぎになるから秘密にしているが、一部の人間(中でも子供)によっては(着ぐるみだと思われて)一発で受け入れられることもあり(特に劇場版)、第8話の平松大輔や第12話の古本屋のおじさんみたいに最初は驚くも後に受け入れられる人物もいる。
pixivでは案の定そういう人達が好んでイラストを投稿している模様。
地球にも人間界を来訪したきり、鳥男ことバドのせいで戻って来れなくなったジューマン(ラリーなど)もおり、その中で運悪くデスガリアンに捕らえられて、同じく捕まった操と融合させられて、命を共にしているジューマンが3体いた。ペルルのように地球で生まれ育ったジューマンもいる。
最終話では地球の意志の介入により、地球とジューランドが一体化、突如人間世界に放り込まれたジューマンも、見慣れない生物を目前にした人間も騒然とする(大和の父・景幸が勤める病院では景幸自ら病院スタッフを落ち着けていた)が、やがて落ち着きを見せ、ラリーの開いた講演会に大勢のジューマンや人間が参加するなど、共存の兆しを見せていた。