概要
ニンニンジャー達の祖父にして最強の忍者「ラストニンジャ」と謳われた実力者。
本編開始の4年前、妖怪として復活した牙鬼幻月を、48枚の封印の手裏剣を以て封印し、世界に平和をもたらした。
その時の戦いで死んだと思われていた(道場には遺影と思しきモノクロ写真すら掲げられていた)が、実は未だ存命であり、来るべき牙鬼との対決に備え巨大カラクリ兵器オトモ忍を密かに建造、更に牙鬼軍団の襲撃で爆破された忍術道場に代わる新しい道場をいつのまにか用意していた。
人物
「ラブ&ピース」を標榜し、牙鬼軍団打倒のためにニンニンジャーの「忍タリティ」を磨くべく、指導・支援を行っている。
戦いに赴く時こそ由緒正しい忍び装束を身にまとうが、普段は今風のファッションを着こなし、イタリア語や英語を交えた喋りをするなどファンキーな面も目立つ。
また、平時は変装しておでん屋台を引いている(本人曰く「バイト」)ほか、カレーの移動販売なども行っている模様。
ニンニンジャー達の祖父としての、また忍者としての優しさと厳しさを兼ね備えており、ラストニンジャと謳われたその実力はなお健在。
高所から颯爽と飛び降りたり、道場を埋め尽くすほどの分身を生み出したりと変身している天晴ですら現状は太刀打ちできない程だが、一方息子の旋風には牙鬼軍団と戦う力はもう残っていないと語っており、自分を超える(=ラストニンジャの称号を継ぐに価する)忍者となる可能性がある……かもしれない孫達に今後を任せるつもりのようである。
また、アカレンジャーやニンジャレッド、ハリケンレッドらと顔見知りであるらしく、交友関係は非常に広い模様。
死亡したと思われていた数年間は修行のため世界中を巡っており、その過程でキンジ・タキガワ(後のスターニンジャー)と出会い、「忍タリティを磨き自分を倒したら弟子にする」という約束を交わしている。
ちなみに天晴の語る所によると、中国でパンダ30頭に勝った、ジャングルで30mの大蛇を倒した、ミンミン軒の巨大ギョウザを30分で完食した、などの伝説を残しているとのこと。やたら30に纏わる話が多いが、これが事実かは不明。
それらの伝説の一つである「宇宙人と30回交信した」際には友好の証としてオトモ忍「UFOマル」を贈られたとされており、そのオーバーテクノロジーが全てのオトモ忍に使われている技術の源流と言われている。
12話では、かつて十六夜九衛門を弟子にしていた事が判明。
頑なに弟子を取るのを拒んでいたのも彼に関する何事かが原因だったようだが、現時点では詳細不明。 しかし20話で天晴らが、自分が手なづけられなかった「天空のオトモ忍」ライオンハオーを仲間にすることに成功した事もあり、それを認めてキンジを「弟子見習い」という形で受け入れることにした。
時々シリアスな一面を見せながらも敵も味方もはぐらかしていたが、44話にてラストニンジャは「先代を斃して忍タリティを奪う」事と天晴に告げる(回想で若き頃の好天が父(旋風や春風の祖父に当たり、天晴や風花や八雲や凪や霞の曽祖父に当たる)を斬って忍タリティを吸収している)。そして、天晴がニンニンジャーの面子は誰も爺ちゃんを斃す気は無いと何度も言った事が逆に仇になり、「全員ラストニンジャ失格」を告げる。
しかしこの回ではゲキアツダイオー誕生の経緯がクローズアップされており、次回予告でも現メンバーは好天のやり方とは違うやり方を強調している。
そして次の45話にて、遂に牙鬼幻月と対決。幻月を相手に一歩も引かない戦いぶりを見せ、好天の力を奪うのではなく、自分たちが編み出した新たな力でラストニンジャになると決意を表した天晴たちが忍タリティを取り戻した旋風と共に駆けつけ、そこに合流し孫や息子と共に親子三世代によるアカニンジャーへの変身を披露した。
名乗り口上は「果てなき日輪、アカニンジャー」(忍シュリケンを使わずに変身している)。
46話では幻月と一騎打ちを繰り広げるも、その隙に久右衛門に背後から刺され、変身解除に追い込まれた。さらにここで、実は好天は幻月を封印の手裏剣に封じ込めたときに既に死亡していて、終わりの手裏剣の力で人間としての形を保っていた事が判明。そして久右衛門に忍タリティと終わりの手裏剣を奪われて消滅してしまった。
しかし、そのような事態に備えて狸の置き物の中に隠した箱の中に分身をあらかじめ隠しており、孫達や旋風にメッセージを伝える。
最終話では、久右衛門の忍シュリケンを用意しており、天晴曰く、「久右衛門に弟子に戻って欲しかった」とのこと。また、久右衛門が死ぬ直前に幻影となって現れ、彼に手を差し伸べる。師匠と弟子の熱い絆がまだ途絶えてなかった、ということだろう。
謎
第6話で十六夜九衛門と対峙した際に語ったところによると「幻月を完全に封印できなかったのではなく、しなかった」との事だが、恐らく、幻月との戦いで命を落としたことで、幻月を完全に封印するための「終わりの手裏剣」で、自分の生命を維持していることをほのめかしていると考えられる。
ラストニンジャの宿命として世界を終わらせる事ができるほどの力を秘めた「終わりの手裏剣」を守護していたとされるが、好天がシラを切り通している事もあり、その所在は今なお不明であった。
しかし、32話での九衛門と対峙した際、ニンニンジャー達を撤退させる時に謎の光を発しており、九衛門が「あの光、終わりの手裏剣はやはりあいつが…」と呟いていた事から、やはり彼が隠し持っている可能性が高くなった。
41話では何故か手の一部が粒子となって消滅する現象が起こっており、ただの人間ではなくなっているようである。この理由は後の46話で上記のように「終わりの手裏剣で辛うじて姿を保っていた」故であったことが判明した。
備考
44話にて彼の若い頃を演じたささの翔太は、笹野高史の実の息子(長男)である。同じく次男・ささの友間も47話で凪の同級生役で出演。
また、45話にてアカニンジャーに変身したことで、キョウリュウシルバーに変身する桐生ダンテツを演じた山下真司氏(変身当時62歳)を抜いて、変身当時67歳と歴代戦隊史上最高齢での変身を更新した。
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