概要
『ポケットモンスター』シリーズに登場する天候のうちの1つに「ひざしがつよい」があり、その天候の時に有利になる要素を中心に組んだパーティのことを差す。
天候の名前は本来「ひざしがつよい」だが「晴れ」と呼ばれることが多く、伴って「晴れパーティ」⇒「晴れパ」と呼ばれる。
「ひざしがつよい」は『金・銀』で登場した技「にほんばれ」や、『ルビー・サファイア』で登場した特性「ひでり」で発生させることができる。
また、『オメガルビー・アルファサファイア』で登場した特性「おわりのだいち」は、上記の特性の上位版となり、効果も強くなっている。
「ひでり」による天候変化は登場当時永続だったが、『XY』以降5ターンまでとなった。
この天候時に起きる効果は「にほんばれ」の項を参照。
だが本来技の威力が上がるのはほのおタイプのはずなのに、天候「ひざしがつよい」で「すばやさ」が2倍になる特性「ようりょくそ」はくさタイプのポケモンしか持っていない。
しかもくさ/ほのおの複合は第7世代になっても未登場。「ほのお/みず」すら出たというのに。
その為単体火力で押し切るのではなく、「くさタイプお得意の補助を駆使してサポートしつつほのおタイプで攻撃する」というコンボ戦術を主とする。最近ではドレディアとコータスがそれに当たる。
もちろんくさタイプ自身が攻撃することもあり、特性「サンパワー」を持っていれば威力も上がるが、この特性を持つと「ひざしがつよい」の時にダメージを受けてしまう為諸刃の剣となる。
以上の点から、パーティ構成難易度はやや高めとなっている。
シングルでは中々成立しづらいが、ダブルでなら多少なりとも戦えるだろう。
ただしどの天候にも言えることだが、世代を経るにつれて他の天候に書き換えられることが増えてきたため、6匹全てで天候の恩恵を受けようとはせず、他天候の対策要員を何匹か入れておく方が戦いやすい。
第4世代までは特性「ひでり」が禁止級のグラードンのみであり、ユキノオーの霰パやバンギラス、カバルドンの砂パとは違って「にほんばれ」で行わなければならず、技による天候変化である関係上ターン制限もあった。
『BW』でキュウコンに「ひでり」が搭載されたものの、「すばやさ」の高さが災いして天候の取り合いに負けることが多く、今一つだった。
更に第6世代で天候変化特性の効果は5ターンまでという修正がかかったものの、同時期に何とメガリザードンYが「ひでり」を獲得し、交代よりも後に天候が発動できることから特にダブル以上で人気を集めた。
また『ORAS』ではゲンシグラードンが「おわりのだいち」を引っ提げて登場し、脚光を浴びた。
第7世代では新たにコータスが「ひでり」を獲得している。コータスは現状最も「すばやさ」種族値の低い天候変化特性持ちであり、天候の上書きがされにくい。