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オーヴァンの編集履歴

2017-11-11 20:06:27 バージョン

オーヴァン

おーゔぁん

オーヴァンとは『.hack//G.U.』の登場人物。

「ハセヲ...真実を知りたいとは思わないか?」



CV東地宏樹


概要

The World R:2

遠距離からの銃撃戦を得意とする銃戦士(スチームガンナー)のジョブを持つ、キー・オブ・ザ・トワイライトを探し求めるギルド「黄昏の旅団」元ギルドマスターの男性。

常に冷静沈着で喜怒哀楽の感情を表に出すことは少なく、質問には比喩表現を交えた遠回しな言葉でしか応じないという、よく考えるまでもない変人。だが揺るぎない行動指針と不思議なカリスマ性を持っており、「黄昏の旅団」のメンバーは彼に惹かれて在籍している者がほとんどであった。


武器は細身ながらも1mほどの銃身と刀身をもつ青黒いバヨネット「冥銃剣・逢魔ヶ刻」を愛銃として携帯。仕様外のモデルである巨大なギブスで左腕を覆っているほか、PCそのものがエリア一つ分に匹敵する大容量を内包している、桁違いのチートが施された謎のPCでもある。

そのチートによるものかは定かでは無いが、戦闘力も非常に高い。


偶然PKから助けた縁でハセヲとは師弟のような関係ではあるが、志乃から異性として好意を向けられている事もあり、彼からは羨望と嫉妬の複雑な感情で見られている。

また、彼の中に眠る特別な力の存在に出会った当初から気が付いており、彼の成長を期待して「強くなれ」という言葉をハセヲによく投げかける。



.hack//roots」の中盤、「背面都市_マグニ・フィ」に於いて敵対ギルド「Tan」とキー・オブ・ザ・トワイライトを巡って交戦。旅団のメンバーにサポートされながら一人都市の最奥に向かうも、その後謎の失踪を遂げてしまう。(実は「Tan」や「キー・オブ・ザ・トワイライト」の情報もシステム管理者による罠であり、彼らにPCを捕えられて拘束されていた。)

しかし数ヶ月後。「.hack//G.U.」の序盤、「死の恐怖」となったハセヲの前にふらりと現れた。その後もハセヲの行く先々に現れ、謎めいた言葉や助言を残していく。


リアル

犬童雅人(26)

1991年生まれの男性、天才的なハッキング技術を持つ。

2017年時点ではネットワーク管理局(NAB)の調査員だが、以前から様々な職を転々としている。

好きな花の色は黒色。志乃曰く、容姿は結構かっこいいらしい。


PCがシステム管理者に捉えられ際はリアルでも消息を絶っていたが、現在は未帰還者となった志乃を救出するために碑文使いAIDAについて独自の調査を行っている。


登場作品

.hack//G.U.

.hack//Roots

.hack//Link


関連タグ

.hack ハセヲ 志乃 黄昏の旅団




































※この先は.hack//G.U.の最も重要なネタバレが存在します

























怯えなくていい...






その目に焼きつけろ




「さぁ、俺を斃せ、ハセヲ! そして、お前の真実を―――奪い返すがいい!!」

ハセヲーヴァン

正体

vol.2「君想フ声」の終盤、彼は驚愕の真実を明かした。

その正体はAIDA「Tri-edge(トライエッジ)」に寄生された真の三爪痕(トライエッジ)にして、最初に覚醒したモルガナの第八相「再誕」コルベニクの碑文使い。

つまり、志乃を殺害して未帰還者に陥れた張本人である。


左肩の巨大なギブスは寄生したAIDAを隠匿・封印するためにつくり出した碑文の産物であり、あの三本の傷痕両手の武器と第三のAIDA触手により放っていた。この”異形の聖痕”は異常な威力を誇り、武器などによる防御を無視して一撃で相手のPCボディをバラバラにして吹き飛ばすほど。

TLILOGYではパイクーンを憑神を呼び出す隙も与えず惨殺し、アトリの首と胴体を切断。ハセヲの手足を吹き飛ばした。

他のPCとは違いAIDAを意のままに操る能力(彼曰く、”操っているのではなく「危険な友人」として互いに理解し合っている")を持ち、をけしかけてAIDAを与えたのも彼の仕業だった。


彼が使用していた愛銃「冥銃剣・逢魔ヶ刻」も実はコルベニクのロストウェポン「来タリシ転生ノ刻」を偽装したもの。

戦闘では右手にこの銃剣を、左手にはAIDA浸食を受けた短剣(形状から察するに、G.U.中に存在する双剣「回式・竜頭」だと思われる)を装備。さらには自律的にサポートを行うAIDA「Tri-edge」の触手によって、死角を生じさせない独特の三刀流のスタイルをとる。AIDAに感染している影響なのか普通のPCでは有り得ないほどの跳躍力と瞬発力を有しており、瞬時に懐に飛び込んだと思えば間髪入れずに相手を斬り刻み、トドメに銃撃や「三爪痕」で対象を完膚なきまで吹き飛ばす。その戦法はもはや銃戦士のソレではない。


また、「隣人」と呼称されるAIDA浸食を受けたコルベニクの「シーカー」と思わしき球体の傀儡を召喚。

魔法攻撃を行う「光束」、オーヴァン自身に全ての攻撃を無効化するバリアを付与する「拒絶」、そして急速にダメージを回復させる「復元」のいずれかを三体まで際限なく発生させ、使役しながら戦う。


その碑文とAIDAの力により増幅された規格外の戦闘力はかつてトライエッジと思われた蒼炎のカイトを造作もなく下すほどで、小説版ではハセヲを含めた他の碑文使い達が全力を出してもなお勝つことが出来ない程の圧倒的な存在として描写されている。



vol.2終盤。因縁の地である「背面都市_マグニ・フィ」で激情に駆られたハセヲ達との激戦を繰り広げるも、彼のスケィスによりコルベニクもろとも消滅させられてしまう。

そのまま未帰還者となったかに思われたが、その後グリーマ・レーヴ大聖堂にてハセヲの眼前に無傷で姿を現し、こう告げるのであった――”もっと強くなれハセヲ。俺を斃せるほどに。


彼にはコルベニクの「再誕」により、例えデータドレインを受けようとも”殺されても復活し、斃すことはできない”とゆう強力無比な能力が備わっていたのである。






※以下、オーヴァンの真実








オーヴァン

「お前はよく応えてくれた......。ありがとう、ハセヲ」


彼が三爪痕として暗躍した真の理由。それは未帰還者となった妹、アイナを救うためであった。


実は彼の両親は既に死去しており、父親代わりとして年が14歳も離れたである犬童愛奈アイナ)を男手一つで育てていた。しかし、彼女が持つ生来の難病が悪化したためにドイツの施設に転院させることに。

彼は離ればなれになった妹と会える場所を作るため「The World」に誘い、二人は大切な時間を過ごしていた。


そんな折、不運にも「創造主の部屋」にて未知の生命体AIDAに遭遇。

妹を庇って寄生されてしまったオーヴァンはAIDA「Tri-edge(トライエッジ)」に操られるままアイナを殺害、自らの手で妹を意識不明にしてしまう。(皮肉ながらもこの時の激しいショックから「再誕」の碑文に開眼している)

そして、それからのオーヴァン(犬童雅人)の人生はすべて、妹の救出のために捧げられることになった。


のちに彼は「キー・オブ・ザ・トワイライト」にまつわる究極AIの御力を借りてAIDAを駆除し、最愛の妹を救い出すことを秘めた目的として「黄昏の旅団」を志乃と共に立ち上げる。

....が、八咫による拘束を切っ掛けにして再びAIDAが暴走。能力を解放して拘束を撃ち破るに留まらず、脱出先のグリーマ・レーヴ大聖堂に傷痕を刻み込むとともにあろう事か自身の理解者であった志乃さえも未帰還者にしてしまう。

やがて、愛奈を助けるための時間(意識不明では難病の手術が出来なかった)も自身に寄生しているAIDAを抑えることも厳しくなり、彼は最終手段を選ぶこととなる。


最終手段とは、すなわち”全ての碑文を喰らい真に覚醒した死の恐怖、ハセヲ(スケィス)によってコルベニクの「真の再誕」を発動し、ネットワークをリセットすること”であり、それにより自分もろとも全てのAIDAを消滅させることを目的に行動していたのである。

碑文の覚醒には精神への強い揺さぶりが必要不可欠であるがため、それが可能となるようにハセヲ達を言葉巧みに惑わし、誘導し、自分の正体を伏せたままハセヲの成長(Grow.Up.)を促した。


そして、最後まで悪役を演じ続けた彼の計画は遂に成功する。


「再誕」発動後、AIDAは死滅。それにより妹の愛奈を含めた大勢の未帰還者達は救われたが、彼自身はリアルでも精神面に重大な損傷を負い意識不明となってしまった。再誕の余波は世界規模のネットワークトラブルを生じさせ、あらゆるものが被害を受けた。これによる膨大な経済ダメージ、交通、医療トラブルにより死亡した人も多く、CC社から全責任を押し付けられた犬童雅人は人類史上最悪の犯罪者として名を刻まれることとなる。

妹を助ける代わりに彼が受けた代償は、あまりにも大きなものだった。そして一年と三ヶ月もの間、The Worldに囚われ眠り続けた彼は……


小説版では設定が変更されており、本当に愛奈の父親になっている。

ゲーム版とは年齢設定などに細かい差異があると思われるが、リアルでもネット同様の風来坊だったとのこと。パイよりも更に若い年齢(推定18~23)で結婚し、愛奈を授かったが、ふらふらとした性分が祟って離婚。親権を失ったためThe Worldでしか会えなかったという、不甲斐ない背景が語られている。

宿したコルベニクの碑文は、第八識「阿頼耶識」を司っている。このため彼の言い回しは、人の根源的な部分を無意識的に揺さぶるものになっており、それが多くの人を惹きつけるカリスマになっていた。


関連タグ

もう一人の主人公 哀しき悪役

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