概要
2面の柳の運河「柳の下の生首」の中ボス兼ステージボス。道中曲は「運河を行き交う人妖」。
普段は人里で人間に紛れ、一人でひっそりと生活している妖怪であり、人間とも妖怪とも打ち解けられないプライドの高さと、物事を斜に構えて見る性格の持ち主。
しかし打ち出の小槌の魔力に影響され、人里の近くで暴れてしまう。
そこを霊夢らによって退治され、今はもう大人しい。
名前に関して、「赤」が名字で「蛮奇」が名前という説があるが、ローマ字表記時Sekiとbankiの間にスペースが入っていないため「赤蛮奇」で一つの名前と思われる。
容姿
赤いマント(裏地は青)を身に着けており、そのマフラーのような部分で口が隠れている事が多い。
妖怪とバレないように首の切れ目を隠していると思われる。
ヘアカラーは赤で、リボンの色は青。リボンと黒い服には周りに赤い刺繍がついている。
赤いミニスカートと黒いブーツを履いており、ブーツにも赤い刺繍もしくは紐のようなものがついている。
ほとんどの身の回りが、赤と黒というシンプルな感じだ。
弾幕
自らの頭部を分離、さらには最大9つまで分身もしくは増殖させて弾幕に応用するという特技を持っている。スペルカード発動中に分離した首が迫ってくる様子は、もはや普通にホラーである。
首が外れるのはデュラハンじゃないか、と思う人もいるかもしれないが、ろくろ首のページにもある通り、首が分離するタイプのろくろ首は「抜け首」とも呼ばれ、むしろこちらのほうが中国の飛頭蛮の流れを汲む日本での原型らしい。ただ、切り離された頭などから「隙間無く連なった弾幕」を多用するのは伸びている首をイメージしたものかもしれない。
もっとも曲や一部のスペルカードもデュラハンの名を冠しており、意識しているのは間違いなさそうだが。
スペルカード
東方輝針城
スペルカード名 | E | N | H | L |
---|---|---|---|---|
飛符「フライングヘッド」 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
首符「クローズアイショット」 | ◯ | ◯ | ||
首符「ろくろ首飛来」 | ◯ | ◯ | ||
飛頭「マルチプリケイティブヘッド」 | ◯ | ◯ | ||
飛頭「セブンズヘッド」 | ◯ | |||
飛頭「ナインズヘッド」 | ◯ | |||
飛頭「デュラハンナイト」 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
弾幕アマノジャク
スペルカード名 | ステージ |
---|---|
飛首「エクストリームロングネック」 | 二日目 シーン2 |
眼光「ヘルズレイ」 | 二日目 シーン4 |
飛首「ツインロクロヘッド」 | 二日目 シーン6 |
二次創作
カップリングは同じ2ボスである多々良小傘との絡みが見られる(こがばん)。
デュラハンナイトと姫としての組み合わせでわかさぎ姫も(赤わか、わかばん)。
二次ではわかさぎ姫、今泉影狼と3人でいることもある。赤蛮奇は草の根妖怪ネットワークのメンバーであるか不明であるが、この3人は製品版において「今はもう大人しい」と記されていることと体験版組という共通点があるため、よく描かれる。
その名前から赤さんと呼ばれることもある。
また、赤と黒というと紅い悪魔の館を連想させるが…。
余談ではあるが2013年5月26日の輝針城体験版公開前に神主のブログにてドット絵のみ公開されている。
そのドットから立ち絵を予想した人もいるようだ。
東方深秘録においては、都市伝説:首なしライダーとして登場するのでは、と予想もされていた。
関連イラスト
関連項目
二次創作
こがばん 赤わか かげばんき せいばん ばんよし ばんれいむ
蛮霖(NL)
その他
初風(艦隊これくしょん):二次創作になるが、赤蛮奇と同様に首が独立飛行するようになった初風のイラストについて「デュラ風」なるタグがつけられる。ただしこちらは史実ネタ。