三菱重工長崎造船所とは、三菱重工業(三菱重工)の礎にして中心である大造船所である。所属会社の社名変更により、三菱造船長崎造船所と呼ばれていたこともある。
戦前は後の川崎重工業となる川崎造船所の戦艦榛名と共に、日本初の民間建造戦艦となった戦艦霧島以来、呉海軍工廠・横須賀海軍工廠と並ぶ四大造船所として軍艦は無論、多数の商船の建造に当たってきた。戦後、財閥解体にあたっても生き残り、再建された三菱重工の中心としてイージス艦あたごや客船飛鳥Ⅱなどの建造を行っている。
第三船渠をはじめ5つの施設は世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を構成する資産に含まれている。
建造された主な艦船
第二次世界大戦敗戦まで
重巡洋艦「古鷹」「青葉」「羽黒」「鳥海」「三隈」「利根」「筑摩」
駆逐艦「神風」「朝風」「照月」「涼月」「新月」「若月」「霜月」
戦後
イージス艦「こんごう」・「きりしま」・「みょうこう」・「あたご」・「あしがら」
客船「飛鳥Ⅱ」
「艦隊これくしょん」にて
同ゲームで実装されている、眼鏡着用の艦娘のうち3名(霧島・武蔵・鳥海)が三菱造船長崎造船所の出身で、姉妹艦の火力自慢・武闘派な史実エピソードもあり(そうでなくとも長崎生まれは火力自慢の艦娘が多い)、公式4コマ漫画にて摩耶から「長船のメガネは怒らせると怖い」と言われている。