リリーナ
おそろしきめいしゅ
曖昧さ回避
- アニメ『ガンダムW』の登場キャラクター→ リリーナ・ピースクラフト
- SRPG『ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場キャラクター→リリーナ(ファイアーエムブレム)
- 特撮ドラマ『轟轟戦隊ボウケンジャー』の間宮菜月の本名
封印の剣のリリーナ
リキア諸侯同盟の盟主、オスティア侯ヘクトルの娘。クラスは魔道士→賢者。
設定画では赤っぽい服だが、戦闘中のグラフィックは魔導士の際は全体的に青っぽい色調で、賢者になると白のローブに青のマントという姿になりかなりイメージの変化が大きい。
そのため、この賢者のドット絵に準拠した白いローブ姿のイラストも良く描かれている。
ロイの幼馴染で天才的な魔道の才能を持ち、ゲーム開始直後から顔見せとして登場するものの、実際の加入は中盤手前とそこそこ先。
反乱軍の手で捕らえられており、ロイの助けで城を取り戻すも直後に父の戦死を知らされ、父の死を悲しみながらも盟主の娘としてロイとともにベルンの脅威に立ち向かう。
ロイが側にいてくれるから・・・私はうつむかずにいられるのよ
メインヒロインと言って良い立場でありロイを除けば最も支援相手の数が多い。ED時に支援をAにしておくとEDが変わるので結構優遇されている。
ロイにベタ惚れしており、支援会話で幼馴染のロイに対する思いを相談する場面が複数のキャラに対してある年頃の乙女でもある。
但し師匠であってもセシリアには相談しないのはライバル意識であろう。
ユニット性能
ユニットの個性としては魔力の上昇率が異常(75%というHP並みの伸びでダントツの1位)であり、普通は下級職Lv20になる前に既に魔力20(下級職最高値)になり、上級職Lv10になるころにはカンストするという驚異的な魔力を誇る。多くのユニットが守備>魔防であることや、強敵であるドラゴンナイトやマムクートは素早さや魔防が低めであるということもあり、下級魔法のファイアーの一冊でさえあらゆるものを焼き尽くす強力な火力を発揮する。そのため、往々にして魔王だの魔砲少女だの言われ、封印の剣の語り草の一つになっている。
「今のはフォルブレイズ(※最強の理魔法)ではない、ファイアーだ」はネタじゃなくて割とマジな話なのだ。
ちなみに炎魔法のイメージは強いが、遠距離魔法サンダーストームを手にすれば今度は地獄のいかずちのごとき威力を発揮する。オスティアの姫は炎帝にして雷帝でもある。もはや天災である。
弱点は命中に強く関係する技が非常に低く速さもやや低くなりやすいこと。また、魔道士系の宿命としてHPや守備が弱い。ただ、リリーナは幸運が高く理魔法は一部を除き命中率が高いため(必殺率は低いものの)技は低くても問題にならない事が多く、速さが伸びるかどうかという点が評価をわける場合が多い。
逆に言うと速ささえ何とかなれば攻撃に必要な能力は高水準で、そこをドーピングしてでも使う価値はある。
クラスチェンジして賢者になると杖が使用できるようになる。初めはライブの杖しか使用できないが、
その膨大な魔力故に味方司祭より遥かに高い回復力を発揮する。
高位の杖を使えるようになればマップを包み込む勢いで20マス先までが緑色の回復範囲に包まれ、さらにトライアルマップ限定のリザーブを使えばその400マスの味方全員が一気に回復する。
破壊王のように言われがちだが、優しいのである。
第8章開始時に仲間になるが、開始時は武器もない状態で牢屋(鍵付きの小部屋)に入れられておりしかも敵アーチャーに狙われた状態になっている。そのままではやられてしまうので敵の攻撃範囲から逃がし、早めに合流しよう。合流後にロイで話しかけるとサンダーの魔道書を入手するイベントが起こる。
封印の剣は全体的に紋章の謎のオマージュが多いが、彼女も偏ったステータスや、リリーナで説得して仲間になるユニットがいる(賊系統のユニットが多い)など、初代ヒロインシーダと似通っている部分がいくつか散見される。
戦いの後は亡き父の後を継いでリキア同盟の盟主となり、戦いに荒れたリキアの復興へと力を注いでいく。労力の甲斐あってリキア同盟は再興されていき、リキア同盟の美しき盟主としてその名を歴史に残すことになる。
ロイと結婚した場合も同様だが、この場合結婚によってフェレとオスティアが一つに纏まり、最終的にはリキア全体がリキア王国として統一されることになる。
ファイアーエムブレムヒーローズでは
赤属性の魔道士として登場。何故か登場作品にはない「ボルガノン」の魔法を扱う。
原作再現か攻撃力が驚異的に高く、父親をも抑えて全体の2位という高さを誇る。
更にその高い攻撃を底上げできる「攻撃+」のパッシブスキルや、隣接する仲間の攻撃を上げる「攻撃の紋章」をもつ攻撃の鬼。
が、こちらも原作再現か速さが極端に低く、追撃はほぼ期待できない。
そのため、単発の攻撃力ではやや劣るものの速さが最上級に高い同属性のサーリャや、
他属性の魔道アタッカーであるリンダ、ニノと比べると使いにくい感じは否めず評価は著しくない。
特に同属性のサーリャが扱う「ラウアブレード」は能力強化効果を武器攻撃力に上乗せできるという性質上、
攻撃強化を行えばリリーナと並べる攻撃性能になるため、アタッカーとしてはほぼサーリャの下位互換になってしまっている。
サーリャと違い魔防が非常に高く後手にも回れることを生かした立ち回りで活躍させたい。
二次創作では
作中の台詞だけから判断すれば父の死に立ち向かう健気で気丈な娘であり主人公にべた惚れの幼馴染という大変オーソドックスなヒロインなのであるが、先述のとんでもない性能かつその才能に困ったり苦しんでいる様子もないために、破壊兵器が健気な台詞を喋っているというギャップが生じてしまい、ある種のネタキャラともなっている。
そのため、二次創作では真面目なものでさえも原作よりも肝の据わった性格になったり、「怒らせるとものすごく怖い」という描写が良く見られる。
ロイとの関係性もロイに守られるという単純な形にはなかなかなれず、頼れるけど怖い・・・という引き気味な反応をされたり、あるいは嫉妬を向けられた他の女の子が恐怖で縮み上がったりといったことにもなる。
弱さではなく強さのせいでネタになり、正しくメインヒロインであるが故にネタキャラという、ゲームならではのキャラであるともいえる。
サイファでも「ロイに抱きかかえられたイラスト」と「恐るべき表情で凄まじい爆炎を放っているイラスト(本記事のメイン画像)」がそれぞれ存在する。