概要
自分が慕う年下の人物を自分にとって理想的な「大人の女性」に育てようとする計画のこと。そんな思惑や様子を描いた作品に付けられるタグ。
元ネタは世界最古の長編小説と言われる紫式部の古典『源氏物語』。
義母の藤壺を愛していた光源氏が、藤壺と似ていた美少女・若紫に惚れ、彼女を自ら養育して美しい女性に成長させた。そしてある夜、二人は結ばれ、光源氏の妻「紫の上」となった。
ここまで読めば判ると思うが、光源氏はロリコンではなくマザコンである。そもそもロリコンは「恋人は少女のままでいてほしい」と考えているので「大人の女性に育て上げる」光源氏計画とは相容れない。
言葉自体は『シティーハンター』で冴羽獠が海坊主(伊集院隼人)と美樹の関係を「光源氏計画」と呼んだことが最初と思われる(ただし海坊主自身にその意図はなく、獠が勝手にそう呼んだだけだが)。
それを受けて、現代では主に自分を慕う子供や後輩を、自分の理想の立派な大人に育てる意味で使われる。
その慕う相手は自分にとって年下で、ほとんどが男が年下の女子に対してすることに使われ、年上女性が年下男子に対しての場合、「逆光源氏計画」と呼ぶ。同性の場合もあり。
「光源氏計画」を成し遂げたキャラクター
本人が意図せず結果的にそうなった者も含む。