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シャルル・ジ・ブリタニアの編集履歴

2017-10-15 15:11:35 バージョン

シャルル・ジ・ブリタニア

しゃるるじぶりたにあ

『コードギアス』シリーズの登場人物。

CV:若本規夫


「競い、奪い、獲得し、支配しろ、その果てに未来がある!!」


人物像

神聖ブリタニア帝国第98代皇帝

ルルーシュナナリーの父親であり、威厳と威圧に満ちた強烈なカリスマ性を放つ絶対君主。

そしてルルーシュが打倒を誓った怨敵にして天敵

「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」という独自に理念を持っており、それを実践するため、皇位継承者同士を争わせ、最後に勝ち残った者を次期皇帝にすることを宣言している。


一見すると貪欲な独裁者に思えるが、実際には政治には興味が薄く、政務の殆ど次男・シュナイゼルに任せ、自身は王宮内にある「黄昏の間」で過ごしていることが多い。


その本性はどんな些細な「嘘」も嫌う潔癖な精神性の持ち主。それは、人を想ってついた「優しい嘘」でさえも許せない程である。

そうなったのには、かつて実母を親族間の帝位の争奪によって喪い、嘘と裏切りに染まった現在の世界に絶望した経緯があり、果てには兄であるV.V.や妻・マリアンヌ、忠臣であるビスマルク・ヴァルトシュタインらなど、一部の信頼を置いた人間たちと共に「嘘のない世界」の創生を誓うまでとなった。

108人もの妻を持つが、殆どは貴族たちから薦められた女性であり、真に心から愛したのはマリアンヌだけだった。ルルーシュやナナリーへの風当たりが強いように感じるが、自身が愛した女性との子供ゆえ、彼なりに愛していた模様。兄妹を日本に追いやったのも、二人を余計な争いから遠ざけるのが当初の目的だった。


嘘のない世界を作るべく、世界各地にあるギアスに関わる遺跡を調査させ、「Cの世界」の存在を知る。そして“アーカーシャの剣”を用いて「Cの世界」を打倒し、人々の意識を“個”から“集合体”に変化させ、互いが真に意思を疎通させていける世界を目指した。

そのために遺跡がある国家へ重点的に進攻し、占領していった。日本も神根島の存在ゆえに、ルルーシュ兄妹を疎開させながら侵略を断行している。


決して血も涙もない訳ではないが、自らの計画が「死者との意識共有」も可能にすると考えていたため、“死”そのものへの感傷が大変に薄い。我が子が危機にさらされる懸念がありながら日本に侵攻したのは、この思想に囚われていたためでもある。


なお今でこそこんな厳つい外見だが、若い頃はルルーシュに負けない美男子だった。髪はナナリーと同じ栗毛。性格面でも親しいものへの優しさ、理想を実現しようとする野心、一度決意すると如何なる犠牲をも払う覚悟の強さ、確実に勝ちに行く権謀術数の腕前……等々、(ルルーシュは認めたがらないだろうが)親子でよく似ているといえよう。

因みにギアスの性質もかなり似ている(相手の目を見つめて発動すること、相手の思考に干渉し思うがままに操ることなどが共通)。


活躍

コードギアス 反逆のルルーシュ

三男・クロヴィスの葬儀で衛星中継による演説をおこない、息子の死が「帝国の進化の証」と豪語してみせた。……が、これ以降は大きな出番はなかった。

ユーフェミアによる日本人の大虐殺直後にワンカットのみ登場したが、実の娘を襲った悲劇をも意に介さず「あやつめ、やりおったわ!」と叫び大笑いしていた。恐らくこれは先述の「死への感傷の薄さ」が原因だろう。


コードギアス 反逆のルルーシュR2

“相手の記憶を改竄するギアス能力者”であることが発覚し、ルルーシュの記憶を改竄したほか、アッシュフォード学園の生徒会メンバーの記憶を書き換えている。

そして、黒の騎士団がギアス嚮団を襲撃した際、兄・V.V.がかつて嫉妬からマリアンヌ暗殺を企てたこと、そして今度はルルーシュの暗殺を独断で遂行したことを追求し、自分に二度嘘をついた報いとして彼から不老不死のコードを奪い去り、死に至らしめている。

そしてルルーシュとの直接対決に至り、ギアスを掛けられたがコードを所持していたため無事だった(後述の行動を考えると、ルルーシュを誘き出すため態と抵抗せずギアスを受けたのかもしれない)。暫く死んだふりをしていたが、ルルーシュが死亡を確認しに出てくると起き上がり、自分が不死であるという事実を突きつけて心を折っている。

その後C.C.からコードを奪おうとするが、C.C.がルルーシュの説得を聞き入れてコードの譲渡を拒否し、更に蜃気楼の乱入によってアーカーシャの剣を壊され、そのまま行方不明となる。


しかしゼロによる「超合衆国日本」の宣言と時を同じくして本国に復帰。

シュナイゼルの進言を「俗事」と取り合わなかったことから、クーデターを計画されるも、それを無視して神根島に向かい、嚮団の残党を率いてアーカーシャの剣を修復。

そこで再びルルーシュと対峙し、自らの計画のすべてを語って聞かせ、あとから来たC.C.、マリアンヌ、枢木スザクらの前でアーカーシャの剣を起動させる。

しかし、ルルーシュに彼の求める世界が「自分たちに“だけ”優しい世界」だと論破され、更にルルーシュがギアス能力を昇華させて「Cの世界」にギアスを掛け、アーカーシャの剣の軌道を停止させてしまう。

これによりアーカーシャの剣が崩壊を始め、「Cの世界」からも拒絶されたことから自身の肉体が崩壊を開始。シュナイゼルの作ろうとする世界の危険性をルルーシュに訴えるも、ルルーシュに拒絶され、マリアンヌとともに完全消滅した。


彼が欲した「嘘のない世界」による平和への理念は、ルルーシュの思想にも影響を与えた。

そして、コードギアスの世界の現状を考えれば、リフレイン麻薬中毒者やシャルルとマリアンヌが過去だけの世界に救いを求めるのも無理も無い話だったのも事実であった。

それらとこれまでルルーシュとスザクが失ってきたものを思いあぐねた末に、後にカタチを変えて決行されることとなった。


関連タグ

コードギアス

ルルーシュ・ランペルージ V.V. マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア

ビスマルク・ヴァルトシュタイン

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