解説
『機動武闘伝Gガンダム』に登場した機動兵器。別名デビルガンダムヘッド、デビルヘッド。
デビルガンダムがDG細胞により生み出した兵器で、蛇腹状(触手状)の身体にガンダムの如き頭部が乗っているという、モビルスーツ及びモビルファイターというよりも、完全な妖怪のレベルである。
武装は口から吹き出す火炎やビーム、そして口の中の牙。Gジェネではゾンビ兵がパイロットである。
デスアーミーなどよりも手強いようである。また、デビルガンダムの肩などから生えてくる場合もある。
だが、東方不敗マスター・アジアならば生身で倒すことも可能で、さらに彼はガンダムヘッドに襲われたことを機会として、ドモン・カッシュに最終奥義「石破天驚拳」を会得させた。
『機動戦士ガンダムサンダーボルト』に登場した量産型MS。型式番号:RGM-79/GH。
原作第4集、及びアニメ第5話のア・バオア・クー攻防戦に投入された量産型ガンダム。外観は頭部がガンダムヘッドに換装された以外はジムと全くの同一の機体であるが、額のブレードアンテナの代わりに地球連邦軍のエンブレムがペイントされており、頭頂部メインセンサー左右横に一対のアンテナが搭載されているなど、オリジナルと異なる。既にガンダムの名声は連邦、ジオン双方に知れ渡ってるため、戦意高揚とジオン兵に対する心理的影響を意図しており、カラーリングもジムに比べて明度の明るい白と水色基調となっている。なお、同作品に登場する陸戦型ガンダムS型にも同機の頭部が採用されている。
作中では「ガンダムヘッド部隊」(アニメ版ではガンダムヘッズ)と呼ばれ、ア・バオア・クー内部に存在するフラナガン機関への強襲作戦に投入され、同機関のスタッフ、及び組み立て段階のジオングなどの奪取に貢献する。
広義の意味ではMSにおける頭部ユニットの区分的なものとして扱われる事もある。
いわゆる初代ガンダムに代表される額にV字アンテナ、人間の目のようなツインアイ、顎から突き出た突起部などを備えた頭部ユニットは便宜的に“ガンダムヘッド”と呼称される場合がある。
対してジオン系MSに多いターレット式モノアイを備えた頭部は“ザクヘッド”や“モノアイヘッド”、ジムなどガンダム以外の連邦系MSに多いバイザー型頭部は“ジムヘッド”などと呼ばれる。