「やめろー!サーカスは人を苦しませる物じゃない、人を喜ばせる物なんだ!!」
「僕ももう泣かないから…だから頑張って、ジュウオウジャー!!」
概要
劇場版動物戦隊ジュウオウジャードキドキサーカスパニック!に登場するコンドルの少年ジューマン。リンクキューブから王者の資格が外れた事で、ジューランドに帰れなくなったジューマン達が結成したサーカス、『ワールドアニマルサーカス』に所属している。
ジューマンながらジューランド出身では無く、ジューランドから地球にやって来た両親の間に生まれた地球育ち。両親とはすでに死別しており(現在は仲間のジューマンに育てられている)、幼い頃父親と見付けたジュウオウキューブ、キューブコンドルを形見代わりに大切にしている。また子供ながら上手に空が飛べる。
ジューランドの事は、キューブコンドルの映し出す幻(立体映像)でしか知らない。
自分達のサーカスに乱入した宇宙人、ドミドルに人間の子供達やジューマンの仲間達も含め、サーカスのテントごと連れ去られてしまう。大切なキューブコンドルもドミドルに取り上げられ、コンドルワイルドの一部としてジュウオウジャーを撃退するのに使われてしまい、大和以外のジューマンも捕まってしまい、王者の資格を取り上げられてしまう。
しかし、何度ドミドルに痛め付けられても諦めず、自分達を助けようとするジュウオウジャーを見たペルルは勇気を出して彼等を応援。これを切っ掛けに捕らわれた子供達が団結、ドミドルに抵抗した事がジュウオウジャー逆転の糸口となった。
そして、キューブコンドルも大和の手により奪還されペルルの元に戻ったが、ドミドルとジュウオウジャーの決戦時に、ペルルがジュウオウジャーを応援する人達全ての思いを乗せて飛ばした事で奇跡を起こした。
その後、ジュウオウジャーが王者の資格を見付けたら連絡すると言う約束を交わし、サーカスの仲間やキューブコンドルと共に、操の操縦するキューブライノスに乗って旅立っていった。
「帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー」で再登場。タスク・アムと共に地球王者決定戦に出場する大和・セラ・レオ・操の応援に行くことになる。
余談
ヒーロー以外で声とスーツアクターを同じ人が演じたスーパー戦隊シリーズのキャラクターは珍しく、恐らく海賊戦隊ゴーカイジャー以来となる。
※有名なのは、戦隊の1号ロボ役でお馴染みの日下秀昭氏が演じるグレイ(鳥人戦隊ジェットマン)や、大御所・岡本美登氏の演じる五の槍 サーガイン(忍風戦隊ハリケンジャー)等。
元々はスーツアクターのみの起用で声優は決まっていなかったが、柴崎貴行監督の判断で笹野氏が声優も兼任することになった。
ちなみに笹野氏は、撮影当初スーツの顔パーツを付け間違えて演技しており、違和感を感じていた所を神尾直子(ジュウオウジャーではジニスのスーツアクターを演じている)氏に直して貰ったと言う。
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鳥男(バド):ペルルのこれまでの境遇を作った張本人。彼もペルルと同じ鳥型のジューマンである(※後に彼にも共感出来る事情があった事が判明したが、同時に彼の行動が、ペルル達の様な地球に残る事を強いられたジューマンを生み出した事を忘れてはいけない)。
風切大和:劇中における恩人にして、上述の鳥男(バド)と深い関わり合いがある人間。
ラリー(ジュウオウジャー)、犀男・鰐男・狼男:ペルル等と同様、ジューランドに帰れず地球に取り残されたジューマン達。