ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

カイトショックの編集履歴

2017-04-19 22:03:03 バージョン

カイトショック

かいとしょっく

TVドラマ『相棒』Season13最終回に関するタグ。

概要

相棒』season11-1において三代目相棒として就任した甲斐享


原則として、歴代相棒が特命係を去る理由は被らないようにされているため、

  • 自ら退職しサルウィンへと旅立った初代・亀山薫
  • ある事件をきっかけに警察庁長官官房付に異動となった二代目・神戸尊

この二例を除いたケースでは卒業することとなっていた。


特に享に関しては、父・甲斐峯秋との確執、


そしてseason13にて妊娠と同時に白血病と診断され、緊急入院した恋人笛吹悦子のこともあり、一体どういった『卒業回』になるのだろうと多くのファンは期待を胸にしていた。


しかし・・・待ち受けていたのは衝撃的な結末だった。


最終回の顛末 ※未視聴の方は要注意!

正義

表向きは警視庁警察官として勤務しながら、裏では法の網を潜り抜けてのうのうと暮らす悪人に対して次々と私刑行為を行う、"ダークナイト"と呼ばれる犯罪者だったことが、Season13最終話にて(唐突に)判明する。


2年前、親友である梶祐一郎のが通り魔によって惨殺されるという事件が起こるが、被疑者は当時規制の対象外だった薬物(いわゆる危険ドラッグ)を使用していたため罪に問うことができず、無罪放免となった。

そのことに納得がいかなかった梶は、被疑者に自らの手で報復を加えることを画策するが、享はそれを止めるため、また、怒りに身を任せた行動がどれだけ愚かなことかを知らしめるために、梶の代わりに被疑者を襲撃し、重傷を負わせた(これは、梶が犯人を殺害しかねないほどの激しい憎悪の念に囚われていたことから、先に殺さない程度に復讐を行うことで殺人を阻止するという目的もあった)。この事件は当時ちょっとしたニュースになったようだが、被害者の上記の経歴などから、世間では被害者に同情する声は少なく、むしろ襲撃者を称賛する声が多かった模様。


享は、これを機に「法の裁きを受けることのない悪人を次々と襲撃する」という事件を起こしていくようになり(なお、いずれのケースも負傷させるだけに留め、死に至らしめたことは一度もなかった)、いつしか世間から「ダークナイト」と呼ばれるようになる。

なぜ私刑行為を続けたのかは、本人も「わからない」としているものの、大河内監察官は「世間からの喝采を浴びたことに対する優越感」、父親の峯秋は「優れた捜査能力を持つ右京への劣等感や嫉妬心から、このような私刑行為を繰り返した」と分析している。

ただ、元々あまり他者から自身を認めてもらえず、内心不満を募らせていた経歴を持っていることを考えると、最初の犯行を機に、自身でもそれまで募らせていたフラストレーションを抑えられなくなり、犯行を繰り返し続けるようになってしまったと考えられなくも無い。


結果と代償

右京の手により一連の事件の真相が暴かれた後、傷害容疑で逮捕され、警察からも懲戒免職の処分を受けた。これにより、犯罪に手を染めたことで特命係を去った初の人物となってしまった

また、右京はこの一件の監督責任を問われ、Season14第1話で復職するまで無期限の停職処分を受けることになってしまい、特命係も一時活動休止に追い込まれた。


停職処分後の右京の海外渡航、警察官として許されない罪を犯し逮捕されてしまった享、そして妊娠の喜びも束の間、白血病に見舞われた上に、恋人を逮捕される形で失ってしまった悦子…


このSeason13の最終回は、歴代相棒シリーズの中でも非常に後味の悪い形で幕を閉じる結末となったのだった


後味の悪さ以外にも、それまで享が犯行を重ねていたことを示唆する伏線のようなものが一切なく、唐突かつ強引に「甲斐享は犯罪者であった」という展開に持ち込んでしまったこともファンの間では到底納得のいくものではなく、放送直後はファンの間で内容について様々な議論が巻き起こった。


pixivにおいてもこの結末に納得できず、今回の話そのものを夢オチにする絵師が後を絶たない(ちなみにこのタグ自体の普及率は低く、甲斐享のタグでネタバレ(注意)のタグを付け加えていたり、キャプション追記やワンクッションを置くことの方が多い)。その一方で、右京の無力さに注目し、新シリーズでは新たな一面が見られるのではないかと考える者もいた。


制作側にも相当な批判やクレームが届いたようで、Season13の放送終了から半年が経った2015年9月、テレビ朝日の西新総合編成局長は「相棒独特の世界がもともとある中での衝撃的なラストシーンだったことは間違いないと思う」と述べた上で、「本当、いろいろな視聴者の方から、本当にたくさんのご意見があった。それを受け止めて、次の作品に生かしていくということですね。難しいですね」と語っている。

製作側は、Season14から新相棒の冠城亘を登場させることで展開の一新を図ったものの、この時のダメージは現在でも完全に拭い去れてはおらず視聴率も2桁台こそキープできてはいるものの、平均で20%越えが当たり前だったSeason13以前と比べると15~17%台と低迷を続けている。

関連タグ

相棒 甲斐享

ダークナイト 公式の犠牲者

バットマン - 「ダークナイト」の元ネタと思われる。

パニッシャー ゴーストライダー ルナティック - 犯罪者に私刑行為を行っているキャラクター。

犯人はヤス - 本件とよく似た、ポートピア連続殺人事件の有名なネタ。


三浦ショック - ある衝撃的な理由で退職に追い込まれた刑事繋がり。


更なるショック

享の再登場を望む声が多かったが、演者であった成宮寛貴氏が薬物使用疑惑の件で、12月9日付けで芸能界から引退してしまった。

だが、S-12-13、「右京の友達」が再放送される事になり、

現在も不定期で相棒の再放送している。


しかし、彼が引退していなければ、Season15の最終回にて享が再登場する予定だったらしい…。

その最終回の内容はseason13で初登場した社美彌子に関する伏線回収のエピソードで、その時起こった事件当事者だった彼にも出番を与えるつもりだったと思われる。

そして…

S-15の最終回にて、亘が事件の過去を振り返る回想シーンにて享が再登場し

さらにエンディングで出演者として成宮寛貴と名前も表示された。

ファンの間では「相棒」のお蔵入りも心配されていただけに、

「ありがとう…成宮くん出た…涙出た…」

「やっぱり成宮くんは周りの人達に信頼されてるし愛されてるんだ」

「相棒でまたカイトくんが画面に映る日が来ようとは」

とファンには嬉しいカイトショックが巻き起こった。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました