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剣の試練の編集履歴

2017-07-08 20:53:27 バージョン

剣の試練

つるぎのしれん

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドにおけるダンジョンイベントの一つ。 (多分にネタバレを含むため、自力攻略したい方はブラウザバック)

概要

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの追加DLC『エキスパンション・パス』に含まれるダンジョン。


「何度も使えるけど、攻撃力30、特定の状況でしか真価を発揮しないし、今作の退魔の剣って微妙だな…」


…などと今まで思っていたプレイヤーにはうってつけの、マスターソードの力を完全には引き出せていないリンクの精神力等を鍛える名目で存在する、言わばゼル伝版精神と時の部屋


コログの森の台座にマスターソードを差し直すことにより発動する。(事前にソフト更新が必要)


サイハテノ島の“野生の試練“のように、プレイヤーは一貫して初期状態はパンツ一丁で、剣を戻した直後にワープするため、武器や食料は何一つ持ち込めない。(なお直前に使った料理効果と増加体力は引き継がれる)


このダンジョンはマスターソードを完全に覚醒させる試練でもあり、力の試練と同様、『序~極位』までが存在。


位を攻略するごとに10ずつマスターソードの攻撃力が上がっていき、完全に制覇するとマスターソードが覚醒し、ガノンの魔力を帯びていない場所でも常時フル性能状態と化し、刀身が眩い光を放つようになる。


要は高い耐久性と攻撃力60のマスターソードがどこでも何度でも扱えるという夢のような要素なのである。


  • 覚醒時性能
威力D:60
蛮族一式補正D:90
耐久性(一回攻撃=1)188
剣ビーム無限・D:20勇者服補正D:30

片手剣としては獣神の剣(攻撃58)をも上回る過剰なまでの威力を誇る。

蛮族装備と併用すれば、赤や青ボコブリン、赤モリブリンといった初期の魔物ならワンパンで沈み、黒系でも片手指程の手数で撃沈する。


無論、イワロックや白銀系などの中ボス、或いはそれに匹敵する力を持つ魔物に対しても尋常ならざる威力を発揮し、退魔の剣の名に恥じない圧倒的な性能を遺憾なく示す。


加えて通常時のマスターソードの4倍以上もの高い耐久性を誇り、破損しても通常通り、10分間待てば再使用が可能。


蛮族を一式着込み、尚且つ剣の耐久がほぼフル状態ならば、2~3体の白銀ライネル、もしくは金色ライネルに真っ向から近接・回避ラッシュのみで戦っても、剣が破損する前にねじ伏せることができる。


体力全快時のみの状態でRボタンで発射する剣ビームは、覚醒前と違い耐久力を削ることなく何度でも発射することが出来る。


二段以上強化の勇者服と併用すれば30ダメージとなり、最初期のマスターソードの一撃分に相当する。

わざわざ直接斬りつけたり、弓矢を使って耐久値を消費せずとも、大抵のザコ敵はこの剣ビームだけで事足りる。



あらゆる武器が霞む程の性能を保有し、言うなれば、本来は両手剣扱いで最重量の巨岩砕き(攻撃60)を片手で振るのと同義。

"王家の両手剣(攻撃52)"以上の威力を持った巨岩砕きを片手で軽々と振り回していたとされるダルケルの気分を味わえる。


蛮族一式のダメージ補正を掛けた覚醒マスターソードの斬撃は、希少イワロックなら10発、白銀モリブリンなら12発、白銀ライネルであれば60発もあれば撃破可能。


しかしそんな(公式)チート級の力をそう易々と渡すものかと言わんばかりに、試練の難易度は非常に高め。


“虎穴に入らずんば虎子を得ず“である。


内部

部屋は各位合わせて全部で45部屋。

位が上であるほど階層は増えていく。


数多の地形、環境の通常フィールドの一部を真四角に切り取り、の中に閉じ込めたような部屋が連続で続く。

部屋内の全ての敵を完全に倒すとワープ地点が作動し、次の階層へ進めるという、ペーパーマリオRPGの『100階ダンジョン』に近い仕組みになっている。


試練はフィールドの要素を全て詰め込んでいるため、祠を全部巡っている場合であれば、比較的対処が容易になっているはず。


  • 補給

部屋内には隠された宝箱、アイテム(矢や食料)入りの箱が置かれていることがあり、基本的にはこれらから装備を現地調達することになる。


部屋に隠されている宝箱には有用なアイテムが入っている確立が高いため、出来る限り探して拾っておくと後が楽になる。

鉄の宝箱ならマグネキャッチで攻撃に転用する事も出来る。


  • 戦闘

武器もほぼ全て魔物からの強奪方式。

木の棒や棍棒から始まり、徐々に新しく強い武器へと換装していく。


だが強い武器を手に入れたからと、性能を考慮せずに闇雲に消費すると詰むこともあるため、高品質な武器は温存させ、強敵と対峙した場合等、ここぞという時に使うことも視野に入れておかなければならない。


戦略性も非常に重要となっており、脳筋感覚で何も考えずに戦ってもスムーズな攻略は難しい。

想像力を働かせ、地形やギミックを上手く使い、最小限の消費で最大限の攻撃を心掛けるべし。


武器の消費を抑えるため、雑魚はリモコンバクダンや弓矢のヘッドショット等で吹き飛ばし、奈落やマグマなどに叩き落とすのも立派な戦略である。

どんな手段で戦うかはプレイヤー次第。


観察眼や洞察力も問われ、フィールドのギミックや怪しい所、食料の特性や魔物の能力等、幅広いブレスオブザワイルドの知識が必要になり、予め準備したり、地形のギミックや環境に順応する臨機応変さも試される。


  • 鬼畜

ロクな防具も無く、入手できる武器も殆どが最低限であるため、ほんの僅かなミスでもゲームオーバーに直結する。

なお死んだら最初からやり直し。


普段はそれほど問題にならないボコ棍棒の一撃や、ボコ弓の矢一本のダメージでも大きな痛手となり、リザル系やらの金属製武器に至っては一発で致命傷となることも十分あり得る。


こちらの武器が枯渇した場合でも、シーカーストーンのリモコンバクダンでごり押しすることは可能だが、黒以上の魔物や中ボス相手では非常に時間が掛かる。


その上、僅かでも爆風範囲を見誤れば無駄な大ダメージを食らい、地形によってはマグマなどで追加コンボが発生する。

そんな極限状態に陥らないように対応するのも一つの戦略である。


ちなみに軽い気持ちで攻略出来ないよう、試練の祠の内部と同様、英傑の加護は一切使えない。


無論、途中セーブなんて甘いことも出来ない。


魔物

挑戦する位にもよるが、ノーマルモードなら基本的に赤から黒までのメジャーな魔物(ボコブリンモリブリンリザルフォス)、ウィズローブヒノックスライネルガーディアン等。


通常フィールドタイプから中ボスまで、(ステージの面積の問題でモルドラジークを除いた)ほぼ全ての魔物が配置されている。

配置の仕方は全てプレイヤーの予想の斜め上を行く。


なおドロップ品は持っていた武器以外は何も落とさないため、くたばった魔物の屍を探す必要は無いので、武器と食料だけ貰って先に進もう。


  • 更なる脅威

ノーマルでも十分難易度は高いのだが、マスターモードでは敵が一段階強化されるため、通常時の更に上の個体で構成され、装備の消耗も激しくなる。


初っ端から初期装備で対処するには堅すぎる青や黒、時には白銀や金色がさも当たり前のように出現し、加えて放っておくと魔物の体力が勝手に自動回復するため、可能な限り短時間で倒す必要がある。


これらの鬼畜要素で、ノーマルモード版とは比較にならない高難易度となっているため、これを攻略するのは相当な猛者(勇者)かドMである。


救済

ここまで見ると難易度高くて心が折れそう…なんて思ってる人も居るだろう。


しかし案ずるなかれ、導師(任天堂スタッフ)のせめてもの慈悲として、中ボス戦後など、一定階層ごとにボスバトル恒例の回復部屋(セーフルーム)が存在する。


木々の根元に生えたランダムな食料、武装や防具が入った宝箱が3つ、食料等が少量入った木箱、魚が数匹居る池、調理用の鍋、保険のための妖精が居る。(不用意に近づくと逃げるが)


ここで集めた食材を調理して回復手段を増やし、武器を補充して次に挑む形式となっている。

極位には一応マックス素材があるので、最も長時間の攻略となる極位でも、多少はモチベーションを保つことが出来る。


なお道中で入手出来る武器や食材がヒントになっていることもあるため、よく考えて配分することも攻略のカギとなる。


まとめ

道中で得た物は一本の矢から一つの薪まで全て使う思考で挑むことが重要となる。

手に入る木の矢一本、僅かな属性矢も時には生命線となり、普段は目立たない薪すらも、使い方次第で大きく戦況が変化する。


だがゲームオーバーになれば、どこまで進もうとも何もかも初めからなので、リンゴ一つも無駄にせず、最悪薪を料理して食料にしてでも攻略する心構えはしておくことが推奨される。


試練を経て覚醒したマスターソードは、ノーマルモードなら敵なし、マスターモードでも白銀や金色系に対しても非常に有効打となる。


閉ざされた空間で死に物狂いで戦い抜き、是非ともその凄まじい性能を体感しよう。

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