概要
CV:伊藤かな恵
2026年のALOに現れた仮面姿のNPC。
別の呼び名として”黄昏の魔女”とも呼ばれている。
髪は黒色で前髪ぱっつんでポニーテール、花の髪飾りを頭部の左前に付けている。
耳がとがっており、ALOの妖精族のような特徴も持つ。
衣装は黒でまとめられており自分の事を”わらわ”と呼ぶ。
1000年後の未来からやってきており、目的はAIでキリトとアスナの娘であるユイの抹殺。
ブラック・ロータス(黒雪姫)らを騙して、キリト、アスナを襲わせその隙にユイを連れ去り、巨大な塔に閉じ込めて7つの鍵をかけ行方をくらました。
また「神々の黄昏の始まり」、「妾の使命は、この小妖精を滅すること」などという謎の発言をしている。
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ネタバレ注意
以下ネタバレを含みますので閲覧には注意して下さい |
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知られたくなかった……知られたくなかった……パパとママに……こんな醜い姿になったわたしを……知られたくなかった……!!
彼女の容姿や声優で察しがついているとは思うが、1000年後のユイ本人。
それを知ったアスナは信じられなかったものの、キリトはユイ消滅の際データをバックアップできず「アインクラッド地下の当時を知っているかのようだった」とその正体に気付いていた。
現実と仮想、2つの世界を『繋げる』という両親の遺志を継ぎ、ストレアやメタトロンら仮想世界の住人たちと奮闘していたものの、先立ってしまった2人への「寂しさ」は募るばかりだった。
キリト達との時間の中で、人間とAIは感情を共有できると信じていた。だがプログラムを保存するハードウェアが稼働し続ける限り生き続ける(寿命という概念のない)彼女にとって、人間の寿命は儚いものだった。
1000年というとてつもない時間を過ごした彼女のコアプログラム(頭脳)は、『こんな辛い思いをするくらいならいっそ消えてしまいたい、キリト達のところへ行きたい」と思考するようになった。
だがしかし、彼女はもとは永遠の命を約束されていたMHCP。自己消滅も第三者による破壊も叶わない。
そこで彼女は、「過去の自身を消すことで歴史の上書き(オーバーライド)」(タイムパラドックス)を引き起こし未来の自分を消滅させよう」と計画。これがキリト達の世界で起きた「ユイの消滅」の真相である。
またユイは、その1000年のうちに数々の功績を積み上げてきた。彼女が消えることはすなわちそれらも消えてしまう。
彼女の言う「神々の黄昏」はこれを意味していた。
単なるAIに過ぎない自身が創世の神としてあがめられることへの思いと、遥か昔に旅立ってしまった愛する両親への思い。
「ユイの消滅」
この2つの感情に長い間苛まれ続けたゆえに起こった悲劇であったと言えよう。