「もうお前はこのチキンレースから逃げられないんだよ、一生な!」
人間態・声:武子直輝
概要
第23・24話に登場。
バット型ロイミュード091が進化して誕生した上級ロイミュードの1人。モチーフは恐らくランチャー砲。変化の無い日常に不満を抱き、刺激を求めていた学生・茂木拓郎の心の闇に同調し、『連続予告爆破事件』を引き起こして彼に刺激的な日常を与え続けていた。
性格は陰湿かつ残忍。刺激を求め続けた挙句に最終的に茂木自身を標的とした「チキンレース」を思いついて彼を狙った爆発を何度もしつこく繰り返したり、一度勝利したマッハに対して「なんだ、弱い方のライダーか」と小馬鹿にしたような発言をしたりしていた。
なお、茂木の前に姿を現したときには既に進化を果たしていたが、096の時と同様、声は異なっており、当初はまだ茂木をコピーしたわけではないため、どういった経緯で進化を果たしたかは不明。
能力
肉眼では捕えきれないほどのスピードで物体を撃ち込むことが出来る。
この能力を活かして、体内に収納された命中と共に爆発するダーツ型ミサイル『ブラストダート』を物体に撃ち込み、警察に予告状を送り付け、指定時刻に任意の場所を攻撃。これにより「事前に点検したはずの場所が見えない爆弾で爆破された」かのように装っていた(ちなみに予告状を送ったのは茂木で、彼の予告通りに爆破事件を起こすと言うのが当初のスタイルであった)。また肩部の4つのランチャー砲からも音速爆弾を発射させることが出来る。
その後、ドライブに敗北後、コアから復活する際にブレンから彼の持つ猛毒をプレゼント(『バイラルコア』に毒を注入するという方法で)され、毒の特性を持った『ブラストダート』を発射できるようにパワーアップを果たす。この強化に伴い、肩部のランチャー砲の色が赤紫から緑色に変化している。
活動歴
茂木拓郎に刺激を与える為に次々に『連続予告爆破事件』を引き起こしていたが、遊園地の観覧車をターゲットにした爆破予告をした際、現場を操作していたドライブ及び彼の協力要請を受けてやって来ていたマッハに(観覧車の爆破には失敗するが)大ダメージを負わせる。
とはいえ目論見が上手く行かなかったために腹を立てて、姿を現して2人と交戦。小型の『ブラストダート』で応戦して2人を翻弄した後、姿を消す。
そして今度は『4ヶ所同時爆破』の予告状を警察に出して挑発するが、前回の戦いでマッハの『トマーレ』によって偶然相殺されていたダーツから、彼の能力を推理した泊進ノ介に爆破の秘密を悟られ、更に潜伏していた「4ヶ所を同時に狙撃するのに一番都合がいいポイント」を西城究によって割り出されてしまった。
やって来たドライブ、マッハに対して「推理されても止められなければ問題ない」と、予定通りに大型『ブラストダート』を発射するが、ドライブ・タイプフォーミュラに阻止されてしまう。
大型『ブラストダート』をドライブが処理している間、自身はデッドヒートマッハにタイプチェンジしたマッハと激闘を繰り広げ、能力を酷使した為に動けなくなったマッハの隙を突き、彼の変身ドライバーを破壊して変身を解除させることに成功。
彼に止めを刺そうと迫るも、全『ブラストダート』を処理し終えて駆けつけたドライブに阻止され、新兵器の『シフトカー』である「ジャッキー」や「スパーナ」の攻撃で空中に吹き飛ばされた所へ、『トレーラーインパクト』を受け爆散し絶命した…かと思われたが、コアは命からがら破壊を免れ、その場にやって来ていたブレンによって回収された。
続く第24話にてマッハの変身ドライバーを破壊した功績をブレンに認められ、彼から猛毒を付与した『バイラルコア』をプレゼントされて復活。ちなみにこの際、メディックは冷酷にも「使えない」として処分しようとしていた。
更なる刺激を求めて、記憶と姿をコピーした茂木をターゲットとした『チキンレース』を展開するが、駆けつけたドライブや、己を見つめ直して初心に帰り、自信を取戻し成長したマッハに次第に押されて行き、最後は『トレーラーインパクト』と完全にデッドヒートの力をものにしたマッハの繰り出した『ヒートキックマッハー』の同時攻撃を受け爆散。今度は完全にコアも破壊されて消滅した。
余談
スーツはボルト・ロイミュードを改造したものである。
このロイミュードを最後に、通常の上級ロイミュードは登場しなくなる。
関連項目
仮面ライダードライブ ロイミュード 上級ロイミュード ロイミュード(バット型)
ゴ・ジャラジ・ダ 性格、肉眼で捕えられないスピード他共通点多し