概要だぜ
スリラーバーク編にて、主人公モンキー・D・ルフィが王下七武海ゲッコー・モリア及びその最高の戦力であるオーズと戦うため、モリアの能力により集められた他人の影を100人分取り込みパワーアップした姿である。
この影は、モリアに影を奪われ太陽の下に出られなくなりスリラーバークに住み着いていた海賊"求婚のローラ"率いるローリング海賊団を中心とした"被害者の会”の者達が、いつかモリア達と戦う時のためにコツコツと集めていたもので、この影を使ったパワーアップを提案したのも"被害者の会"である。
本来ならば、一人分の影を取り込むだけでも相当な負荷がかかり、過剰摂取すると意識を失うリスクがあるのだが、ルフィは正気を保ったまま100人分の影を取り込むことに成功した。
肌は青くなり、目元に大きな隈ができた(この隈は影を1個取り込んだ時点でうっすらとだがでている)髪は逆立ち身体が一回りほど膨張し、口調が「~だぜ」となっているなど多少の悪影響が出ている。
圧倒的なパワーでオーズを叩きのめし、腹の中に入っていたモリアをKOに追いやるものの、時間切れになってしまい影がすべて抜け、元のルフィに戻った。
後にルフィが自力で編み出した形態「ギア4」は、目つきや体格などがどことなく似ている(ウソップギャラリー海賊団でも指摘したイラストがある)。
能力だぜ
オーズのコークスクリューパンチを張り手一発で留め、推定数百tはありそうな巨体を髪の毛を掴んで軽軽振り回すほどの超怪力を得た。また、海軍剣士の影を取り込んでいるため、背負った大剣でオーズを軽軽と切り裂いている。
身体が伸び縮みする性質は変わっておらず、遥か遠方まで一瞬で走り去るなどスピードも上昇している(予備動作の段階をハッキリ目視する程の隙を与えてなお、モリアが一挙一足を視認すらできないなど)。
余談です!!
構想段階でのナイトメア・ルフィの初期デザイン(ONE PIECE GREEN SECRET PIECESより)
シルクハットにシマシマの服を着ている。体型に変化は無く、むしろ当時のルフィとしては珍しい長袖の服を着てるせいか普段よりも細身な印象がある。また、上記のイラストでは見えにくいが、この時点から目元に隈があった。
誰だァ!!!
私です!!ルフィです!!「七三!!?」
この他にも長袖のコートを羽織り、眼鏡を掛け、髪型が七三分け、口調が『~です!!』になるなどルフィらしかぬ生真面目さを持った"まじめ"ルフィなども存在した。
また、初期段階から剣豪の影を取り込み、剣術が使えるようになる事が決まっていたため、どちらの格好でも刀を所持していた。