作品解説
『ソードアート・オンライン ロスト・ソング』の事件が解決した後のアルヴヘイム・オンラインを舞台に主人公ハルカとメインヒロインであるナビゲーションピクシーのエリシュカの物語。
メインシナリオは大型クエスト”アナザー”編と続編となる大型クエスト”浮遊城塞アスガルド”編で構成されている。
”アナザー”編はシナリオが完結したが”浮遊城塞アスガルド”編のシナリオはサービス終了に伴い未完結に終わった。
あらすじ
主人公(=プレイヤー)のハルカはアルヴヘイム・オンライン(以下ALO)新規ログインキャンペーンに応募し、見事に当選。
特別なナビゲーションピクシー、エリシュカが与えられることになる。
ハルカはALOの世界に飛び込み、偶然出会ったリーファと知り合いになり、キリト、アスナ、シリカ、リズベット、リーファ、シノン、クライン、エギル達の9人目のオーディンミスクメンバーとして大型クエスト”アナザー”を攻略していく。
登場人物(メインキャラクター)
主人公
このゲームの主人公(SAOPL)。
プレイヤーが操ることができる妖精アバターの男性or女性プレイヤーを指す。
種族はサラマンダー、ウィンディーネ、シルフから選択する。後にスプリガン、ケットシー、ノームも選択可能になる(インプ、レプラコーン、プーカは選択不能)。
リアルでの年齢の容姿は全く不明だが物語中の言動からしてキリトより年下と思われる。
SAOゲームシリーズのオリジナル主人公の中で唯一のデフォルトネーム持ち。
詳細はリンク先で説明。
主人公のハルカのナビゲーションピクシーでメインヒロイン。
”アナザー”キャンペーン限定のプライベートピクシーで当選確率は1000人に1人と言われていた。
キリトのユイ程ではないが高レベルの学習型のAIを搭載している。
詳細はリンク先で説明。
ゲームオリジナルキャラクター
ここでは主人公(=プレイヤー)と共にクエスト攻略を目指す仲間や、敵対するNPCとして登場するゲームオリジナルキャラクターを紹介する。
- アートリズ
シルフ族の七賢人で黄緑の髪の男性NPC。
ハルカたちが初めて出会った七賢人(※スプリガン族とプーカ族には該当する人物は居ない)。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- ハーヴィー
ケットシー族の七賢人で茶髪の男性NPC。
一番背が小さい。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- ファニール
ウンディーネ族の七賢人で青い髪の女性NPC。
外見は幼女だが数百年生きている。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- フカニカル
サラマンダー族の七賢人で黒髪の男性NPC。
髪を後ろで結っており眼鏡をかけている。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- フェングヴル
レプラコーン族の七賢人で銀髪の女性NPC。
小心者で常におどおどした態度で話す。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- ハール
ノーム族の七賢人で茶髪の男性NPC。
鍛えられた体を持つ。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
- ベストラ
インプ族の七賢人で黒髪で三つ編みの女性NPC。
巨乳で露出の多い服装をしている。
アウドムラの封印を解くための七つのオーブのうちの一つを所持している。
実は幼いころ巨人の争いに巻き込まれたことがありそれをユミルに助けられ恩を感じており、以後妖精族を裏切り他の六賢人を騙して生きてきた過去を持つ。
これに関したクエストを進めるとベストラが裏切る展開が用意されており、彼女を殺して攻略アイテム”鮮やかなる紅銀の結晶”を手に入れるという展開が待っていた。
しかしハルカは”アナザー”でNPCの小型ドラゴン、フギンを守れずつらい想いをした過去から、目の前でベストラを殺すのは嫌だと躊躇う。
助かる別の方法を探そうと説得を続けるさなかそれをあざ笑うようにユミルが現れベストラは目の前で処刑されてしまった。
- アレクサンド
ヴェーリルミスク、通称デモンズミスクの団長を務めるサラマンダーの男性プレイヤー。
ハルカ、キリトたちと”アナザー”攻略で競い合うことになる。
”アナザー”特性で知らない者同士が集まる状況を利用して心無い言葉で互いの猜疑心を煽り他の競争相手であるミスクメンバーを分断し自分たちのヴェーリルミスクが優位になるように仕向けて行った。
こうした行いにハルカやキリト達オーディンミスクは反発し、デモンズミスクに目をつけられることになる。
最終的にデモンズミスクアジトでキリトとハルカたちはアレクサンドたちと戦闘に陥ったのだが、キリト達は圧倒的に強くデモンズミスクメンバーはオーディンミスクメンバーの前に敗北している。
最後はソフィアに説得され、それ以降は悪事を働くことはなくなった。
- ソフィア
ヴェーリルミスク、通称デモンズミスクの幹部で副団長を務めるインプの女性のプレイヤー。
卑劣な手を使い”アナザー”に挑むのプレイヤーたちを分断し、暗躍するアレクサンドの事を心配している。
- ベルゲルミル
ユミルが従える幹部クラスの巨人族NPC。
白いローブをまとい髭を蓄えた老人のような姿をしている。
霜の巨人族やソードドラゴン(ホロウ・フラグメントに出てくるボスモンスターの一つ)を操る。
- ボルソルン
ユミルが従える幹部クラスの巨人族NPC。
鍛え抜かれた褐色の肉体にピンクの髪でスキンヘッド、口にはピンクの口紅。赤い衣装にはいたる所にバラの装飾が施されている。
口調やしぐさがオカマっぽく、自分のことをお姉さんと呼ぶ。
気持ち悪さゆえにキリト一行の一部からも名前ではなくオカマと呼ばれていた。
武器にバラのトゲを模したムチを用い、霜の巨人族やブリザードドラゴンを操る。
今作の大型クエスト”アナザー”のラスボス巨人族NPC。
幼い少年の姿で緑色の髪に赤い瞳、緑でまとめた衣装をまとっている。
言動は残忍で味方さえ利用価値がなくなると中途せず殺す。
配下にベルゲルミルとボルソルン、更に裏切者である七賢人の一人ベストラを従える。
オベイロンが居た世界樹を根城にしており、漆黒のガーディアン(原作本編のアルヴヘイム・オンライン グランドクエストで登場したものと同一型で黒色の装甲)を大量に使役している。
原初の存在であるアウドムラの息子で自分が周りから偉大な母親と比較されることに苛立ちを募らせ、邪魔に思うようになっていき、母親の作った世界であるアルヴヘイムを壊して、自分だけの巨人の世界を作るためフルズスキャルブを手に入れようと、アウドムラに反逆したことが今回のクエストの起点となっている。
つまりこの”アナザー”というクエストは簡単に言ってしまえば神様の壮大な親子喧嘩に巻き込まれた妖精たちというものだったのである。
さらにユミルはフルズスキャルブを使用してALOの全データを巻き戻し、この世界を崩壊させようとしている事が明らかになる。
最終決戦ではエリシュカによって先にアウドムラの封印を解かれたうえ、フルズスキャルブを先に使用されて弱かった頃の姿まで巻き戻させられ魔物の姿となり最後はハルカによってとどめを刺されている。
アルヴヘイムの世界の原初の存在でNPC。
銀髪の巨人の女性でラスボスである巨人族ユミルの母親。
強大な力を持つ秘宝フルズスキャルブが息子であるユミルの手に渡ってはまずいと自らを封印していた(フルズスキャルブ使用した場合、その使用した対象のデータが巻き戻る)。
封印を解く手段として1つ目は各妖精の七賢人のオーブを集めて使用する方法、2つ目はナビゲーションピクシーのエリシュカを”自分の封印を解くための鍵”として使用する方法、合わせて2つの手段を用意していた。
復活した後、ユミルに先にフルズスキャルブを使用し、弱かった頃の魔物の姿まで巻き戻している。
オーディンミスクがユミルを倒したことで褒美として1回だけフルズスキャルブの使用を認め、ハルカが使用しエリシュカを生き返らせることに成功した。
”アナザー”の続編となる大型クエスト”浮遊城塞アスガルド”の要と思われるナビゲーターのNPC。銀髪に黄色い瞳で幼く中性的な容姿。
『ロスト・ソング』に登場した姿とは全く異なる姿をしている。
ハルカやキリトと出会った際には記憶を失っており、詳しいことは分からず仕舞いだった。
バージョンアップしたプログレス・リンク∞から登場する。
ロキに関する続編シナリオは途中でゲームサービスが配信停止されたためどのような結末を迎えたか全く不明である。
ただここまでで分かっている”アース神族の神”であることや襲ってきたNPCのスヴェルトエルフがロキに対して言い放った”裏切り者”というキーワードから全く信じて良いナビゲーターキャラとは程遠い存在のようである。
- ミズハ
ハルカがALOで友人になった金髪のウンディーネの女性プレイヤー。武器は細剣。
とにかく幼女が大好きというかなり困った性格のお姉さん。黙ってればただの美人の典型。
ハルカ、リズと3人で鍛冶大会クエストに参加した事もあり、この時はリズは散々な目にあっている。
別のソーシャルゲームSAOコード・レジスタにもALOのウンディーネの姿で登場している。
- エミリー
ハルカがALOで友人になった茶髪のシルフの女性プレイヤー。武器は片手剣。
- カコウエン
ハルカがALOで友人になった緑髪のシルフの男性プレイヤー。武器は弓。面倒見の良い兄貴分。
- マイア
ハルカがALOで友人になった黒髪のインプの女性プレイヤー。武器は片手剣。
- ライアン
ハルカがALOで友人になった赤髪のサラマンダーの男性プレイヤー。武器は片手剣。
- エーヴィル
ハルカと知り合いになった黒髪のサラマンダーの女性プレイヤーでサラマンダーの派閥内で穏健派として知られる幹部クラスの人物。
同じ幹部であるユージーン将軍とも知り合い。ALOで開かれた各種族対抗運動会にも参加していた。
登場人物(原作・その他)
主人公(=プレイヤー)はキリトやアスナといった原作、アニメ、ゲームで登場したお馴染みのキャラクターたちも仲間にすることができる。
レア度の違いによってキャラクターによっては複数枚のキャラクターカードが存在する。
SAO事件から始まり、ALO、GGO、マザーズロザリオ、ロスト・ソングと事件を解決してきた本編の主人公。
本編と同じくスプリガンの種族を選択している。
またこのゲームではないが、コード・レジスタで語られるゴーストアバターの事件にも平行して関わっているようだ。
大型クエスト”アナザー”では先輩役として主人公であるハルカにゲーム内での知識や戦闘での技術を教えていく。
原作と同じくSAO事件後、須郷にALO内で監禁されていた経緯を持つ。事件解決後、原作と同じくウンディーネの種族を選択している。
サブカウントにシルフのエリカというキャラを持つ。
ハルカとリーファが出会っていなかった場合、アスナはエリカを使用してパーティーの合計プレイ時間を調整するつもりでいた。
原作と同じくナビゲーションピクシーとして活躍しており、学習AIを持つ。同じナビゲーションピクシーのエリシュカとはとても仲が良い。
キリト、アスナと同じくSAO帰還者。ピナも健在である。
原作と同じくケットシーの種族を選択している。
キリト、アスナと同じくSAO帰還者。
原作と同じくレプラコーンの種族を選択している。
ゲーム内では主人公のハルカとコンビを組み二人で鍛冶大会クエストに参加。リズはハルカをかなり信頼していたようで、毎回優勝を重ねていった。
ハルカが初めて出会うことになったメンバーの一人。
ハルカがモンスターに襲われていたところを助けた経緯から
キリト、アスナ、シリカ、リズベット、リーファ、シノン、
クライン、エギルたちオーディンミスクの9人目として主人公のハルカを選んだ。
これはパーティーやギルドと異なる人員であることや、ランダム配布されたマークがリーファ達と同じ『オーディンミスクの槍』のマークであること、全員の合わせた合計プレイ時間が規定内だったためというのもある。
原作と同じくシルフの種族を選択している。
須郷のALOでの事件を経ており、原作同様にSAOをプレイしたことはなく、SAOサバイバーではない。
原作と同じくケットシーの種族を選択している。武器は弓。GGOではキリトと共に死銃を倒し事件を解決したことが、ゴーストアバター事件により判明している。
リーファと同じくSAOをプレイしたことはなく、SAOサバイバーではない。
原作小説と同じで亡くなっている為、ゲーム物語中には一切登場しない。
ALO姿のキャラクターのカードは存在する。
キリト、アスナと同じくSAOサバイバー。
原作と同じくサラマンダーの種族を選択している。
キリト、アスナと同じくSAOサバイバー。
原作と同じくノームの種族を選択している。
アスナたちと訪れた花見で出会った学習型AIを持つ少女でユイの妹。ハルカもこれには驚いていた。
『ロスト・ソング』と同じくノームのアバターを選択している。
キリト、アスナと同じくSAOサバイバー。
SAO事件当時、第75層より下の”どこか”でキリトに助けられた経緯を持つ。海に遊びに来ていた際にハルカはキリトから紹介されフィリアと知り合っている。
『ロスト・ソング』と同じく黒髪のスプリガンのアバターを選択している。『ロスト・ソング』と違う展開で、キリトたちに遅れる形でALOをプレイしはじめた。
アスナたちと訪れた花見でセブンに遅れる形でハルカと出会うことになった。
『ロスト・ソング』のラグナロク・パストラル実験の事件が終わっているので現在はアイドルを目指して邁進しているようである。レインのリアル素性はセブンがすべてハルカに喋ってしまった為、レインとセブンが姉妹であることも知っている。
『ロスト・ソング』と同じくレプラコーンのアバターを選択している。
ハルカがキリトから紹介されて出会うことになるプーカの女性プレイヤー。
ALO内で引き続き歌手をしているがロスト・ソング本編と同じく、ラグナロク・パストラル実験の事件後のため仕事としての歌手業は廃業しており以前のような熱狂的な人気は無くなっている。
それでもゲーム内ではある程度の知名度から人気があり、ステージで歌を披露している。
別のソーシャルゲームSAOコード・レジスタのメインヒロインのキャラクター。ピンクの髪でツインテール、紫でまとめた衣装に武器は刀を使用する。
SGPから本家ALOに特殊な方法でログインしてきたが短時間しかその存在を維持できずハルカにゴーストアバターの対処を依頼し一時的にログアウトすることに。
事件解決後に再び姿を現した際、解決したことを知り対応してくれたハルカに感謝していた。
またハルカはプレイヤーの間で有名らしく、急速に力をつけてきたALOで話題のニュービーだと言っていた。
本家ALOに現れたヒースクリフのゴーストアバター。
SAOコードレジスタで語られるゴーストアバター事件が本家ALOにまで影響しゲーム上で一時的に復活した。
SAO事件当時のヒースクリフと同じ思考、戦闘パターンを行う特殊AIを持つ。
ALOでは導入されていないユニークスキル”神聖剣”も健在。
本家ALOに現れた死銃のゴーストアバター。
SAOコードレジスタで語られるゴーストアバター事件が本家ALOにまで影響しゲーム上で一時的に復活した。
死銃事件当時の死銃と同じ思考、戦闘パターンを行う特殊AIを持つ。
時間軸
把握しておきたいのがこのゲームの時間軸で原作本編と異なり特殊となっている。
原作のSAO事件(第75層でクリア)からフェアリィ・ダンス編、ファントム・バレット編、キャリバー編、マザーズ・ロザリオ編、ゲームのロスト・ソング編まで終わっており、コード・レジスタのゴーストアバター事件が起こったことによりアナザークエストは同じ時間軸で並行して物語が進んでいる事が判明している。
またセブンやレインに加えフィリアやストレアがイベントシナリオに登場しロスト・ソングの事件のその後の世界観がかなり色濃く反映されているものが多い。
ALOのゲーム内では浮遊城アインクラッド、さらに天界にアース神族や巨人族の争いが伝わり妖精族の台頭を危ぶんだ神がアルヴヘイムを滅ぼす為に天界を切り取り城塞を要として侵攻してきたという設定のもと、新たに実装されたエリア浮遊城塞アスガルドが導入されている。
導入されたクエストはSAOと同規模という超大型アップデートでアナザーの続編シナリオとして各上の神たちからの宣戦布告に抵抗していくことになるいうものだった。
また登場していないがロスト・ソングの浮遊大陸スヴァルト・アールヴヘイムも存在すると思われる。
関連タグ
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原作者・出版社関連 | 川原礫 abec 電撃文庫 アクセル・ワールド 絶対ナル孤独者 |
ジャンル | SF(サイバーパンク) ファンタジー サスペンス バトルアクション デスゲーム VRMMORPG |
表記揺れ | ソードアートオンライン SAO SwordArtOnline 刀劍神域 刀剑神域 |
キャラクター関連 | ソードアート・オンラインの登場人物一覧 ソードアート・オンラインのカップリング一覧 |
アニメ関連 | 伊藤智彦 足立慎吾 小野学 アニプレックス A-1Pictures 2012年夏アニメ 2014年夏アニメ 劇場版 2018年秋アニメ 2019年秋アニメ |
楽曲関連 | 梶浦由記 LiSA 春奈るな 藍井エイル 神田沙也加 |
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その他 | ディープ・エクスプローラー(アーケード) レプリケーション(VR体験イベント) ザ・ビギニング(VR体験イベント) |